
新治市民の森を歩いていて最後に尾根道をたどっていると向ヶ原に着いた。
そこには何か見たことがない花が咲いていた。

地湧金蓮(バショウ科)といい、中国雲南省原産で大阪万博での展示が日本初だそうだ。

葉の無い状態で、金色の蓮のようなものが地上から湧き出てくるというのが名前の由来らしい。
ハス(蓮)は花弁だが、地湧金蓮は苞が重なっている。

苞が開くと、その付け根に花が咲いている。
そして花が終わった頃に、一つ上の苞が開く。
まわりにはハチやアリがたくさん来ている。

ミツバチは花の中まで潜り込んでいる。

冬から春にかけては葉がなく、そこから花が咲くので地湧金蓮と呼ばれたわけだが、
葉はこれから夏にかけて出てきて生い茂るらしい。