一公の将棋雑記

将棋に関する雑記です。

過去なんて生ゴミだ

2009-04-05 23:30:47 | 将棋雑考
「過去なんて生ゴミだ」
私が敬愛する、長崎県の喫茶店のマスターの言葉である。
過ぎたことをどうこう言っても仕方ない。過去は帰ってこないからだ。人間の目は前についている。過去なんか振り返らず、いつも未来を見ることが大切なのだ。
4月2日、女流棋士会のホームページに、「女流棋士会分裂の経緯のご説明」と題する書き込みが突然アップされた。一目、なんでいまごろ? という感じだった。前言には、将棋ファンからの問い合わせがいまだにあるから…と書かれてあったが、これは後づけの屁理屈であろう。肝心の文章も支離滅裂で、とても説明の体をなしていない。
女流棋士会分裂の経緯は、私なりに情報を得て、真相はある程度把握しているつもりである。しかしここではそのことに触れない。
問題なのは、今回の「ご説明」で女流棋士会が2年前のことを蒸し返し、日本女子プロ協会(LPSA)との対決姿勢を強く打ち出したように見えたことだ。
たったふたつしかない女流棋士の団体が、いがみあってどうするのだ。
もう、過去のことなんてどうでもいいじゃないか。真相なんてどうでもいいじゃないか。いまの女流棋士がやるべきことは、将棋を強くなること、普及に一層の力を入れること。このふたつしかないはずだろう。あんな駄文をせこせこ作っている時間はないはずだ。
私は最近、LPSAの棋士と話をする機会があるが、彼女らはいつも前を見ている。はっきり言って、女流棋士会は眼中にない感じだ。
けれど再構築された女流棋士会は、いやその一部は、いや米長邦雄日本将棋連盟会長は、いまでもLPSAを強い怨念をもって睨んでいる気がする。もう、見ている方向が違うのだ。
女流棋士会分裂の真相。引き留め工作があったかどうか。これは個々の女流棋士自身がちゃんと認識しているはずである。この際だから連盟の女流棋士に述べておく。いいですか、自分の道は自分が決めるものなんですよ。
コメント
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