気軽に茶道をしてます。

日々のお稽古とともに、できるだけ手作りのお菓子で
お茶を楽しんでいる様子や、四季折々の変化もお伝えします。

入江泰吉記念奈良市写真美術館で

2016-06-04 16:03:18 | 美術館・博物館
このひと月ほど足の痛みが、ぶり返しておりましたが、
昨日の散策が良かったのか、
今朝はかなり良くなってきており、
今朝からの台子稽古に伺っても、集中できます。
何事にも健康が一番ですからね。
実は散策を兼ね、期間も残り少なくなった
入江泰吉記念奈良市写真美術館」で開催中の
入江泰吉「春の大和」展・ゼラチンシルバーセッション巡回展へ
伺っております。
 

その前に、あまりの気持ちの良い天気でしたので、
奈良高畑界隈をブラブラと歩いてみました。
高畑は、古くから春日大社の神職がお住みになる町で、
柳生街道の終始点でもあり、賑わい発展しております。
大正から昭和にかけては多くの文人墨客に愛され、
文化の町としても知られ、
白樺派文豪・志賀直哉も自ら設計し昭和4年から9年間
住んだ邸宅「志賀直哉旧居」があり、
名作『暗夜行路』もここで書き上げられたそうで、
1階のサンルームでは多くの文化人や芸術家が集い、
「高畑サロン」と呼ばれ、芸術論議を交わしたそうです。

その隣には、喫茶店が併設されたコンドミニアムが

道祖神なのでしょうか、門前におられます。

反対側には、鹿さんが

さらに進むと新薬師寺界隈には、
今年の修二会で使われた「おたいまつ」が黒々と
 
新薬師寺を覘くと東門と本堂の鬼瓦が微笑んで?
南門前で、ご挨拶を済ませ
東門 本堂 
南側の高円山に目をやると、
8月15日に燈される奈良大文字の火床も確認できます。
クリックで拡大
さあ入江泰吉記念奈良市写真美術館へ向うことに、

入り口から階段で下がったところが展示室です。
写真家・入江泰吉が奈良大和路の風物を約半世紀に亘り
撮り続けたの全作品が収蔵されており、
現在は「春の大和」として、花とともに佇む寺、
道端に咲く花々が展示されておりました。
結婚して数年間見慣れた畝傍山、二上山などとともに
明日香の里を懐かしく思い出しました。

続きゼラチンシルバーセッション巡回展になり、
各写真家の意図する現像条件の違いで、
同じモチーフが、こんなにも変化するとは、驚き!
例えば、蜷川実花さんの作品のメリハリの利いた色遣い、
対する同じネガからの現像条件の違いが、穏やかな作風へ
写真って奥が深いですね。
いろいろ学ぶことが出来ましたが、私の腕前では・・・。