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斎藤茂吉生誕140年「権力には きっと容易く 屈するだらう 弱きわれゆゑ いま発言す」永田和宏   

2022年05月19日 | 短歌 俳句 川柳
 昨日、5月18日付の「しんぶん赤旗」日刊紙の「学問・文化」欄
「斎藤茂吉生誕140年」と題する永田和宏さんの記事を読んだ。
近現代日本の歌人の代表者、斎藤茂吉の戦争中の歌について論じたもの。
戦争に協力していった茂吉の心情を当時の戦争賛美の歌を紹介しながら
 いざその渦中に置かれた時の苦悩をも推しはかっている。
現在進行形のロシアのウクライナ侵攻の最中、ロシアの知識人・文化人の置かれた信条をも。
そして最後に筆者の一首。
「権力には きっと容易く 屈するだらう 弱きわれゆゑ いま発言す」
永田和宏
 永田和宏さんは歌人であると同時に細胞生物学者。
いずれもその道の第一人者、というのが凄い。
大谷翔平ではないが「リアル二刀流」


市ヶ谷の本屋で以前、買った岩波新書「現代秀歌」永田和宏 著
姉妹本で「近代秀歌」がある。こちらも私の手元にある。