2014.7.17「前祭」巡行の月鉾
京都文化博物館3Fから2Fへ降りると
平安京が成立したおりの遺跡の紹介並びに
京の歴史(平安時代、鎌倉時代、室町時代、江戸時代)の
町並みと人々の生活を大きな画面で紹介されております。
ボランティアの方の丁寧な説明もあり、
外国の方も興味深くご覧でしたが、狭いためか総花的で、
奈良在住の私としては、何か物足らない感じが否めません。
その先に、京都を彩る展示「京のまつり」として
『祇園祭・月鉾の名宝』展が、
これが本当にすごいの一言
朝鮮毛綴の胴懸は、古いものなのでしょうか、色あせし
特に中央の部分の上部は、かなりホツレが見られ、
江戸時代のもので、ほれぼれします。
右)蓬莱山四貝の図
中)鳳凰と牡丹に鵲(かささぎ)の図
左)蓬莱山四貝の図:重要有形民俗文化財(江戸時代)
クリックで拡大
月鉾の大屋根には、漆黒の八咫烏がおられるそうですが?
2014.7の巡行時(現代で新装)
そして一番上に象徴の三日月形の鉾頭が。
展示されているのは『元亀四年』(1573年)という銘
銅製金鍍金月形で、大錺(おおかざり)屋勘右衛門作です。
銅製金鍍金月形1573
歴史の深さが分る作品ですね。
そしてその妻飾りの部分には、
2014.7(現代に新装)
これではわかりませんが、
金波に躍動するウサギの彫刻
破風軒裏には、丸山応挙に手になる金地著彩の草花図が、
3Fの江戸の植物画展に通じますね。
クリックで拡大
さらに小天井には、岩城久右衛門さんの筆で
唐紙貼金地著彩の源氏五十四帖扇面散図があり、
1835年の『月鉾天井画乃記』にも登場しています。
年月を経ても、すごいですね。
金具も立派でした。
角飾房掛具 扇面に新月文様鍍金(1819年)
角飾房掛具1819年
最後にくじ箱も登場し、
祇園祭の奥深さに触れることが出来ました。
今年も7月1日から祇園祭が7月31まで行われます。
巡行以外にも、多くの日程があるのですね。
京都文化博物館3Fから2Fへ降りると
平安京が成立したおりの遺跡の紹介並びに
京の歴史(平安時代、鎌倉時代、室町時代、江戸時代)の
町並みと人々の生活を大きな画面で紹介されております。
ボランティアの方の丁寧な説明もあり、
外国の方も興味深くご覧でしたが、狭いためか総花的で、
奈良在住の私としては、何か物足らない感じが否めません。
その先に、京都を彩る展示「京のまつり」として
『祇園祭・月鉾の名宝』展が、
これが本当にすごいの一言
朝鮮毛綴の胴懸は、古いものなのでしょうか、色あせし
特に中央の部分の上部は、かなりホツレが見られ、
江戸時代のもので、ほれぼれします。
右)蓬莱山四貝の図
中)鳳凰と牡丹に鵲(かささぎ)の図
左)蓬莱山四貝の図:重要有形民俗文化財(江戸時代)
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月鉾の大屋根には、漆黒の八咫烏がおられるそうですが?
2014.7の巡行時(現代で新装)
そして一番上に象徴の三日月形の鉾頭が。
展示されているのは『元亀四年』(1573年)という銘
銅製金鍍金月形で、大錺(おおかざり)屋勘右衛門作です。
銅製金鍍金月形1573
歴史の深さが分る作品ですね。
そしてその妻飾りの部分には、
2014.7(現代に新装)
これではわかりませんが、
金波に躍動するウサギの彫刻
破風軒裏には、丸山応挙に手になる金地著彩の草花図が、
3Fの江戸の植物画展に通じますね。
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さらに小天井には、岩城久右衛門さんの筆で
唐紙貼金地著彩の源氏五十四帖扇面散図があり、
1835年の『月鉾天井画乃記』にも登場しています。
年月を経ても、すごいですね。
金具も立派でした。
角飾房掛具 扇面に新月文様鍍金(1819年)
角飾房掛具1819年
最後にくじ箱も登場し、
祇園祭の奥深さに触れることが出来ました。
今年も7月1日から祇園祭が7月31まで行われます。
巡行以外にも、多くの日程があるのですね。