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細沼園のお茶飲み話

お茶の時間のひとときに、思いつくまま書きました。

おまえさん(上)  宮部みゆき

2012-09-05 07:28:16 | 読書メモ ま行

《内容》

痒み止め薬「王疹膏」を売り出し中の瓶屋の主人、新兵衛が斬り殺された。本所深川の“ぼんくら”同心・井筒平四郎は、将来を期待される同心・間島信之輔(残念ながら醜男)と調べに乗り出す。その斬り口は、少し前にあがった身元不明の亡骸と同じだった。両者をつなぐ、隠され続けた二十年前の罪。さらなる亡骸…。瓶屋に遺された美しすぎる母娘は事件の鍵を握るのか。大人気“ぼんくら”シリーズ第三弾。あの愉快な仲間たちを存分に使い、前代未聞の構成で著者が挑む新境地。    (紹介文より)

 

 

―――宝物のように大事に思うということと、自分のもののように大事に思うということは、似ているようで実はずいぶん違う。自分のものならば、好き勝手にできるからだ。

―――誰かに愚痴っちまってから、あんなこと言わなきゃよかったと後悔することなんざ、いくらもあらぁな

―――樽や桶なら、緩んではずれてしまった箍を締め直すには職人に頼めば事足りる。だがあいにく、人の箍には、そんな便利な職人はいない

―――人として、できることでもやってはいけないことはある


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