気軽に茶道をしてます。

日々のお稽古とともに、できるだけ手作りのお菓子で
お茶を楽しんでいる様子や、四季折々の変化もお伝えします。

虎豆の水無月で茶箱を

2016-06-20 15:00:26 | 主菓子とお干菓子
薄曇りの朝、気温の上昇とともにムシムシ感が増し、
六月(水無月)も明日からは、もう下旬になり、
これから先、連日30℃越えとの予報。
茶箱のしつらえで、炭が入らないから涼しそうですね。
 
最近六月になると、菓子といえば『水無月』と言われますが、
本来は晦日「夏越の祓い」の折に、
厄払いと残り半年の無病息災を祈って頂くものですから、
6月30日を挿む二週間程度がベターではないでしょうか?
今朝の稽古の方は水無月最後のお稽古ですので、
本来は小豆の赤色が魔除けとされておりますが、
虎豆にて作り、お出ししました。
 
こんな後付けを考えてみました。
虎豆は、白地にへその周囲の濃黄褐色と淡黄褐色の
斑紋が虎に似ていることからで、
『虎』は古来中国では「龍虎」と称し、同様に神格化され、
権力の象徴や魔除けとしてあがめられております。
又『豆』は「魔()」を「滅()する」という意味で、
魔よけの邪気を払うものとされます。
凄いごろ合わせ、語源由来辞典にはありません)

『虎』の魔力で、魔除けの邪気を払って頂けましたか。