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演奏会鑑賞報告 (9月7日 hirokoさん)千葉大学いのはな音楽部

2013-09-10 23:56:05 | 日記

千葉県文化会館 大ホール
プログラム チャイコフスキー イタリア奇想曲 幻想序曲「ロメオとジュリエット」 シベリウス 交響曲第2番
今日の演奏会を行った千葉大学いのはな音楽部というのは現役の大学生のオーケストラでした。 しかも、千葉大の亥鼻地区にある医療系の3学部の学生のサークルです。 お医者さんや看護師さん、薬剤師さんのたまごである学生さん達です。直井大輔氏の指揮で演奏されました。

 「イタリア奇想曲」は冒頭トランペットのファンファーレから始まります。 それがまた清々しくて素晴らしかったです。 学生オケをなめていたつもりはありませんが、実に上手です。 弦も揃っていて、様々なメロディーが出てきて楽しめました。
「ロメオ
とジュリエット」は「イタリア奇想曲」とは趣の変わった曲で、静かで荘厳な雰囲気の中、有名な美しい旋律が演奏されます。 そして後半、勢いある迫力ある旋律が闘うように奏でられ、最後に葬送の曲が流れます。目の前にシェイクスピアの舞台が現れたような、ロメオとジュリエットの物語が想起できるような、そんな素晴らしい演奏でした。
シベリウスの交響曲第2番は実は私にとって思い出深い曲です。 何十年も昔、私も学生オケで演奏したことがあるのです。 でも、我々の時代の学生オケとは比べものにならないほど、今日の演奏は完成度の高いものでした。 冒頭の弦のざわざわした刻みの音を聴いて、鳥肌が立ちました。 木管もいいし、金管も素晴らしかったです。 そしてなにより、無音になる間がぴったり揃っていて実に気持ちがいいのです。 指揮者の技量でしょうか、部員の気持ちがそれだけ一致しているということでしょうか。また、第3楽章から第4
楽章へ盛り上がりながらなだれ込むところなど何度目かの鳥肌が立ちました。 終わり方も終わったーという感じで好きです。 なかなかいい演奏を聴かせていただきました。

さらに一つ面白いことに気がつきました。 曲によってメンバーが変わるのです。 管楽器なら当たり前のことかもしれません。 でも弦ではあまりないと思います。人数が増減するのではなく、座る位置が変わるのです。 ヴァイオリンは第1にいったり、第2にいったり、もちろんコンマスも曲によって変わりました。 ビオラ、チェロ、コントラバスはパートマスターが入れ替わり座る位置も曲によってバラバラです。 技術的優劣によって決めるのではなく、みんないろいろ経験しようという試みでしょうか。 学生ならではと思いました。
市民オケとかOBオケとかいろいろ聴きに行きましたが、学生オケもなかなかいいですね。
再認
識をして帰ってきました。

 hiroko

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