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失敗体験の共有

2007-07-22 | ヒューマンエラー
06/4/21海保
第2回 「失敗体験の共有で絆が強まるのはなぜ」
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35文字 60行で 2100文字
●失敗は誰もがする
失敗はその大小はさておくとしても誰もがいつかはおかします。そのことの認識は大事です。
自分は絶対に失敗はしない、と豪語する人やそう信じている人はいないわけではありませんが、それ自体が失敗と言っても良いと思います。
なぜ、私たちは失敗をするのでしょうか。
それは、積極的に人生や仕事に取り組んでいるからです。何もしない、寝てばかりの人生を決め込んでいる人には失敗は無縁なのです。

●それでも失敗したくない
とは言うものの、誰もが、できれば失敗したくないとの強い思いを持っているのも事実です。なぜでしょうか。
それは、失敗がもたらす、あなたへのネガティブな評価を恐れるからです。誰もが失敗することは百も承知、しかし、失敗したあなたに対しては、容赦のない批判を浴びせる。これが、現実です。だから、誰しもが失敗を恐れるようになるのです。
問題はここからです。失敗を恐れて人生や仕事を縮小する方向に行くか、失敗を糧にしてさらに挑戦的な人生、仕事に取り組む方向に行くかです。
私は、かつてスキーに凝ったことがあります。かなり上達した頃、慢心があったのだと思います。つまらないところでスキーをひっかけてしまい、足首を骨折してしまいました。それ以来、怖くなってスキーをぱったりと止めてしまいました。これが、失敗による縮小人生の例です。スポーツ選手が、一度や2度の怪我で練習を止めてしまったら技能の向上は望めません。失敗を乗り越えてこそのメダルです。
●失敗を活かす
成功体験にも失敗体験にも学ぶべきものがたくさんあります。しかし、どちらかと言うと、成功から学ぶほうが多いと思います。なぜなら、失敗は思い出すのもいや、となってしまいがちだからです。
しかし、そこを乗り越えて、失敗から学ぶことも大事です。そこには、貴重な学習材料があるからです。ただ、それを発掘して活かすためにはそれなりの心構えや仕掛けが大事になります。
まずは、失敗体験を一人で抱え込まないことです。なぜかというと、失敗した自分の無力さばかりを責めてしまうからです。反省することは大事ですが、失敗の原因は多くの場合、あなたにのみ帰せられることはまれです。いろいろのことが積み重なり、たまたまあなたがその現場にいたために失敗したというケースのほうが圧倒的に多いのです。
そこで、失敗情報を共有できる仲間がいることが前提になりますが、「自分の」失敗をできるだけオープンにします。報告書に書くのもよいでしょう。ミーティングやちょっとした雑談の際に話してみるのも良いでしょう。それによって、次のようなメリットが期待できます。
?失敗情報が共有されるので、同じ失敗を仲間がしないで済む
?失敗の未然防止策が立てられる
?失敗体験の共有が仲間の絆を強める

●失敗が仲間の絆を強めるのはなぜ
3つ挙げたメリットの3つ目について少し説明が必要かもしれません。
私たちは、人の弱みには共感を覚えます。失敗はその弱みの現れの一つと見なされます。「あの人があんな失敗をしたのか」との思いは、「あの人も自分と同じなんだ」という同類意識を生み、親しみのある人物イメージをもたらします。そこに、心理的な絆が生まれることになります。
会社組織では、黙っていても、競争、達成のほうに強いバイアスがかかっています。そのバイアスが極端になるといろいろの弊害が出てきます。そのバイアスを少しでも弱めるために効果的な方策の一つとして、失敗体験を活用することをお勧めしたいのです。
それは、結果として、失敗をしない、しかし、失敗を恐れない積極的な仕事への取り組みをもたらすことになるはずです。


健康心理学

2007-07-22 | 認知心理学


◆健康心理学(health psychology)〔1993年版 心理学〕

心の障害や病気からの回復を手助けするのが、臨床心理学である。健康心理学は、心の不健康を予防し(精神衛生)、さらにはより健康な心をつくるにはどうしたらよいかを研究しようとする分野である。

自分の能力、状態を自分で知ることができる手立てを提供したり、さらには自分の感情を制御したり、緊張した状態からの脱出を支援する方法の開発が、研究上の主要な関心となる。心理学、医学、さらには教育学、社会福祉学などからのアプローチも期待されている。

芳香心理学

2007-07-22 | 認知心理学


◆芳香心理学/アロマコロジー(aroma psychology/aromacology)〔1993年版 心理学〕

情報化社会は、すべてを抽象化された記号に置き換えてしまう。かくして、日常の現実体験が、嗅覚や触覚や味覚といった原始感覚からかけ離れ、どんどん抽象化される。それに対する反動であろうか。原始感覚体験への回帰現象が、ときにはブームを引き起こすのも最近の傾向である。グルメ・ブームしかり、そして、香りへのこだわりしかりである(なんでも「道」にしてしまう日本では、香道もある)。

芳香(ほうこう)心理学は、香水や食品の分野で研究されていたが、最近は、香りの持つリラックス効果に着目して、オフィスや店舗での最適利用の試行・研究も行われるようになってきている。

コミュニケーション力をつける

2007-07-22 | 教育
06/6/22海保博之
保健ニュース 少年写真新聞
連載「コミュニケーション力をつける」
第1回「養護教諭にとってのコミュニケーション力とは」
●わかる力
  子供をわかる(第2回)
  病気や悩みをわかる(第3回)
    癒しのコミュニケーション
  自分をわかる(第4回)
    内なる自己とのコミュニケーション
●伝える力
  文書で伝える(第5回)
  絵で伝える(第6回)
  口頭で伝える(第7回)
  会話しながら伝える(第8回)
第9回「コミュニケーション力を高めるため5つの原則」

お茶

2007-07-22 | 心の体験的日記
お茶を飲むことはあまりない
何かと面倒だから
それでも、パック入りのものは、研究室においてある
困るのは、香典返しのお茶が家でごろごろしていること
先日も、冷蔵庫の奥に、賞味期限れのお茶をみつけた
試しにと飲んでみたら、味も素っ気もない
すぐに捨てた
また3缶も残っている
お茶は癌予防になるとの説もあるので、
せっせと飲むことにするか
それにしても、なんとか返しの習慣
やめてほしいねー。