日々好日・いちよう

ちょっとした日々の一コマです

歌野晶午著「葉桜の季節に君を想うということ」

2015-04-07 | 読書
3がつ初めに読んだ1冊にて、歌野晶午の3冊目の本
「葉桜の季節に君を想うということ」文春文庫刊



このミス第一位につられて読んだ。
帯の裏には
「あまり詳しくはストーリーを紹介出来ない作品です。
 とにかく読んで騙されて下さい」と
見事に騙されました。
しかし、あまり気持ちのいい騙され方ではなが・・

主人公は私立探偵の成瀬
私立探偵と言えば貧乏がお決まり
仕事が多い訳ではなさそうだが、貧乏でもなさそう
仕事にもガツガツしていなさそう・・

暇さえあればスポーツクラブで身体を鍛え、ムキムキの人
お友達にご主人が詐欺に合い文無しになり、
霊感商法の調査を依頼される。
また、退職後一人暮らしの老人の飲み友達になり
老人のお困りごとを助けたりもする。

一方、ヒョンな事から訳ありの女性に引かれ付き合う事になる。
お友達の事を調べ、一人暮らしの老人の手助けをし
お付き合い中の女性に二の足を踏みつつ、
別れる事が出来ずに、一度に全ての事件が解決するが・・

最後の数ページでトンでもハップンのどんでん返し
思わず「ウヘ~~」「そうだったのか・・」

人に進めるのはとても難しいストーリー展開
「すごい」けれど「いいね!」にはならない・・と思う。

若者にお勧めしたい文庫本でしょう?
コメント
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