こんにちは いけや正の 晴れ時々スケッチ  

できることは みんなで 
 できないことは ひとりでも 声を上げて
  誰もが穏やかに暮らせる社会を

汚染水問題の基本 しんぶん赤旗が報道 田中優子法政大学前学長も

2023年09月17日 | 日記
  昨日、16日の「しんぶん赤旗」日刊紙3面の特集欄に
「汚染水(アルプス処理水)問題どこに」と題した記事が掲載。
炉心融解した福島第一原発の汚染水の処理をめぐって国内だけでなく、国際世論も
巻き込んでの大問題に。
「基準値を大きく下回っているのに、共産党はなぜ反対するの?」
「国際原子力機関(IAEA)も安全と言っているのに」
「中国、韓国、台湾などの原発も冷却水を海に放出しているのに、なぜ騒ぐ?」
「共産党は汚染魚はダメで汚染水はいい?」
などなど。
日本共産党以外の他の主要政党は、政府・東電の海洋放出に賛成。
 赤旗の記事はこうした疑問や批判に明確に回答。
 政府は「関係者の理解なしにはいかなる処分も行わない」と約束したのに、
漁業関係者の理解を得られていない。約束違反。
 アルプスで処理したトリチウムは基準値を下回っているが、
事故を起こした福島の核燃料は溶解してデブリとなり、
セシウム、ストロンチウムなど様々な放射性物質を含む高濃度の汚染水と
なっており、アルプスでも取り除けない放射性物質がある。
 他国の原発の冷却水と事故を起こしデブリに触れた汚染水とは全く別物。
汚染水は科学的根拠があるが、「汚染魚」は今のところ根拠がない。
海洋放出以外の方法を専門家が提示しているのに、十分な検討もなく、
安易な海洋放出を強行。専門家が提案している方法として、
①汚染水のモルタル化。
②大型タンクに長期保存。
③広域遮水壁の建設で地下水を遮断。など。
IAEAもトリチウムの基準値はクリアーしていることは認めたが、IAEAの報告書は
「政府方針を推奨するものでも承認するものでもない」と述べている。
マスコミはもう少し丁寧に、ことの本質を見極め報道すべきではないか。
 今朝の東京新聞5面「時代を読む」の田中優子・法政大学前総長の論は
赤旗の主張と軌を一にするもの。
東京新聞のマスコミらしさに敬服。


最新の画像もっと見る

コメントを投稿