厚生労働省の諮問機関である中央最低賃金審議会が開かれ、今年度の最低賃金の引き上げ額を検討している。
昨年度はやっと全国平均で1000円を超えた。それでも、一日8時間、週40時間フルタイムで働いても月収は17万4000円。年収209万円。
これでは生活していけない。先進国の中でも異常に低い金額。しかも都道府県ごとに細かく決められている。こんな国は世界のどこにもない。
一刻も早く時給どこでも一律1500円を。そして、さらに2000円を目指すべき。最低賃金引き上げを論ずると必ず出てくるのが「高く引き上げたら中小企業はやっていけない」という論。日本共産党は国の中小企業支援を大幅に増やすこと、その財源には大企業がため込んだ内部留保金に課税することを提案している。
労働者自ら、自らの賃上げに声を上げ、行動し、賃上げを実現すること。行動してこそ要求は実現へ。