こんにちは いけや正の 晴れ時々スケッチ  

できることは みんなで 
 できないことは ひとりでも 声を上げて
  誰もが穏やかに暮らせる社会を

「平和万葉集(巻五)」憲法とコロナの時代 作品募集中

2022年05月22日 | 短歌 俳句 川柳
 「平和万葉集(巻五)」憲法とコロナの時代を刊行予定。
5月3日の憲法集会で応募要項のチラシを頂く。
1989年に巻一を刊行。以後、今日までに巻四まで刊行。
「今回、新たな厳しい逼迫情況の中で、幅広く、全国各階層の人々からの
様々な思いを短歌の表現に込めて、「平和万葉集」(巻五)憲法とコロナの時代
として編むことにきめた」とのこと。
募集要項は
一人2首。5年以内なら既公表作品でも可。
歌の形式は不問。定型(文語、口語)、自由律も可。〆切は5月31日。
 さて私も、と思うのだが、肝心の歌が・・・。
感性枯渇していてはどうにも・・・。


菖蒲? カキツバタ? 5月の花。

早乙女勝元さん逝く 東京大空襲を経験 反戦貫いた作家

2022年05月22日 | 日記
 早乙女勝元さんが亡くなった。90歳。
東京大空襲を経験し、苦学して働きながら小説を書き、
東京大空襲の記録と都立平和記念館の設立を生涯の仕事として奮闘。
 一晩で10万人もの死者を出した1945年3月10日の東京大空襲。
広島・長崎にも匹敵する大惨事。国際法違反の米軍による無差別爆撃。
その実相と平和への願いを展示、祈念する「都立の記念館」がない。
消極的な都執行部と都議会与党。建設計画は過去に持ちあがったが、
右翼的な潮流の策動で棚上げに。恥ずかしい限り。いまだ施設はないまま。
早乙女さんは、膨大な大空襲被災者の聞き取り証言を集め、
その保存と展示のために、戦災資料館を自らが立ちあげた。
 私は大学生の頃、岩手で教職員の研究会で早乙女さんの講演を聞いたことがある。
最初の出会いであった。穏やかな語り口、ほっそりとした体躯。
控えめで謙虚な人柄。愛用のベレー帽が印象的であった。
「猫は生きている」などの大空襲を題材にした絵本が手元にある。
 作家であり、戦争を語り続けた早乙女さん。
同じ作家で同時代を生きた都知事、国会議員の石原慎太郎氏とは真逆の人。
また一人、平和を語り、9条を守る人を失った。後を引き継ぐ私たちの責任は重い。

八潮市は「平和宣言都市」を制定している。平和への活動の強化を。


「原発へのミサイル攻撃は防げない 」 日本の防衛体制の滑稽さ

2022年05月20日 | 日記
 先日、山口壮環境大臣兼原子力防災大臣が記者会見で
「ミサイルが飛んできてそれを防げる原発はない」と発言。
自民党がウクライナ危機を踏まえて「原発の防衛能力強化を求めてきた」ことに応えたもの。
当たり前のことで以前からわかっていたこと。
 北朝鮮、中国の脅威を煽りながら、日本の原発の多くが日本海に面して丸裸で存在。
ミサイルなどと言わなくても海面すれすれで軽飛行機に爆薬を積んで原発に突入することなど
いくらでもできること。それを防ぐ手立てなど出来るわけがない。
 それなのに、安倍元総理や日本維新の会など、防衛力強化を叫ぶ。
いくら軍事力を強化しようが、原爆を共有しようが、自衛隊を憲法に明記し、
軍隊に格上げしようが、原発一基を守ることさえできない現状。
 力と力の対決では物事はもはや解決できないことを認識することが必要。
原発による原子力災害を防ぐ唯一の手立ては原発を一刻も早くなくすこと。
3・11福島原発事故を踏まえて福島第一、第2原発10基を始め
老朽化した原発24基が廃炉へ。
運転中4基、定期検査などで停止中29基の原発のすべてをなくすことが日本の安全保障では。

憲法九条 日本の宝

斎藤茂吉生誕140年「権力には きっと容易く 屈するだらう 弱きわれゆゑ いま発言す」永田和宏   

2022年05月19日 | 短歌 俳句 川柳
 昨日、5月18日付の「しんぶん赤旗」日刊紙の「学問・文化」欄
「斎藤茂吉生誕140年」と題する永田和宏さんの記事を読んだ。
近現代日本の歌人の代表者、斎藤茂吉の戦争中の歌について論じたもの。
戦争に協力していった茂吉の心情を当時の戦争賛美の歌を紹介しながら
 いざその渦中に置かれた時の苦悩をも推しはかっている。
現在進行形のロシアのウクライナ侵攻の最中、ロシアの知識人・文化人の置かれた信条をも。
そして最後に筆者の一首。
「権力には きっと容易く 屈するだらう 弱きわれゆゑ いま発言す」
永田和宏
 永田和宏さんは歌人であると同時に細胞生物学者。
いずれもその道の第一人者、というのが凄い。
大谷翔平ではないが「リアル二刀流」


市ヶ谷の本屋で以前、買った岩波新書「現代秀歌」永田和宏 著
姉妹本で「近代秀歌」がある。こちらも私の手元にある。