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心理学研究法

2007-04-12 | 認知心理学


心理学研究法は、実証科学としての心理学を成り立たせている論理と手法を学ぶための科目である。
自然科学には、たとえば、物理学研究法とか数学研究法といったものをことあらためてひとつの科目としてカリキュラムの中に用意することはない。なぜなら、それらの自然を対象とする科学では、研究法(の論理)は自明だからである。
ところが、心理学の研究では、目にみえない、しかしながら研究者自身も含めてある程度まではその実態を意識することのできる「心」と「行動」を研究対象とするため、ほかの科学とは異なった研究上の論理や手法が必要となる。それが、科目として、心理学研究法があえて用意されるゆえんである。
①人の心と行動を実証的に研究する論理はどうなっているのか、②1世紀余にわたる心理学の研究の歴史のなかでその論理はどのような変遷をへて現在のようになってきたのか、そして、③今、心理学は、研究方法論の百花繚乱期をむかえているが、実験法から質的研究まで、どのような方法論と手法が何を明らかにするためにどのようにつかわれているかを紹介してみたい。

交通ヒヤリハット

2007-04-12 | Weblog
本道にのみ信号機がついているところがある。
わき道から本道に出るには、脇にある信号を見ながら
出ることになる。
これが結構危ない。
今朝は、本道、直進は青
それを無視して?わき道から突然、普通スピードで
本道を横切る車があった。
スピードをゆるめていたので、事なきをえた。

でも本道のみの信号って、危ないと思う。

写真 銀座・高島屋前

わかりやすい表現

2007-04-12 | わかりやすい表現
04/8/9海保
高校生出前授業の概要

 わかりやすい表現をするにはどうしたらよいかについて考えてみます。
 ポイントは、人がどのように頭を使って、わかろうとしているかに配慮した表現をすることです。
 人の頭の働きは、コンピュータの情報処理に似ています。
 頭に入ってくる情報を取り込み、
 すでにある知識と関連づけます。
 そこで、わかりやすい表現にするためには、
 一つには、表現された情報が取り込みやすいようにすること
 もう一つは、表現内容を既有の知識と関連づけしやすいようにすることです。
 簡単な実習をしながら、わかりやすい表現について一緒に考えてみたいと思います。
 なお、これは、「応用認知心理学」の分野のいったんになります。
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04/8/5海保
「認知工学」
8ー5 一目でわかる絵表示を作る 

●絵表示によるコミュニケーション
 日本では、1964年の東京オリンピックを機会に、絵表示による案内が一気に充実したらしい。言うまでもなく、そのねらいは、言語に依存しないコミュニケーションである。
 絵表示の利点は、これ以外にも、「見やすい」「目立つ」「美しい」「一目でわかる」といったことがある。ただし、いずれも、それなりにデザインされていればの話である。
 本節では、「わかりやすさ」について「それなりのデザイン」とはどんなものであるべきかを考えてみる。

●良い絵表示が具備すべき4つの要件
 一つの絵表示が良い絵表示である、というとき,その良さを構成しているものには4つある。
 1つは、よく見えること(視認性)。
 絵表示は、狭い領域に描かれることが多い。絵の細部が見えないことがある。しかも、絵表示は、文字を読む時より遠くから見られる。したがって、細部の表示を捨てて、マクロな表示をすることになる。
 2つは、目を引き付けること(誘目性)。
 とりわけ、道路などでは、周囲の雑多な情報環境の中でも目につくようにする必要がある。色や大きさや掲載場所などを工夫して黙っていても注意を引き付けられるようにする。
 3つは、美しいこと(審美性)。
 目立つものが不快な感情を与えてしまうようでは困る。見る人の気持ちを豊かにするような芸術性のある絵表示であることも大事である。
 この3つは、人の知覚、感性レベルでの絵表示の良さの要件である。これに加えて、絵表示は、一目でわかること(理解容易性)も大事な要件になる。これが、4つ目の認知レベルの要件になる。以下、項を改めて、考えてみる。

