日々好日・いちよう

ちょっとした日々の一コマです

設計契約「重要事項説明書」

2008-11-08 | 仕事・建物
今月28日に法改正される「建築士法」で義務づけられる
「重要事項説明書」の標準の書式が公表された。
設計関連四会の推奨標準様式
(日本建築士事務所協会連合会、日本建築士会連合会、
 日本建築家協会、建築業協会=四会連合と言っていたが)

【この改正建築士法では建築士事務所の開設者に対して、
 設計または工事監理契約の締結前に、
 管理建築士又は当該建築士事務所に所属する建築士に、
 あらかじめ建築主に対し契約内容の重要事項について書面を交付して
 説明させることが義務づけられました。】とあり
内容は
 1.対象となる建築物の概要2.作成する設計図書の種類
 3.工事と設計図書との照合の方法及び工事監理の実施の状況に関する報告の方法
 4.設計又は工事監理の一部を委託する場合の計画
 5.設計又は工事監理に従事することとなる建築士・建築設備士
 6.報酬の額及び支払の時期
 7.契約の解除に関する事項

設計契約書と重なる部分がほとんどだ。
今までは、事前に契約書を渡して、サインをいただく時に読み上げて説明をしていた。
これからは重要事項説明を読み上げ「契約書のにサインを下さい」というのだろうか?
内容をはっきりさせられることはお施主さんにとっても良い事だが
なにぶん設計契約は始めの第一歩
建物規模・工期は決まらず、ましてや報酬額は(規模や予算に応じてなので)薮の中
変更になる際の取り決めをキチンとしないと、双方に齟齬ができそうだ。

まだ報酬基準もパブコメの段階だし、こちらも薮の中
(今までは報酬額が決まらないので工事金額の%で記載してきた
 よって、収入印紙は200円だったが、
 改正後は重要事項説明に基づく金額になるのだろうか?)

先に改正の日にちを決めることに問題があったのだろうが
「法は法」決まったら従わなくてはならない
構造擬装に始まったスッタモンダはこれで最終段階なのだろうが
今まで使ってきた書類を作り直さねばならない。

「重要事項説明書」ダウンロードはこちら
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メタボな地域猫

2008-11-07 | 自然・風景
近くの橋のたもとに「地域猫」が3匹いる。
帰りがけに声を掛けると
「ミャ~~」と返事をして白黒と太っちょのキジ猫がよってくる。
しゃがんだ足にスリスリして警戒心ゼロ
残りの1匹だけが見て見ぬふり
ノラでありながら3匹ともメタボ体形



なでていると急に3匹とも駆け出して行く
先には篭を下げた叔母様
食事の配達人のようだ。
猫達はしっぽをピント立てて期待感大
定位置に小走りにいそいそ・・

「食料が多すぎやしませんか?」出かかったが
人間のように検診があるでなし「まあいいか・・」
代りに「1匹は慣れていませんね」「あれは警戒心が強いんですよ」
など、差し障りのない会話でにごす・・



横のアカメガシワの垣根には
色づいた「ムカゴ(多分)」と「カラスウリ(違うかも)」
もう1ヶ月で散ってしまうことでしょう。
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新しいカメラ・モデル1号は?

2008-11-06 | ニュース
次期大統領オバマ氏の勝利演説は素晴らしかった。
字幕で理解しただけでも素晴らしさは充分感じられた。
この先どうなるかは未知数だけれども、
心底アメリカ国民を羨ましく思う一方
素晴らしい演説が空手形にならないことを祈る。




そんな時にようやく新しいカメラが届いた。
Nikon COOLPIX600
名刺の大きさに奥行き25ミリというコンパクトさ
バッテリーもメモリーも小型で軽い(総量150グラム)
今まで愛用していたカメラはズングリムックリ
バッグの中で存在感を示していたが
今度は何処にでも辷り込めそう。



第1号の名誉あるモデルは
ブロッコリーに隠れていたカタツムリさん
この写真のために1宿1飯をおねがいした。
蝸牛の径は7ミリの小型ながらマクロ撮影で堂々(?)の雄姿に写った。
(映像補正なし)

広角28ミリで4倍ズーム
今まで後ずさりして建物を写していたのが嘘のよう。



青梅街道から五日市街道の入り口辺り
空を撮ったつもりがニンマリ笑っている時計さんがいた。
何者か次の機会に調べて見なくては・・

まだまだ調整がいりそうだが
撮りながら使いこなしていこう。
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二つのニュース雑感

2008-11-05 | ニュース
今日の夕刊は肩透かしの感あり
1面すべてに「オバマ氏当選」の文字がデカデカ・・と
期待してると、思いのほか普通の扱い
当選が確実だったせいか、ニュース性は大きくないようだ。
テレビ番組も毎夕の水曜日と変らず、こちらもも淡々としている。

ビックリすることばかりが、
ニュースとして大きく取り上げられるわけではないだろうが・・



それにしても先月のニュースの墨東病院の言い訳には腹が立った。
(妊婦が都内8病院で受け入れを断られ、出産後に脳内出血で死亡した件)
「重篤な状況とは思わなかった
 そのような説明はなかった」とうとう・・
専門医がSOSを出しているのに重篤と思わない鈍感性
大病院の驕りとしか思えない。
「町医者が騒いでいる」くらいにしか感じられなかったのか?

