ゆかたかい

三社祭の日は、ゆかたを着て集う「ゆかたかい」で遊んだ。
浴衣で遊ぶかいと「ゆかた会」を洒落たネーミングな次第。

ここでは、たいこもち（幇間）が場をとりもつ。
踊ったり芸をしてなごませ、場は大いに盛り上がる。

次のふすまを使った襖芸は、泥棒が女性宅に忍び込んでの一席。
艶っぽい芸を幾つか演って、最後にかっぽれを舞うという具合。
幇間

次は、５０年ほど前の映像を模したという即興芸「おかめ」は、手ぬぐいをかぶった目隠し状態の踊り。

招かれた客が踊ったひょっとこ舞いは、これぞ本当の座興。
しかしながら、本物の踊りの名取をもつお師匠さんの舞い。

宴会に出る料理は、鬼平犯科帳風であったり、町でよく食べられた江戸町衆料理。
祭を見て汗をかいているので、総檜造りの風呂を使える。

仕事抜きのこの会は、１５年ほどつづいた。
それも、参加費は総て主催者もちという気風の良さ。＾＾