日々好日・いちよう

ちょっとした日々の一コマです

毒を盛って毒を制する木

2015-04-13 | 自然・風景
昨日出掛けの帰り道
泉南中学の前庭で見つけた



ベニバナ栃ノ木の新芽
大きな葉っぱには大きな新芽
奥には大きな花の小さな蕾
日一日と膨らんで来る

お向かいには常緑樹を彩る花



シキミ、香りはないが葉を切ると抹香臭い・・らしい
『樒の花』は晩春の季語だと言うが
今日のこの寒さ、晩春どころか早春

種は猛毒を持つ一方、インフルエンザの処方薬タミフルの原材料とか
毒を盛って毒を制する、小さくも華やかな花です。
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素敵な雑木林

2015-04-11 | 自然・風景
今日は三鷹市役所迄出掛けた。
用事は区役所のお隣の公会堂
中庭に入ると正面に巨大な煙突



ゴミ焼却場?
調べると調布市と三鷹市の共同ゴミの焼却場でした。
手前の林の若葉が綺麗



新芽が出たばかり



足元にはめったに見られなくなった日本タンポポ



枯葉の間には生えて来たばかりの苗
程よい手入れされた素敵な雑木林でした。
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日春展& Sushiランチ

2015-04-10 | 趣味・遊び
今日は銀座迄出た。

今年で最後かもしれない日本画の松屋の日春展
「今年はビックリするわよ」友人の画家に言われていた。
いつも友人の絵の近くに来ると「ピン」と来ていたが
今回はピンを当てにせずに回った。

絵心満載の友人と感想や批評を話しながら進むと
「これ!」名札をいち早く見た友の声
「!!!」 
『伊邪那波の悲嘆』(H3)

精神性を感じさせる黒いバックに横たわる伊邪那波(いざなみ)
しばし無言で眺めた。
しみじみ胸に深く入る色彩と横たわる姿。
長年見続けて来た画家が高みに登った気がした。


画家に教えてもらったお店のランチはお寿司



Sushi&Vege Japanese Cuisine Aoki

「夜は行けそうもないお店よ」だが
ランチは¥1000円とお手頃価格
一つ一つが新鮮で美味しかったし
女性だけに付く一口ケーキ
大事に4口で頂きました。

帰って来ても目に焼き付いたままの一枚の絵
飲込むのに暫くかかりそうだ。

松屋 日春展 は4月13日迄です。
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芝増上寺

2015-04-09 | 仕事・建物
今日は芝の増上寺に行ってきた。
お目当ては、戦災で焼ける前の増上寺本殿の1/10の模型
英国ロイヤルコレクションになって
お蔵入りを余儀なくされていたのが長期貸与され公開された。

詳細は後日に回して、
三解脱門を入った1枚

    

東京タワーを従えた増上寺より、
東京タワーに乗っ取られた気もする大殿
戦災で焼け昭和47年に再建された
コンクリートのシンプルな造りだが
焼けなかった三解脱門は重厚な構え



参道からは威風堂々とそびえる







参道の門も戦後の作り
徳川家康公没後400年の記念行事で賑わっていた。
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悲喜こもごも桜騒動

2015-04-08 | 自然・風景
今日のこの寒さ、雪は降らないものの
冷たい雨が一日降り続いている。

    

ベランダでは春満開だが
このベランダは「熱帯気候」
夏の残りの枝が育ち続け、蕾が膨らみもうすぐ咲く。
この寒さにも負けじと咲き続けそう・・

一方駐車場は



一昨日より花積もりが進み
車は5台がビニールに包まれてしまった。
花びらが雨で張り付き、乾いたらこびりついて往生するそうだ。

管理人さんは「綺麗ね!」とか「困るよ」とか言われ続け
何もせずに花びらが散りきる迄そっとしておく方針にした様子。

悲喜こもごもの桜騒動です。
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歌野晶午著「葉桜の季節に君を想うということ」

2015-04-07 | 読書
3がつ初めに読んだ1冊にて、歌野晶午の3冊目の本
「葉桜の季節に君を想うということ」文春文庫刊



このミス第一位につられて読んだ。
帯の裏には
「あまり詳しくはストーリーを紹介出来ない作品です。
 とにかく読んで騙されて下さい」と
見事に騙されました。
しかし、あまり気持ちのいい騙され方ではなが・・

主人公は私立探偵の成瀬
私立探偵と言えば貧乏がお決まり
仕事が多い訳ではなさそうだが、貧乏でもなさそう
仕事にもガツガツしていなさそう・・

暇さえあればスポーツクラブで身体を鍛え、ムキムキの人
お友達にご主人が詐欺に合い文無しになり、
霊感商法の調査を依頼される。
また、退職後一人暮らしの老人の飲み友達になり
老人のお困りごとを助けたりもする。

