気軽に茶道をしてます。

日々のお稽古とともに、できるだけ手作りのお菓子で
お茶を楽しんでいる様子や、四季折々の変化もお伝えします。

「青梅」菓子を作ってみました。

2016-06-09 13:07:07 | 主菓子とお干菓子
今日、9日は旧暦の端午の節句、晴々した日なのに、
どんよりとした空模様で、昼からは雨との予報。
暗くてじめじめした感じが、心も塞ぎがちになりますね。
明日、10日は「入梅」で、今年は早かったのでしょうか?
4日には「梅雨入り」も宣言されており、
関西の雨量は多めと言われております。しかし
関東は水不足が懸念されていますね。

「梅雨」の異称の一つに「青梅雨」(あおつゆ)があり、
長雨は嫌ですが、雨は天の恵みで、草木を潤し、
育つことで葉も十分に茂り、空からだけでなく、
葉や枝からも雨粒が落ちてきますね。
 昨年6月
「青梅雨」の季語を使うことにより、
梅雨の鬱陶しさや暗さがやわらぎ、明るい感じがでませんか。

青梅雨や 一と日読書に 費して
             長山野菊
ゆっくりと、一と日読書に費やすのも良いですが、
私は貧乏性なのか、何かしたくなります。

そういえば、先日の大先生のお稽古に
主菓子として奈良樫舎さんの『青梅』で
品のあるほどよい甘さでした。
 

簡単そうなので、早速試作に挑戦しました。
 
中には漉し餡を入れ込んでおりますが、
相方からは、大きすぎだの、青緑色が強すぎだの・・・
チェックが入ります。
簡単そうに見えましたが、お稽古の主菓子には
もう少し、完成度をあげなければなりませんね。

追加)
青梅雨に 鑑真和上 朱の唇
             長崎豊子
6月6日は鑑真和上の命日、奈良唐招提寺では
開山舎利会があり、
毎年6月5日から7日まで鑑真和上座像が御開帳されるそうで、
今年こそはと思っておりましたが・・・残念、
ゆっくりと、青梅雨の降る一と日にお会いしたいものです。