気軽に茶道をしてます。

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「ムジークフェストなら」が始まり海龍王寺で笙と横笛の演奏を

2016-06-12 17:45:10 | 音楽
今年も回を重ねる事5回、ムジークフェストなら2016
昨日11日、奈良東大寺大仏殿でのオープニングコンサート
から幕が切られ、26日(日)まで16日間、毎日
県内どこかで、ジャンルを問わず開催されているそうですが、

忙しさに、予約するのを忘れておりました。
有難いことに、今日12日(日)海龍王寺本堂での券が手本に、
『龍王の風』:笙(田島和枝さん)と横笛(雲龍さん)。
 
梅雨空ですが夕方から雨の予報、ムシムシした気候の中、
平城旧跡に車を止め
若草山大極殿
ねむの花が咲き、誰かのいたずら?梅の実が
 
海龍王寺に着くと、二人のボランティアの方が案内を
ご苦労様です。
 
昨年も6月にも十一面観音さんや会津八一の歌碑に会っております。
中門への道は、きれいに刈り取られており、
←昨年 
400円の拝観料を払い、本堂へ
狭い本堂ですが、70人程度でほぼ一杯

十一面観音さんに、ご挨拶を
 
プログラムは
 縁の香(えにしのこう)       雲龍
 黄鐘調調子(おうしきちょうちょうし)古典曲
 深 山(みやま)          雲龍
 拾翆楽(じっすいらく)       古典曲
 蒼 海(うみ)           宮田まゆみ
 虚空の音(こくうのおと)映画地球交響楽6番
 龍王の風(りゅうおうのかぜ)    雲龍・田島和枝

より大きな竽(う)に持ち替えられると、
その音は、笙より1オクターブ低く、
音量も小さく優しい響きで、より神秘性が増します。
バイオリンとチェロの関係に似ておりますが、
平安時代中期に廃れ、正倉院御物から再興されており、
なかなか聴けないものなんですね。
二人の精神性が現れた良い演奏が、

目を閉じて聴いていると、本堂を通り過ぎる風が・・・ 
すがすがしくなり、風の音がしたかのような錯覚に陥り
横笛が鳴っている時と、笙を演奏されている時では
本堂の外から聞こえてくる梢を揺する風の音が違います。
神聖なもののいぶき、十一面漢音さんの霊力なのでしょうか。
清々しい気持ちにさせて頂きました。
ありがとうございました。

付)会津八一の歌碑はやはり、草の中にひっそりと
←昨年
『しぐれのあめ いたくなふりそ こんだうの
        はしらのまそほ かべにながれむ 』