細沼園のお茶飲み話

お茶の時間のひとときに、思いつくまま書きました。

殺人者 深谷忠記

2009-10-28 08:15:40 | 読書メモ は行
殺人者  著者 深谷忠記

《内容》
21歳の母親が子どもを自宅に置き去りにし、保護責任者遺棄の罪で有罪判決を受けた。預けていた我が子を児童養護施設から引き取って間もなくのことだった。その後、N市の路上で男が殺され、さらに児童養護施設のある香西市郊外で女の変死体が発見された。被害者はいずれも子どもを虐待していた―。宮田刑事たちの捜査は混迷を深めるが、やがて第三の事件が起き、驚くべき事件の構図と“殺人者”の姿が明らかに…。連続殺人事件の現場に残された「殺人者には死を!」の文字。浮かび上がる容疑者、深まる謎。新趣向の書下し本格推理。人間の心の不可思議さに迫った問題作。
           (紹介文より)

☆☆☆☆
―――親の権利を言うならその前に義務を果たせ、と怒鳴り返したかった。最低限の義務さえ果たさないだけでなく、子どもの心と身体を傷つけ、痛めつけている人間に、親だと言う資格があるのか。

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