気軽に茶道をしてます。

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「イングリッシュ・ガーデン」開催中の京都文化博物館へ

2016-06-16 12:38:49 | 美術館・博物館
今朝から降り出した雨も、昼には本降りになり、
ムシムシ感はましなのですが、嫌な天気ですね。
先日も雨の中、京都文化博物館で開催中の
「イングリッシュ・ガーデン」に伺っております。
京都文化博物館」あまり聞いたことがありません。
三条通りからは紅いレンガ造りの建物が目に
旧日本銀行京都支店で、今は京都文化博物館・別館に
  
一本のカツラの木が植えられており、説明板には
この枝は「葵祭」のフタバアオイの葉飾りに使われると。
カツラの若葉がレンガ色に映えます。
 
この角を北へ少し進むと近代的な4階建ての本館です。

エレベーターで4階へ、開くと目の前には、
キュー王立植物園の全景が迎えてくれます。

特別展「イングリッシュ・ガーデン」英国に集う花々展は
ロンドンにある世界遺産のキュー王立植物園に所蔵された
20万件を超える世界最大のボタニカルアートコレクションを
もとに植物画、工芸品など約150点が紹介されておりました。
なお特別展入場券で、4F/3F/2Fも閲覧できますよ。
1.植物絵の夢と憧れ
 1-1:植物画の夜明け、1613年のオオカンユリが
 1-2:18世紀の植物画家たち、エーレットの名が
2.世界の花々を求めて
 2-1:発見の旅、種の起源(6版)ダーウィン
         ダーウィンの肖像画や直筆も
バンクシア・セラタ(ヤマモガシ科)1985年頃

 2-3:科学技術と園芸、1851年第一回ロンドン万国博覧会で
      作られた世界最大の建物(水晶宮)の外観
 2-4:19世紀とキュー王立植物園
一例、ヒマワリがこんなにも精密に模写されており
写真とはまた違ったむつかしさがありますね。 
ヒマワリ(キク科)1800年頃
画家でも絵を描くではなく、植物そのものを詳細に描くという
特有な技術が必要で、訓練を受け、
さらに試験に合格しなければならなかったそうです。
 2-5:ビクトリア時代の女性旅行家マリアン・ノース
3.花に魅せられたデザイナーたち
 3-1:装飾芸術 自然を暮らしに、タイルやドレスにも
4.エピローグ

ほとんど鑑賞できない貴重なボタニカルアートの連続、
年数を経ても、繊細さや煌びやさが想像できます。
本当に息を飲む作品ばかり、驚きの連続でした。
次の3Fで開催中の「江戸の植物画展」これとの対比が
面白くもあり、興味深いものになりました
次にご紹介させていただきます。