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日本ヨーガ学会

ヨーガ的生活

自分の中の勝ち犬と負け犬

2018年01月29日 08時57分43秒 | 思うがままに
たまたま見たテレビ番組、世界仰天ニュースは衝撃でした。

『キレる私をやめたい』
アニメの実写版でした。

夫にちょっとしたことでキレて暴言と暴力を振るう妻。

罪悪感に苛まれ続ける妻の心の闇は自分の母親にあった…。

昨年、秘書に暴言を吐いた女性議員がいましたが、もしかしたら同じような心の闇を持っていたのではないでしょうか?

自分ではどうにもコントロールができない怒り。
わけもなくわき起こる怒りの源が何であるか?をゲシュタルト療法で辿り、やっと平穏な日々を取り戻したこのアニメの作者

その源は自分への怒りでした。
ヨーガ・スートラでいう煩悩の中の生命欲ではないでしょうか?

子どものころから、生きるためにはこうすべき…だと言い含められて、洗脳されている自分があります。

それが不安や恐怖につながり

何でいつもあなたはそうなの?
あなたはバカ

と、いつも批判するもう一人の自分になっている…。

それはトラウマ。

人がキレる時…

本能的に身の危険を感じてキレる
自分の過去の体験に照らしキレる

心にはトップドッグとアンダードッグという部分があると言います。

直訳は、トップドッグは勝ち犬、アンダードッグは負け犬ですが、ゲシュタルト療法では、トップドッグは自分が自分に命令を下す司令塔。
これは親や教師や周辺の人々から言われ続けてきたこと、つまり洗脳されてきたことが自分の中で統合できていないために、ニセモノの自分として動きだす。
このニセモノの自分が、いつも「ああしなさい」「こうしなさい」「ああするべきではない」「こうするべきではない」と命令し、役割の仮面をつくりはじめるそうです。

その時に、それに対抗する同じ強さのアンダー ドッグが自動的に生まれるとか…。
アンダードッグは逃げたり、ソッポを向いたりする自分。

どうやら、そのせめぎ合いで、怒りになるらしいです。

意識は過去と未来を行ったり来たり。

そんな時は、

やすむ
自分を褒める
今、ここにいることを実感する

ことだそうです。

自分を責めている自分に休息を与え、やすんだ後には栄養を与える。つまり、自分を褒める。どうしても褒めることができない時は、「今、ここにいる」ことを感じる。

大事なのは、その習慣化だそうです。

今日は上尾に来ています。(荻山貴美子)
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