子曰く
「人にして遠き慮り無ければ
必ず近き憂い有り。」
衛霊公十五―12
安岡定子先生
将来のことを見通して
よく考えて行動しましょう。
そうしないと困ったことが
おこることになります。
これは安岡正篤先生の「思考の三原則」を思い起こす。
第一は、目先にとらわれず長い目で見る
第二は、物事の一面だけを見ないで、出来るだけ
多面的・全面的に観察する。
第三は、枝葉末節にこだわることなく
根本的に考察する
そうしないとこうなると「百朝集」P28の
“通病”になる
世人の通病
事に先んじては體怠り神(心)昏(くら)し。
事に臨んでは手忙しく脚乱る。
事を既(を)へては意散じ心安んず。
これ事の賊なり。
呂新吾「呻吟語」
よくよく先々のことを(遠慮)考えておかないと
いつも問題が起きてバタバタと大騒ぎするばかり(近憂)。
私にとっても痛切な言葉。
ゆっくりでもいいから、よく考えて行動しよう~