それが「私たちの生活とどのようにかかわるの」・それが知りたいのです

2015-05-16 11:20:44 | 日記

 それが「私たちの生活とどのようにかかわるの」・それが知りたいのです

  一昨日のブログには「数にものを言わせる安倍首相」というタイトルで書いた。再度繰り返したい。安倍首相の記者会見におけるパフォーマンス発言に終始した安倍首相も、今後の国会論議においては「戦争法案とか無責任なレッテルを貼るのではなく、中身のある議論をしたい」とけん制したと報じられている。そうであれば尚の事、いつもの「かわす発言(回答)」はしないでほしいと言いたい。

  例えば、安倍首相の好んで用いるホルムズ海峡の機雷掃海がある。「日本国内の油の枯渇を意味する・それは存亡の危機」であるとして集団的自衛権を正当化する。そうであればそのための自衛隊の派兵。そして殺す、殺される危険を伴う事態の覚悟と引き換えるだけの「国民の生活のリスク」を具体的に説明すべきである。また後方支援においては、自衛隊の安全が守られない場合は速やかにしかも「無傷」で撤退すると力説している。であれば、その「絵」を具体的に書いて国民、そして自衛隊とその家族に見せるべきである。いみじくも今回の記者会見で、武器を使用することによる隊員の危険(戦死)を指摘する質問があった。首相は「自衛隊員のこの間の旬死者1800名を例に上げ、隊員の使命感を力説している。的外れの回答である。「殉死」ではないのだ、「戦死」なのである。

  そんなこともあって、今回は中央紙三紙の記事を貼りつけることにした。

  安保法制は「平安法」?呼称「平和安全法制」に

政府・与党は14日に閣議決定した新たな安全保障関連法案について、「平和安全法制」という呼称を普及させようとしている。

これまで政府・与党では、法案に関する与党協議を「安全保障法制整備に関する与党協議会」と命名するなど、「安全保障法制」と呼んできたが、今月に入ってから、「平和安全法制。略して『平安法』」に呼称を変更した。「戦争法案」などと批判する野党側に対抗する狙いがあるようだが、与党内からも「呼び名に頼るのは姑息(こそく)では」(自民党幹部)と指摘する声が出ている。

                                      読売新聞 - ‎2015‎年‎5‎月‎15‎日 ‎金曜日

  民主・榛葉氏「麻生さんらしい」 「難解」コメント評価

  「ユニークな麻生(太郎)さんらしい、的を射たコメントだ」。民主党の榛葉賀津也参院国会対策委員長は15日、安倍内閣が閣議決定した安全保障関連法案について、麻生財務相がその難解さに触れたエピソードをこう「評価」した。 麻生氏は14日、政府高官から安保関連法案の説明を受けた自民党国会議員の妻が「全然わからなかった」と感想を述べたとの話を紹介していた。 榛葉氏は、15日の会見でこの発言に触れ、「お茶の間のお母さん、お父さん、おじいちゃん、おばあちゃん、投票権を得る18歳の若者を含め、国民が『なるほどこういう法案なんだ。だから私は賛成。だから僕は反対』と思ってもらえる議論をしないといけない」と強調。「国会議員でも分かっていないと思う。私も理解するのに苦労している」と述べた。(上地一姫)

                                      朝日新聞デジタル - ‎2015‎年‎5‎月‎16‎日 ‎土曜日

  安保法案:「丁寧な説明心がける」首相が答弁

  安倍晋三首相は15日の衆院本会議で、安全保障関連法案について「多くの国民、与野党に法案の趣旨を理解いただき幅広い支持が得られるよう、分かりやすく丁寧な説明を心がける」と述べた。野党側は首相が4月の米国議会演説で法案成立を「夏までに実現させる」と表明したことを「前のめり」と批判したが、首相は「戦争法案とか無責任なレッテルを貼るのではなく、中身のある議論をしたい」とけん制した。

  首相は自衛隊の活動範囲が拡大することについて「実際に派遣するには、国益、自衛隊の能力も踏まえ主体的に判断する」と説明した。自衛隊員の危険が高まる懸念に対しては「後方支援を部隊の安全が確保できない場所で行うことはなく、危険が生じた場合は業務を中止するなど明確な仕組みを設け、自衛隊員の安全に十分配慮している」と理解を求めた。一方、首相は議会演説で表明した「先の大戦への痛切な反省」について「犠牲になった米国の方々に哀悼の意を表し、戦後の日本が先の大戦に対する痛切な反省を胸に歩んできたこと、自らの行いがアジア諸国に苦しみを与えた事実から目を背けてはならないことなどを明確に述べた」と強調した。【加藤明子、当山幸都

                                      毎日新聞5月15日金曜日