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くたばれ、マニュアル  宣伝

2007-04-19 | Weblog
くたばれ、マニュアル!  海保著 新曜社 刊行
作業マニュアル書かないとなぁ、と思って買ってみたもの。よいマニュアルを書くための本だが、基礎的・表層的なことが多い。例えば、図を多くする、ユーザがやりたい事を目次に書く、といった話である。もちろん、いたづらに図を多くするだけでは効果がないので、図を入れる場合の「文法」も説明している。使いやすいマニュアルにするには、そういうところの積み重ねが重要なのだ。
でも、大切なのは想像力で、ユーザの立場になれる人じゃないと本当にいいマニュアルは書けないと思う。ユーザの立場になって考えることができた人が読むべき本だと思う。

警報 

2007-04-19 | Weblog
海保・宮本「安全・安心の心理学」新曜社
3-12
06/6・20海保博之
警報




           ーーーー鳴っても信じないのはなぜ
●狼が来た!
イソップの寓話「羊飼いと狼」の狼少年の話はよく知られている。度重なる警報「狼が来た!」の嘘が、本当の時に信じてもらえなかった悲劇である。
 この寓話を単に嘘を戒める寓話としてしまうのは、もったいない。緊急時の警報にかかわるいくつかの大事な問題が含まれている。
一つは、警報には「嘘」が付き物だということ。
我々がいる建物の火災報知器は、かつて、実によく「嘘の」警報を鳴らしてくれた。最初は、近くの研究室から院生や教員が廊下に出てきたものの、次第にその数も減ってきた。警報慣れである。
似たような状況は、高速道路などの道路情報などでも起こる。「5キロ先に落下物」「事故車あり」の情報も、すでに片づけてしまった後にも表示されていて、なんだ嘘警報か、と思ってしまう。これが続くと、警報の信頼度がどんどん低下してくる。狼少年の警報と同じことになってしまう。
警報は安全側にバイアスをかけてあるのが普通である。嘘でもそれによって皆が警戒してくれれば、万が一の時には助かるようにしてある。ところが、それが裏目に出てしまう。あまりに頻繁な嘘警報は、警報と見なされなくなってしまうのである。
このパラドックスはどう解決するか。警報に加えて、警報の信頼度も含めた関連情報の提供であろう。マニュアル(取扱説明書)などでは、「危険」「警告」「注意」の3段階に分けてある。****注1***
さらに、サイレンに加えて、なぜサイレンが鳴っているかも知らせる。この情報がないと、いたずらに、不安だけを高めることになる。

●警報を発する勇気

家の電話は秘密

2007-04-19 | Weblog
家の電話番号はできるだけ公開しないようにしている。
代わりに携帯をオープンにしている。
それでも、銀行などは携帯ではだめ、というので
しかたなく、書き込んでいる。
そんなものがなんとなくもれるのかも。
セールス電話は相変わらず、数は少ないがある。
夕べは寝入りばなの間違い電話
そして夜中に時折、ワン切り電話もある。
その点、携帯は助かる。素性のはっきりしない電話は
わかるし、着信もそれほど大げさではないから。
家の電話は、子機も一緒に鳴るので、
賑やかなことおびただしい。