
新治市民の森に「池ぶち」という小さな池畔がある。
トンボたちがたくさん来るところだ。
そこに立つさほど高くない木に花が咲いていた。

ニシキウツギだろうか。

盛んにクマバチがやって来る。

受粉済みになると花弁が紅く変わって、虫たちに「もう蜜は無いよ」と知らせる。

池の向こう側には、もっと大きな木がある。花がいくつも咲いているのが遠目にも見える。

ホオノキだ。花が幾つも咲いている。20cm近い大きな花だけれど葉はそれ以上に立派だ。
前に飛騨を旅行したときに朴葉焼きを食べたのを思い出す。

雌性先熟の花の構造はいかにもモクレン科らしい。花弁が開ききって雄性期に入っている。
植物はいろいろと工夫するものだと感心する。
この池ぶち。季節が進めばいろんな表情に変わるのだろう。