ホクトマンのアドブログ

アドベンチャープログラムを愛するすべての人と、そうでもないすべての人へ。ひとりごと、今思うこと、泣き言、楽しか

詩人

2010-12-21 | 雑念
朝から雨。
作業は残っていますが、
遅々として進まないのが現状。

2010年は総合的に見たら、
転機の年だったんでしょう。

私の場合、
転機の年じゃない年は数少ないのですが。0歳の時が1番着実な毎日を過ごしていたのかも知れません。

1月にNPO辞め、
プー太郎。
春から難民の様に、
永住する場所を探した。

そしてある無人島が見える海岸線を見た時、「これは素晴らしい!」「こんなところに住めたらイイな」と思ってしまった。

それが枕崎に、ほど近い坊津だった。
仕事を探し、
鹿児島の現状を調べると、
「失業率は高く」「若者は鹿児島市内や都会へ」の過疎地の抱える問題が見えてきた。

たまたま鹿児島のNPOの仕事と出会い、
就職。生活のベースとした。

そして鹿児島で力を持つ数少ない団体であった。

8月から働き出し、5ヶ月間。
奥様の家族とも仲良く、
特に奥様は山奥で暮していた兵庫の冬とは違って、実家が近い事で元気を取り戻していた。

携帯がSoftBankの電波が少ないとか、
何故か地デジが映りにくいとか、
それなりの細かいストレスはあるものの、概ね順調である。

しかし運命なのか宿命なのか。

私はこの歳になるまで、
何人分の人生を歩んできたのか?
と、思うほど転機を迎え、
様々なルートを阿弥陀くじの様に、
進んできている。

他の人もそうなんだと思うときもある。
でも、話してみると、そういう人は少ない様だ。

だから珍しい人間なんだろう。
かと言ってそれをクローズアップされるのは好きくない。

かつて私を「転石」に例えた詩人もいらっしゃった。

安住の場所は、私にはおとずれないのかも知れない。

だがそれも一興。

かつての柳生十兵衛も旅人だと聞く。

2010年も江戸時代も何も変わらない。
ただただ人間が幸せを求めて、
大地を踏んで歩んでいるだけである。