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選択

2015-08-07 20:58:42 | 日記(~2023年)
先日、美容院に行った時の事

70代後半と思われるお客さんが「乳癌で手術して入院していた。」と言いながら店に入ってこられました。
私はカットしてもらいながら、スタッフの方とこのお客さんが喋っているのを聞いていました。

「ある人はな、治療を拒んで死んでもたねん。死んでもたねんで!!」

と興奮して言っておられました。

それにこんな言い方失礼だと思うのですが、このお客さんも年齢的にそれほど長くありません。
治療しても治療をしなくても、人間いつか死にます。
治療を拒むには理由があったのかもしれません
治療することだけが正しいとは限らないのです。

だけど、治療するのが正しいような風潮があります。
治療が上手くいけば寿命が延びますし、
治療することによって逆に寿命が短くなることもあると思います。

覚悟を持って選択すれば、後悔のない人生になるはず
でも、この覚悟を持つまでが大変なんだけど、一旦覚悟を持てば後は怖いものなしかも!?


さて、ある番組で天台宗の尼僧 露の団姫さんが話されたことがとても印象的でした。

「仏教はガードマンではない。仏教を信じていると病気にならないとか事故にあわないわけではない。」

「仏教はスーパー終身型保険である。もし、事故にあった時、病気になった時(苦しいことツライことがあった時)に、いかに自分の心をプラスに向けられるか、というのが仏教の教え。」

「仏教は苦しみをなくすことはできない。苦しみを苦しみと思わない知恵を授けてくれるもの。」

ほんまにその通りです。
姑はガードマンと思っていて、念力や不思議な力で救ってくれるものと思っている。
義姉や義妹、主人もそのように思っていて、私はその教えが腑に落ちず悩んだ時期が長かった。
でも、その間にいろんなことがあり、どんなに強く願ってもかなえられないことがたくさんあることに気付きました。
主人も少しずつ考え方が変わりましたが、姑はまだガードマンと思っている
今までもそうじゃないと伝えたけど、ダメだった
姑にとってはガードマン以外は考えられないようで、そうじゃないと教えることは70代半ばの姑にとってこれまでを否定することになり、混乱をまねき不幸なことかもしれない。

これまで大きな病気をしたことがない姑なので、姑にとっては本当にスーパーガードマンなのかもしれない