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熟練者のエラー

2007-07-09 | ヒューマンエラー
熟練者に見られるエラーの特徴(黒田勲「信じられないミスはどうして起こる」中災防新書より)を分類すると

「習熟者の特性」    「ミスにつながる心的、行為」
●同じ仕事
1)同じ仕事をしているーー>型にはまりすぎている
2)長年月繰り返し実施しているーー>慣れ過ぎている

●仕事を知悉
3)仕事の内容をよく知っているーー>憶測が多く、真                  剣に考えない
12)からだが覚えているーー>うまく教えられない

●注意不要
4)苦労せずに実行できるー>気軽に不注意に操作する
9)余裕があるーー>遊びが多く、不必要なことをする
11)長時間実施できるーー>意識水準が低くなる

●熟練(無理なく、無駄なく、むらなく)
5)円滑に実行できるーー>割り込みに弱い
6)巧みに実行できるーー>自惚れが生ずる
7)誤りが少ないーー>誤っても気づかない
8)速い速度でできるーー>操作の抜け飛びが生ずる
10)不必要なことはやらないーー>気配りが悪くなる

●興味関心
13)その仕事に興味があるーー>他のことに興味をもたず                    狭視野になる
 

ヒューマンエラーを防ぐためのマニュアル作り

2007-07-09 | わかりやすい表現
ヒューマンエラーを防ぐためのマニュアル作り
             ----認知心理学からの提案----

             海保博之(筑波大学心理学系)    
              hkaiho@jcom.home.ne.jp
「概要」                                    
 マニュアルには、仕事の手順書と、道具・器械・システムの取扱説明書とがある。ヒューマンエラーを防ぐための仕掛けの一つとして手順書を位置づけたとき、マニュアル作りではどんなことに配慮すればよいかを考えてみる。まず、ヒューマンエラーを、「使命ー”計画・実行・評価サイクル”(M−"PDS")」」の枠組で分類して、それぞれのエラーを防ぐための手順書作りの指針を、認知心理学の立場から提案してみる。                                   


知能検査

2007-07-09 | 認知心理学
05/7/29評価大学 講演要旨  
         知能と知能検査
  ―――100余年の歴史から見えてくることーーー

   筑波大学大学院人間総合科学研究科教授(心理学) 海保博之

概要*********************************
 知能と知能検査に関する研究は、1世紀余にわたる歴史がある。これは、現代心理学の歴史の長さとほぼ同じである。本講演では、その研究の歴史と時代思潮を踏まえながら、今日的な課題につながる4つのトピックスを考えてみる。
トピック1「頭の良さいろいろ」
トピック2「知能の一般因子gをめぐって」
トピック3「知能検査のねらい」
トピック4「知能検査の賢い使い方ーー”教研式サポート”を例にして」

ヴィスタがほぼ動くようになった

2007-07-09 | Weblog
はいだ君のおかげで思いのほか早く
デスクトップが動くようになった
こうなると、画面の大きさや色合いのすばらしさに感動
ビスタの良さはこれだけではないのであろうが、
まだ、へーという動きには出会わない

大学の管理 再掲

2007-07-09 | 心の体験的日記
●認知的体験 04/3/1海保
「トップダウンで自由闊達な研究・教育環境の保証を」
国立大学は4月から国立大学法人になるので、その準備と心構えも必要。トップダウンへの切り替えによる反発が早くもぼちぼちと出てきつつある。再任用をめぐっては京大で裁判が起こされている。紛争多発で研究どころではない、なんて不幸な状況にならないことを願う。トップダウンが管理強化に直結してしまうのが日本の悪いところ。

反省と内省

2007-07-09 | 教育

2002)年度終業式 学校長挨拶
                                   2003年3月20日
                                   ******
反省と内省--頭の内外にもう一人の自分(ホムンクルス)を育てる

 では、全員、目をつむてみてください。 終業式のときの復習です。 まず反省のほうから。 鏡に映った自分の姿をイメージしてみてください。 視点を外において自分をみるのが、反省です。 では、手をゆっくりと挙げて、隣の人とふれどこかがふれたらそこで手を止めてみて ください。そしてその時の感触を実感してみてください。 それが内省です。 では手をもとに戻してください。 外から自分をみたり、 内なる自分で自分をみたりできるようになること。 それが大人になることです。

 目をつぶってみてください。 今日は、反省と内省の話です。
 終業式です。1年間の自分を振り返りましょうというわけです。

 さて、目をつぶりましたか。 今、みなさんは、校長が何を言うのか、何をさせようとしているかに注意を向けているはずです。 心が外に向いていますね。 これは反省でも、内省でもありません。

 では、去年の今ごろ、もっと限定しましょう。 去年の終業式、1年生は卒業式になりますが、 そのときの自分のことを思い出してみてください。 隣の人とおしゃべりしていた自分が見えてきませんか。 いつもと違って晴れ着をきた自分がみえてきませんか。 あるいは、鏡に映った今の自分を想像してみてください。 どうですか。自分ながら、その姿にほれぼれしますね。

  ではもう一つ。今目をつぶっている自分の姿を、校長の目でどう見えるかを想像してみてください。 できますね。 これが反省です。

 反省とは、自分を外からみることです。 友達があなたをどうみるか。 親や先生があなたをどうみるか。 などなど、外の目で自分を見直してみること。 これが反省です。 「反省しなさい」といわれるときに するのが、その人の目であなたの行為を見直しなさいということですね。

