安倍首相、福島県民の前でもはっきり言って下さい
IOC総会で安倍首相は、
「東京は世界で最も安全な都市の一つだ。……東京電力福島第一原発について私は皆さんに約束する。状況はコントロールされている。……オリンピックが安全に行われることを保証する。財政的にも整っている。」と発言しました。
米CNNテレビは7日、2020年五輪開催都市に東京が選ばれたことを速報し、「東京電力福島第一原発の汚染水漏れを克服したことが大きな勝因だった」と、伝えました。
そして、オリンピック2020年の東京開催が決まりました。
それは、喜ばしいことなのでしょう。
でも福島に住む私にとっては、何とも釈然としない気持です。
本当に、原発の状況はコントロールされているのでしょうか。されていないと思います。かって、民主党政権の際に、「冷温停止」の状態になってはいなかったのに、「冷温停止」という言葉がつかわれました。
今度また、「状況はコントロールされている」ですか。
安倍首相、IOC総会だけでなく、福島県民の前ではっきり言って下さい。
「県民のみなさん、原発の状況はコントロールされています。財政的にも整っています」
そう言って、安心させて下さいませんか。
米CNNテレビが、「第一原発の汚染水漏れを克服したことが勝因だった」と伝えています。
安倍首相、福島県民の前で、「汚染水漏れを克服した」と、はっきり言えますか。
私は、情けなくもあり、悔しい思いでいっぱいです。
悔しいのは、こうした政党を私たちの県民も選んでしまったということです。
東京が五輪開催地に決まり、よろこびの声があちこちにあがっているこの日、私たちの住む福島県では、避難生活に疲れ「震災関連死」と認められた死者数が、1539人、地震や津波によって亡くなった方・1599人に迫っています。
現在申請中の方を加えれば、「震災関連死」の死者数が「震災直接死」の数を上回っているのです。
「寄稿」 〈実(げ)に腹ふくるる心地の〉ばーば〉
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