●絵表示のわかりやすさ
 定義的に言うなら、絵表示のわかりやすさとは、まずは、符号化(頭の中への表示情報の取り込み)が容易であること、ついで、制作者の意図した意味を、容易に思い浮かべること(表象化)ができることである。

図8.? 絵表示がデザインされ、理解される過程  ppt添付

 これを実現するためのデザイン上の基本的な観点としては、内容の充足性、適度の具体性、同型性の3つがある。

●内容の充足性
 ものやことを絵表示として表示するとき、その表示内容がものやことの本質的な情報を十分に描き出しているかどうかである。絵表示そのものが、どれほど見やすくて、目だっていて、しかも、美しくても、絵表示が指示するものやことが誤解されるようでは、十分な機能を果たしていないことになる。
 安全標識を例にとれば、表示内容の充足性には、「What」と「Why」と「How to」の3つが描かれているかどうかである。例1で言うなら
「What」は、「危険、警告、注意」、
「Why」は、「感電、転倒、巻き込まれ」
「How to」は、「近づくな、乗るな」である。

例1 安全表示 コピー済み

 なお、この例では、言葉も使って表示されているが、絵だけでは伝達効果が不安な場合には、言葉による補助も使うことになる。

●適度の具体性
 わかりやすさを構成する要件には、あと3つある。ただし、それらの重要性は、前項の内容充足性とは同じではない。内容充足性を満たした上で、さらに、以下3つの要件を満たせば、よりわかりやすくなるというように考えることになる。
 さて、その3つの要件のうちの一つである、適度の具体性について考えてみる。
 例2は、電気回路を3段階の抽象度(具体度)で表現したものである。

例2 抽象度を変えた電気回路の表示

 実際の回路の写真では、あまりに具体過ぎて、情報ノイズが多くなる。逆に一番右のようなシンボル表示では、シンボルの約束事についての知識がないと、わからない。真ん中のような適度の具体性のある表示だと、誰にもわかってもらえる。この表示では、ものやことの特徴(示差的特徴)を際立たせて描かれていることに注目されたい。
 なお、見る人がシンボルの意味を知識として持っていれば、抽象的なシンボル表示は、表示が簡潔になるので、視認性が高くなるし、わかりやすくなる。このように、わかりやすさは、見る人の知識に依存しているのである。

●同型性
 絵表示には空間的な広がりがあるので、そのイメージ表象にも空間的な広がりがある。空間的な広がりのあるものどうしの照合をするとき、とりわけ大事なのが、空間的な同型性である。絵表示が表す状況の空間的な位置関係は、イメージ表象のそれと一致している必要がある。
 さらに、大きさの同型性もある。大きいものは大きく描かないと、イメージ表象との照合がすんなりとはいかない。例2のような表示は、認知的な葛藤を起こすことになる。

例2 どちらが大きい?

麻雀救国論

2007-04-12 | Weblog
コラム「麻雀救国論」*******
日下公人氏は、文藝春秋(05年8月号)のコラムで、「麻雀には運と理論とスピード(リズム)とがある」として、その効用を論じたあとに、こんな提案をしている。
1)少子化対策には麻雀を
 結婚しないのは伏せてあるパイをあくまで測定しようとするから婚期を逃してしまう
2)理論倒れを防ぐには高校から麻雀を
 理論やデータが集まってからでは遅い。運にかけることも必要。
3)公務員試験にも麻雀を
 自分がプレーヤーになってやってみなければわからない。
4)政策立案者はリズムがよい人にせよ
 物事を決めるには、待ったや早あがりなど複雑なリズムがある。
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家のフロで露天風呂気分

2007-04-12 | Weblog
朝4時半
入浴
そとで小鳥のさえずりが聞こえるので、
フロの窓を開けた
ひんやりした風が頬にあたっえ実に気持ちがよい。
うーん、これって、露天風呂で感ずるあのさわやかさと同じ
気候が良くなってきた
これからの季節の入浴は、これに決めた。