 反省で大事なことは、2つ。
 一つは、外の目になりきること。 つまり、親の目、先生の目で自分を客観的にみることができること。
 もう一つは、いろいろの目で自分をみることができること。 時には友達の目で、時には、親の目で自分を外からみることができることです。

  さて、次は、内省、自分の内をみつめることです。 反省が外の目で自分をみることでしたが、 内省は、自分の内にある目で自分の心をみつめることです。

 やや難しい心の働きですが、やってみましょう。 去年の終業式、卒業式での校長先生の名前は思い出せますか? どんな話しをしてくれたか思い出せますか? 今度は、注意は自分に向いていますね。 自分の記憶を探っています。 これは想起、思いだそうとする記憶についての働きです。

 では、さらに、注意を、今思い出そうとしている自分の心の働きに向けてみてください。ややむずかしいでね。でも出来ます。 やってみましょう。

  ・校長先生の名前は思い出せそうですか?
  ・その時のお話の内容は思い出せそうですか?
  ・がんばれば思いだせそうですか?それとも無理そうですか? これが、自分の「心を探る」内省です。 自分が今働かせている記憶の状態を一段、高いところから 眺めている感じ。それが内省です。

  では、もう一つ内省の別のタイプを。 身体をリラックスさせてください。 肩の力を抜きます。手がぶらっとします。 右手の人差し指を少し動かしてみてください。 そして、右手の人差し指の先端に注意を集中してみてください。 さらに、そこを温かいお湯につけたイメージをうかべください。

  どうですか。ゆったりした気分になりませんか。 これは内省による気持ちの「自己コントロール」になります。 人間の頭の中には、もうひとりの自分がいます。 これをホムンクスと言います。 このホムンクルスがあなたの頭の働き、気持ちを観察し、コントロールしているのです。 これが内省です。

  内省で大事なこと2つ。
  一つは、できるだけ、その時その場で、自分の心を覗き見るようにすること。 後からあのときの自分の心はどうだったかではなく、友達を怒らせてしまったその時に、自分の心を覗いてみることです。 これは、心をクールダウンするのにも役立ちます。
 もう一つは、後から日記などにあのとき自分の気持ちはどうだったかを書き留めるようにすること。これによって、自分の心をより深く、的確に知ることができるようになります。

 では、ここで、目をあけてください。 反省とは、自分を外の目で見ること。 内省とは、自分の心を自分の頭の中にいるもう一人の自分、ホムンクルスがのぞき込むこと。 いつもいつも反省と内省というわけにはいきませんが、ときおりは、内と外の目で自分をみつめてみてください。 これができるようになると、自分で自分をよりよく知ることができるようになります。さらに、自分で自分をコントロールできるようになります。 それができるようになれば、あなたはかなり大人になってきたことになります。

 では、また新学期、元気な姿で諸君と会えることを楽しみにしています。 終り
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○自分が何を知らないかを知る(「知不知」)ことこそ、最高の認識なり。
○「私の知識は増えるが、私の無知の増え方はもっと速い」 「一番重要な知識は、何が知らないでいいことかを知ることである」
(N.ボルツ「世界コミュニケーション」(東大出版会)



電子マップは凄い

2007-07-09 | 心の体験的日記
カーナビは使っていない
新しいところに行くには、最近は、もっぱら、電子マップ
ほぼ間違いなく、目的地にいける。

一番難しいのは、目的地近辺にいってあと一息のところ。
これは、カーナビでも同じ。「この近辺です」で終わり。
でもたいていは、そのあたりにいる人に効けばわかる。

これも無料で使える。
無料が多すぎないか。

すり込み 用語解説

2007-07-09 | 認知心理学


◆刷り込み(刻印づけ)(imprinting)〔心理学〕

孵化直後のヒヨコは、それがなんであるかに関係なく動く対象を追従する。そして、この特定の対象に対する追従行動は、以後ひとつの行動習性となる。興味深いのは、この習性獲得は、生後一定期間内でしか起こらない。この期間を臨界期とよぶ。例えば、人間の言語学習などでも、生後2年間くらいまでの母国語との接触が、後の言語発達に重要な影響をもつ。これも、この期間に、子どもの頭の中に言語情報の刷り込みが行われているためと考えられる。

請求書詐偽  用語解説

2007-07-09 | 認知心理学

●請求書詐欺 
正当な権威を装って、請求書を送りつけて、手ごろの額を振り込ませてしまう詐欺。
道具立ては、法律用語と官公庁まがいの請求者による権威づけ、そして誰もが一瞬その正当性を信じてしまうような請求案件のでっち上げとである。
人は権威には弱い。しかも、自分の側に少しでも弱味があるときは、権威の命ずるままになってしまう。請求書詐欺はそこを狙っている。



疲れがとれた!!

2007-07-09 | 心の体験的日記
木曜日の早朝テニスが効いたらしい。
土曜日になって疲れが出たようだ。
日曜日、絹の湯にいってゆったりと湯につかり、
疲れはすっかりとれた。
心身ともに、疲れはためないことが大事と心得ている。

写真 そのテニスコート 最高のコートだと思う