むしろ、「受け入れたいのはやまやまなれど、人手がない、残念無念」と
言われた方がどんなに救われることか・・
お医者の人間性を疑わずにすんだはず・・

専門家はえてして患者・施主・顧客の意見を見下してしまう。
専門家バカより素人の見立てが正しかったりする
住宅においても「ここが変」と感じるお施主さんの一言を大事にしてゆきたいものだ。

お医者さんもお願いね。

失敗の隠し方三者三様(どこかの国の格言)
 料理人はソースで隠す(隠せたら失敗ではなさそう)
 建築家はアイビーで被い隠す(それなりにエコ)
 医者は土で被い隠す(一番怖いが・えてして・・)

明日、カメラが届きそう
ようやく新しい写真が撮れる、お楽しみに・・・。
写真は和田堀池の「蒲の穂」(10月5日撮影)望遠でももっと奇麗に撮りたいが、、
コメント (2)
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巨匠筒井康隆作「旅のラゴス」

2008-11-04 | 読書
新しいデジカメを注文して早5日目、まだ届かない。
合わせて予備のバッテリーとメモリーを同時に注文したのが間違いの元
取り寄せにあってしまったらしい。

それでボケボケの携帯カメラを見直すと
「マクロ」設定で使っていた、失礼いたしました。
ちっちゃいレバーを直すとまあまあの画像になった。

で・本日の話題は読書
ここ数ヶ月5冊ペースで読み進んでいたものの
「どうしても読みたい」本に行き当たらずに
10月は1冊で終わってしまった。
「夜明けのフロスト・クリスマスストーリー」
今一つお勧めすることはならず
昨日読んだ 巨匠筒井康隆作「旅のラゴス」



NHKで放映中の「七瀬ふたたび」で再登場になったのか
書店に積み上げられていた。
荒唐無稽・秩序撹乱・行く先不明の氏の得意分野(?)とは反対路線の
ジュンジュンと進む未来小説
まっとうな若者ラゴスが「スカシウマ」に乗って旅をし
(この馬の名前で宮部みゆきの「ブレイブストーリー」を思ったのが間違いの元)
恋愛・冒険・拘束・労働・学問・栄達がたんたんと進む。
いろんなことがありながらも、全てが旨くゆき
最初の恋愛のお相手を探しに帰り道のない旅に進む。

・・こう書いてしまうと、「それで終わり」になるが
今の氏の風ぼうにぴったりの含蓄が含まれている。
63年出版を文庫化して11刷目になったロングセラーだ。
「文学部唯野教授」の愛読者ではない、愛読者に読んでもらいたい1冊ではある。
コメント (2)
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今年の「還元焼成」窯焚

2008-11-01 | 趣味・遊び
黒姫の山荘で久々の本焼をした。
造りたいものを造り、たまったら焼く
2~3年に一度焼けられればいいほうだ。
電気だけで焼く「酸化焼成」と
今回のようにプロパンガスの炎を吹き込む「還元焼成」を順繰りにする。

着いてそうそうに釉掛けをし窯詰めをして準備万端。



窯焚を始めて早20年
最初のプロパンの残りが少なく心もとなかったが「半還元」を覚悟で始めた。
うっかり寝坊をしてしまいスイッチを入れたのは8時20分
順調に温度が上がり、順次窯の穴を塞いでいく。
午後6時、900度にあがったところで、プロパンの炎を差し込む(下)
暫くすると上の二つの穴から青い炎が勢い良くでる筈・・
夕食の時間を案配しながら急いで取り
二人で窯前に貼り付く



ところが、青い炎が赤くなり窯の穴からボ~~ボ~~と出だす。
窯主は「濡れぞうきんで押さえれば止まる」とばかり押し当てる
一瞬止まったものの他の穴からボ~~
また押さえると後ろからボ~~
モグラ叩きになってしまいとうとうあきらめる。

プロパンの投入を中止し
炎の出口を塞ぎ「還元」状態を密閉した。

それから1250度になるまで温度計とにらめっこ。
毎回繰り広げられる騒動
「1250度前で止めようよ」窯主で家主
「1250度をこえようよ」私。
間を取って1250度かっきりでスイッチoff

いつもなら13時間で終わる筈が
プロパンの事故で延々14時間、午後10時20分までかかった。
その日は半分心配・半分ホットして休み
翌日は小布施に遊び
翌々日3時70度以下になったところで窯open



割れもなく、釉薬の垂れ過ぎもなく「還元」を途中で止めなかったので
黒い釉薬を掛けた器は銀色に光り怪しげに仕上がった。
(携帯カメラなのでぼけて失礼)

クッキリ写真は注文中のカメラの到着後アップします。
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