一方、ヒョンな事から訳ありの女性に引かれ付き合う事になる。
お友達の事を調べ、一人暮らしの老人の手助けをし
お付き合い中の女性に二の足を踏みつつ、
別れる事が出来ずに、一度に全ての事件が解決するが・・

最後の数ページでトンでもハップンのどんでん返し
思わず「ウヘ~~」「そうだったのか・・」

人に進めるのはとても難しいストーリー展開
「すごい」けれど「いいね!」にはならない・・と思う。

若者にお勧めしたい文庫本でしょう?
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花積もり

2015-04-06 | 自然・風景
駐車場の桜
散り積っている。



「綺麗ですね」に
管理人さんは「掃いても掃いても・・」
困り顔

車の持ち主も困って自衛
ビニールでくるむ人が日に日に増えて
今日は3台

嬉し悲しの花積もりです。
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移ろいはトットと

2015-04-04 | 自然・風景
今日は徒歩で高円寺体育館迄行った。
区民向けの無料体操教室、
久し振りに2時間ほど汗を流しスッキリした。

梅里公園を突っ切ると、お年寄り達がお花見をしていた。
すでに桜は淋しさがつのり、葉が増えていたが
皆さん楽しそうに合唱をしている。

    

頭上より足元が綺麗



黄色く色づいていたサンシュウは葉が目立ち



華やかだった梅は、小ちゃい実が・・
時の移ろいはトットと進んでいる。
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鮭の焼き漬け

2015-04-03 | 生活
新潟の友人から頂いたお土産
鮭の焼き漬け
新潟の名物だそう



お魚屋さんで売っているとか
「知らなかった?」と言われたが
見た事も食べた事もなかった。

焼いた鮭を醤油ダレにつけ込んだり
味噌ダレにつけ込んで真空パックの保存食

湯煎にして大根おろしを掛けて食べる
厚切りにされた柔らかい鮭と
鮭に染込んだたれ、ご飯が進む。

鮭が沢山取れる日本海ならではの逸品でした。
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桜の池上本門寺

2015-04-02 | 自然・風景
今日は朝早くから現場行き・・のはずだった。
が、新宿駅で電車が立ち往生中
ドア迄人で溢れ3台目でようやく、ギュウヅメに乗り込めた。
ゆとりがある筈が、遅刻になってしまった。

仕事は15年前に新築したお宅のリフォーム
新築後も何回も通った池上、
お施主さんから「本門寺に寄って下さい」
言われ続けていたが、「あっち方向」と見るばかりで行けなかった。

このお天気・この桜・今日こそと思っていた池上本門寺
お施主さんの案内で行った。



「綺麗でしょう」と見上げた土手
桜に桃に菜の花

    

「階段のすり減り方が言いでしょう」
410年も前に加藤清正が寄進した階段
中程で上を見上げると、桜と青空
「天国に昇っていく様ですね」

お詣りをして振り向くと、広~~い境内



お山一つまるまる本門寺

    

五重塔(重要文化財)桜との相性は抜群



桜に見え隠れする本殿

前の仁王様、大事に扉の奥に鎮座(?)していました。

    

    

手の先、足の先迄力のみなぎる迫力溢れる姿
「こっちのほうがいいよね」
今様の仁王様よりファンが多いそうだ。

その他力道山や市川雷蔵さんのお墓
徳川家康のお姫様のお墓
(昨日書いた狩野家のお墓もあった)
日蓮さんがなくなった場所に建つ大坊本行寺のお庭など
いきなり行っては分からなかった境内
坂を登ったり下ったり
日頃の散歩道らしく足取りも軽やかに案内して下さった。
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山本兼一著「花鳥の夢」

2015-04-01 | 読書
3月は面白い本を何冊も読んでいたが
桜にまぎれて(?)書き忘れていた
そんな中、日曜日に読み終えた一冊

山本兼一「花鳥の夢」文春文庫刊



帯には「最高傑作」狩野永徳。ライバルは等伯。
    信長と秀吉に愛された男。とある

安土桃山時代は芸術作品が多く生まれた時代(たぶん)
戦乱が続きお寺や屋敷が焼かれ、
信長の時代になって、多くが再建され襖絵や天井絵が新たに作られた。

祖父の代で傑作を残した狩野派
凡庸な父親を見下しつつ、天才永徳が権力の御用絵師として活躍する。
万全の自信はあるものの、天才故に他人の天才性にも気付き嫉妬する。
伝統の中で培われた狩野派故、きらびやかさと端正を持ち味としつつ
長谷川等伯の自由闊達な湧き出る天才性におののく・・

権力者の一言に得心し、父の言葉に納得し
ライバルの一筆に感心しつつも、負けじ魂が放出する。

すでになくなった山本兼一は心の中まで、
筆先迄永徳になりきって書き進めていた、と思われた。

今迄は東伯の絵画を見たかったし好きだったが
狩野永徳の錦絵も見たくなった。

きっと見る目が違っているだろう。
狩野派の展覧会がないかなあ~~
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