兵頭新児の女災対策的読書

「女災」とは「女性災害」の略、女性がそのジェンダーを濫用することで男性が被る厄災を指します。

バックラッシュ! なぜジェンダーフリーは叩かれたのか?(仏血義理編)

2020-11-21 19:16:16 | 弱者男性


※この記事は、およそ4分で読めます※

 ――さて、ここしばらく何度か、2012年当時のブログ記事の再掲を行ってきました。
SAVE JAMES」問題に関連して、十五年程前のフェミニストたちの「ジョン・マネーの尻尾切り」の実態についてご説明することを、意図したものでした。
今回は前回記事の次に書かれた記事、「2012年女災10大ニュース」の第3位、第4位がそれにかかわるトピックスについて充てられていたため、その部分を採録することにしましょう。
 大変短いものですが、当時のフェミニストたちの振る舞いの一端として、ご覧いただければ幸いです。

*     *     *



【第4位】ダイアモンド博士が親ジェンフリ派というウソがバレる
【第3位】フェミニストがマネーを参照していないというウソがバレる


 はい、4位と3位は同時にご紹介しましょう。
 もうこの一、二ヶ月この話題ばかりで皆さん、飽きていらっしゃるかと思います。
 詳しくご存じない方は、今までの記事をご覧になって下さい。



 が、小山エミ師匠と議論を重ねた『世界日報』の山本彰氏から面白い記事をご教示いただいたので、ここでは補足説明的にそれをご紹介することにしましょう。
 日本性教育協会というところの発行している『現代性教育月報』という月報があるのですが、これの2006年1月号にダイアモンド博士が寄稿をしているのです。
 ダイアモンド博士は

 この報告(引用者註・マネーの双子の症例)により、人は性心理的にジェンダー・レスの状態で生まれ、ジェンダーに特徴的だと思われるものはもっぱら養育によるものだというフェミニストの主張が生まれたのです。そしてフェミニストは、女性として扱われた男性が女性としてうまく適応できたのであれば、教育・就労・家庭内の関係性をはじめとする、あらゆる事柄について男女が平等に扱われるよう、子どもの教育のしかたを変え、女性に与えられている機会を改善していくべきだと主張しています。


 と、明らかにフェミニストが「双子の症例」を根拠にジェンダーレスを推進しようとしたのだとの見方をしています。
 もっともこの後、博士は

 しかし、だからといって、私が日本の伝統主義者の主張こそが正しく、フェミニストの主張はまったく間違っていると考えているかといえば、そうではありません。


 と続け、男/女性ジェンダーを身につけたい女/男性や同性愛者を尊重すべきだ、との考え方を示しています。全体的には、博士の主張は中立というか、一般論を述べるに留めている、という印象です。勘繰ることが許されるなら、日本の詳しい状況もわからないことだしという思惑も、イデオロギー闘争に巻き込まれても面倒だしというホンネも透けて見えそうです。
 それを、編集部が前書きを挿入することで何とか自分たち寄りの記事としての体裁を取り繕った、という印象です(事実、ダイアモンド博士の文章の前には博士が男女共同参画の理念に賛同しているのだ、と強弁する『朝日新聞』の記事の転載が挿入されるという、かなり作為的な記事構成になっています)。
 いずれにせよフェミニストたちの不誠実さを物語る上で、極めて重要な資料と言えましょう。


*     *     *


 ――以上です。
 ダイアモンド博士は「男/女性ジェンダーを身につけたい女/男性を尊重すべき」と言っていますが、繰り返す通り、これは極めて間尺を大きく取れる物言いであり、保守派の中でもこれに同意しない人物というのは、かなり例外的な存在と考えるしかない。
 フェミニズムはこうしたふわっとした(「男女平等」と同じく、そこだけ提示されれば、誰もが否定できない)言い方の裏に、自分たちの偏狭で過激なイデオロギーを押し隠し、実際には「オカマは自己申告で女湯に入れるようになるべき」といった、極めて非現実的な運動を推し進めようとしています。

【LGBT】自己申告で女湯に入れるよう政府に提言した日本学術会議の学者リストがこちら : フェミ松速報! femimatsu.com

(小山エミ師匠が、上の記事と同じことを主張していたことについては、過去記事にリンクがあるので、もう繰り返しません)
 これは表現の自由クラスタや彼らの女神であるネオリブがふわっとした「自由」、「多様性」といったスローガンを掲げ、「だから真のフェミは正しい」と強弁を続けていることと全く同じであることも、ここをお読みの方はご理解いただけているかと存じます。
 ともあれ、「顕教」としては薄っぺらで口当たりのいいことを吹聴しつつ、「密教」においてはおぞましい非人道的な正体を露わにする。それこそがフェミニズムの本質であることだけは、しっかりと認識しておかなくてはなりません。

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