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一公の将棋雑記

将棋に関する雑記です。

12月9日の大野金曜教室(4)

2016-12-18 00:18:31 | 新・大野教室
17日の「あんでるせん」は、例年とは違う展開になった。マスターのマジックは健在だったが、私の方にいろいろあった。
詳しくは後日の旅行記に記そう。

(16日のつづき)

第4図以下の指し手。▲3二角△5一玉▲5四角成△6八歩成▲同金△9九飛▲6九金△6六竜▲6七銀打△5七竜▲5八歩△6八銀(途中2図)

▲4九玉△4八香▲同金上△同歩成▲同金△3七桂不成(投了図)
まで、佐藤氏の勝ち。

第4図で私は▲6七金と手を戻すつもりだった。しかしよく見ると、▲3二角が王手銀取りになる。自陣も銀取りだが、この取り合いは先手に利があると思えた。
それで私は▲3二角と打ったが、▲5四角成が詰めろではない。当然の△6八歩成が想像以上に厳しく、また形勢を損ねたと思った。
△9九飛に▲6九金。完全に攻守ところを変えてしまった。
そして△6六竜に▲6七銀打が決定的な敗着。これで受かると思いきや、3手後に△6八銀(途中2図)があった。
これを▲同金は△7九飛成がある。6九に何を合駒しても、△6八竜上以下詰み。二枚竜の恐ろしさだ。戻って▲6七銀打では、黙って▲6八銀だった。これならむしろ先手が有望だったのではないか?
本譜▲4九玉には△6九銀成で必至と観念したが、佐藤氏は△4八香から綺麗に詰ました。ことに最後の△3七桂不成は、疑問の△2五桂がトドメになった。まさに勝ち将棋鬼のごとしだ。

感想戦は第1図から始められた。途中から大野八一雄七段にも加わっていただいた。
第2図まで来たが、やはり▲8七角で驚嘆された。さらに▲8四飛のところで、「そこに打ちます?」と大野七段。
では▲8三飛かと思いきや、「そこは▲2四歩でしょう」。
なるほど、ここで▲2四歩か!!(参考図)

捨て置けば▲2三歩成△同玉▲2一飛。△2四同歩でも▲2三歩で、次に▲2一飛もあり先手大優勢だ。
そもそも2四に歩が打てるのがひねり飛車の特長なのに、それを忘れてあさっての方向から攻めるとは、何たる筋悪。ホントに自分がイヤになった。
さらに第3図での▲4三桂成も疑問とされた。こういうところは何もせず▲9三竜とするのがいいらしい。
第4図の▲3二角も、やはり▲6七金がよかったらしい。こういうところはあまり動かず、相手に考えさせるのがいいという。ただ本譜の順(▲3二角~▲5四角成)も検討すると、それでも難しい変化はあった。
どうも本譜は最悪の進行を選んでしまったようだ。ま、これも実力である。
以上、今日は4局指して2勝2敗。内容的には4連勝でもおかしくなかったが、これを勝ち切れないのが未熟なところだ。
なお、Fuj氏は香落ちの将棋を勝ったらしい。この手合いで勝つとはさすがだ。
時刻は午後10時をとうに過ぎ、これにて金曜教室はお開き。みなは駅前のラーメン屋で軽食を摂るふうだったが、私はこれにて失礼した。
コメント
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