3月は面白い本を何冊も読んでいたが
桜にまぎれて(?)書き忘れていた
そんな中、日曜日に読み終えた一冊
山本兼一「花鳥の夢」文春文庫刊
帯には「最高傑作」狩野永徳。ライバルは等伯。
信長と秀吉に愛された男。とある
安土桃山時代は芸術作品が多く生まれた時代(たぶん)
戦乱が続きお寺や屋敷が焼かれ、
信長の時代になって、多くが再建され襖絵や天井絵が新たに作られた。
祖父の代で傑作を残した狩野派
凡庸な父親を見下しつつ、天才永徳が権力の御用絵師として活躍する。
万全の自信はあるものの、天才故に他人の天才性にも気付き嫉妬する。
伝統の中で培われた狩野派故、きらびやかさと端正を持ち味としつつ
長谷川等伯の自由闊達な湧き出る天才性におののく・・
権力者の一言に得心し、父の言葉に納得し
ライバルの一筆に感心しつつも、負けじ魂が放出する。
すでになくなった山本兼一は心の中まで、
筆先迄永徳になりきって書き進めていた、と思われた。
今迄は東伯の絵画を見たかったし好きだったが
狩野永徳の錦絵も見たくなった。
きっと見る目が違っているだろう。
狩野派の展覧会がないかなあ~~
桜にまぎれて(?)書き忘れていた
そんな中、日曜日に読み終えた一冊
山本兼一「花鳥の夢」文春文庫刊
帯には「最高傑作」狩野永徳。ライバルは等伯。
信長と秀吉に愛された男。とある
安土桃山時代は芸術作品が多く生まれた時代(たぶん)
戦乱が続きお寺や屋敷が焼かれ、
信長の時代になって、多くが再建され襖絵や天井絵が新たに作られた。
祖父の代で傑作を残した狩野派
凡庸な父親を見下しつつ、天才永徳が権力の御用絵師として活躍する。
万全の自信はあるものの、天才故に他人の天才性にも気付き嫉妬する。
伝統の中で培われた狩野派故、きらびやかさと端正を持ち味としつつ
長谷川等伯の自由闊達な湧き出る天才性におののく・・
権力者の一言に得心し、父の言葉に納得し
ライバルの一筆に感心しつつも、負けじ魂が放出する。
すでになくなった山本兼一は心の中まで、
筆先迄永徳になりきって書き進めていた、と思われた。
今迄は東伯の絵画を見たかったし好きだったが
狩野永徳の錦絵も見たくなった。
きっと見る目が違っているだろう。
狩野派の展覧会がないかなあ~~
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます