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あっはっは、でもーー

2017-01-14 | 心の体験的日記
トンチン年金の場合は、この反対なのです。互いにおカネを出し合って、たまたま、非常に長生きされた方に資金を回す。長生きをすることはめでたいことなのですけれども、経済的にはリスクとも考えられます。貯金が底をついたら、折角入居した介護施設も出なければならないかもしれない。そうした『長生きをするリスク』に対応するのが、この商品なのです」(日本生命広報部)

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長生きリスク。
どれほどのものになるのか、まったく予測がつかない。

これほど寿命が長くなると、リスクがどんどん高まる。
年金もこれからは減ることはあっても、増えることはまずない。
資産運用による資産増加ねらい(利殖)もリスクがある。

資金的にはあと5年なんてなってくるとどうしたらよいのか。
考えれば考えるほど不安。
だから考えない。

でもトンチン年金。
いいアイディアだなー


直感

2017-01-14 | 認知心理学
「直感」

考え抜いても

考え抜いても結論がでなければ、「好き嫌い」できめてよい(羽生善治「大局感」角川oneテーマ21)

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かつて、「感情と思考の科学辞典」を編んだことがある。水と油と思われている感情と思考とを同時に取り上げることで、とても、おもしろい辞典になった。
それで納得したことは、感情と思考は、日常では、まったく水と油ではないということだった。実に微妙に両者が協働して妥当な結論を導き出して生活をしていることがはっきりとわかった。
さて、この名言は、考えぬくことをとことんすることが仕事の将棋棋士のものである。日常とはいえない世界でも、こんな形で思考と感情が協働していることが語られていて、驚く。
将棋に限らないが、選択枝が増えるほど決断は難しくなる。あまりの難しさに決断を放棄してしまうことさえある。選択麻痺と呼ばれる。この名言は、そんなときの指針になる。