ホクトマンのアドブログ

アドベンチャープログラムを愛するすべての人と、そうでもないすべての人へ。ひとりごと、今思うこと、泣き言、楽しか

「九州ロングトレイル」と聞いて。

2011-12-04 | 雑念
「九州ロングトレイル」

この言葉どのような印象を持ちます?

私はとてもわくわくする魅力的な言葉に聞こえた。
そしてその実現に向けて活動しようとするムーブメントの「1歩」が産声をあげている。

そんな何をするのか分からない「それ」に賛同し、参加することは私のライフスタイルにあてはまる。

ありきたりの生活、ありきたりの仕事、ありきたりの風景、ありきたりの生き方
どこかでみたような映像、どこかで聴いたことがある話

それはそれで幸せだと感じることができれば幸せである。

しかし単純に「新しもん好き」が高じて、アドレナリンが放出されることを追い求めている。
そんな自分が大好きであるという、どうしようもない奴である。

そんな子供心をくすぐった言葉が「九州ロングトレイル」なのである。

そしてその具体的なルーツは「アパラチアントレイル(AT)」だという。
作家でバックパッカーな加藤則芳氏は言う。

「九州ロングトレイルは一周できるから魅力的なんだ」

アメリカのアパラチアントレイルは地域の住民がバックパッカーをもてなし、援助する。
それは「トレイルエンジェル」であり、「トレイルマジック」なんだと。

そして自分の家の近くを通る「ナショナルトレイルコース(国が定めた自然道)」を誇りに思っている。
それが「草刈」や「歩道整備」へのボランティア活動にも表れる。

そして印象的だった加藤氏の言葉は

「『高さ』じゃなく『長さ』を求めるロングトレイルの考え方は、チャレンジャーをドラマティックな感動に包みこむ」

日本のアウトドアに違和感を感じていた私は何かモヤモヤしていた気持ちを言い当てられたようにスキッとした。

私はかつて「アウトドアや自然を案内できるような仕事をしてみたい」と言っていた。
それが「ラフティングガイド」や「キャンプ屋」のような仕事に導いてきていた。

しかし「エンターテイメント性」の高いガイドや偽自然体験指導者へ不信感さえ抱いていたのだ。
そしてファンやリピーターが増えるように自分自身もエンターテインメント性を求め始めていたのだった。

そして生活していかなければいけないそれらの経営者や代表たちの発する言葉は、
「自然保護」や「体験重視」とは言うもののチンケで嘘をついているような気がしていた。


なぜ私は『高さ』じゃなく『長さ』であるという言葉に感銘を受けたのか?

それは私自身の遊びのスタイルともマッチしたからだと思う。

私たちがあそびを企画をしている「いちねんせいプロジェクト」は、少なくとも「富士登山100人」がきっかけだった。
しかしその後「縄跳びリレー」「しまなみ海道」「カントリーサインの旅」「3丁目の夕日」などロングスパンを達成感に変えていく遊びをしていた。

それは「無駄」であり、「しんどい」「ねぶそく」など大人が貴重な時間を費やしてするようなものではない。
しかしそこに「価値観」を見出していた私は

「いままでやってきた『長さ』を感動に変えて楽しむことは間違っていなかったんだ」

と勝手にこじつけてみたのだ。

するとこの「九州ロングトレイル」の完成へ少しでも関わり、楽しく苦しく自然と戯れて達成するという魅力を共有できるのではないか?
と考えるようになった。

私は何処まできるか分からないし、仲間に入れるのかどうかもわからないが
今の時点では何らかのお手伝い、もしくは実行委員会なんかのメンバーになれたらうれしく思う。

さて担当者にメールでもするかな。

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