日々好日・いちよう

ちょっとした日々の一コマです

道尾秀介著「風神の手」

2022-02-09 | 読書
この前読んだ本
道尾秀介著「風神の手」朝日文庫

どうも俵屋宗達の風神雷神図屏風を見てから
風神雷神の文字に過反応を起こすようになってしまっている。

この本は風神とは関係ないが、、


(ただの挿絵です)

海の近くの川のある町の物語
遺影を撮る写真館にやってくる人達

小さな出来事が起こり波紋が
世代を超えて広がる

いい人達ばかりだが事故は起こる
鮎漁の最中に頭に落ちてきた石

カメラを万引きして見つけられた事

建設会社が工事の失敗で潰れたこと

建設会社の社長が亡くなること

全てが繋がり齟齬と罪を修正すると
あの人もこの人もこの世に存在し得なかった。

いい人ばかりの中に起こったこと
一番人に好かれてニコニコしていた人が発端だなんて、、

感激しようにも、腹を立てようにも、、
それども面白くて、おすすめしたい一冊です。

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