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頭と心の豊かさのための応用認知心理学

2007-04-10 | Weblog
企画倒れの企画 
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アンソロジー
頭と心の豊かさのための応用認知心理学
  
海保博之著
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1)これまでの海保が雑誌などに書いたものや講演おこしをベースに
2)縦書きで 
3)200p以内で
4)ですます調で
5)章の末尾にコラム風の1pもの(「心の談話室」)を随所に
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目次
プロローグ「認知心理学を生活と仕事に役立てる」 
1部 頭と心の働きを考える
●わかるとはどういうことか(児童心理)
心の談話室「わかるとは何か」(長尾真、岩波新書)書評(筑波大学新聞)
コラム2「学力低下論争」(市川伸一、ちくま書房)書評(指導と評価)
●子どもの集中力(児童心理)
●注意管理(心理学ワールド)
●知的生活のパワーアップ

2部 教育を考える
●基礎基本
●絶対評価の導入
●やり抜く力を育てる(児童心理)
●生きる力の評価
心の談話室「身体の復権」指導と評価
●認知心理学からみた学び方
●自己評価

3部 インタフェースを考える
●生活用具の開発と評価にあたっての認知工学的視点
●未来のインタフェース

4部 広告表現を考える
●ネーミングの心理学
●最近の広告について認知心理学から
●広告とアカデミズム
●サイバー空間と購買行動の認知特性と最適設計
●不安に配慮した情報環境デザイン
●文書設計のための認知心理学

5部 ケアーを考える
●病を心理する(「患者を知るための心理学」4章)
●看護のためのコミュニケーション技能(ナーシングトデイ)
●医療現場の対話環境の改善
心の談話室「なぜ今心への関心が高まるのか」

エピローグ「高度情報化社会と頭と心の管理」

全面広告が増えた?

2007-04-10 | Weblog
気のせいか、
新聞の全面広告が増えた気がする
やけに目立つ
前に、
新聞広告の仕事をしたときに
ほとんど見てもらえないで高額の広告費を使う
無駄を嘆いていた会社があった
大きくすればよいというものではないが、
それにしても目立つ。
新聞社の戦略にのせられているような気もするが。

認知的技能 用語解説

2007-04-10 | 認知心理学
学生による用語解説

認知的技能(cognitive skills)

 2桁同士のかけ算をするということは、どの桁から計算を行い、繰上りをどうするかなど、一定のルールに基づいて一連の手続きを実行することです。このような認知的な手続きを実行する能力のことを認知的技能と呼びます。何らかの認知的技能を学習する場合には、手続きを理解して憶えるだけでなく、実際に手続きについての知識を用いることにより、徐々に誤りなく早くできるようになっていきます。このような学習についてアンダーソン(Anderson,1982,1983)は次のような3つの段階を考えています。

 第一の段階は、宣言的段階です。通常,技能の学習の出発点において、学習者はその手続きを知りません。そこで、手続きを実行できるだけの知識が学習者に与えられ、学習のこの段階にある技能は、命題的な知識を1ステップずつ解釈しながら実行されます。

 第二の段階は知識の翻訳の段階です。この段階では前の段階で得られた知識が実際に使われることによって解釈なしで直接使えるような使いやすい形に翻訳されます。

 ひとたび知識が手続き的な形に翻訳され技能が自動化された後も、通常その技能は使われつづけることによって徐々に正確さを増し効率的に実行できるようになっていきます。この段階が手続き的段階です。手続き的段階は技能が一通り学習された後、長期にわたって続く場合が多いです。(SC)

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認知的技能とは手続き的記憶の下階層に存在している、頭の中でする暗算のような認知的処理を行う能力のことを言います。この技能の学習には、3つの特徴があります。これはどの技能においてもそうなのですが、

?その技能がその社会、文化の中で学習するに値するものであるということ。

 したがってその習熟度は違っても誰でもが、それなりに身につけているものでもあるということになります。

?長期間の反復練習が必須ということ。

 どれくらいの期間、どれくらいの反復練習をしたかが、その技能の習熟度を規定することになります。

?熟達レベルに到達すると、技能の透明化、すなわち、技能が意識から消えて、技能の結果のみが見えるということ。

 そこには、技能の熟達が有する、状況への即応という適応的な機能があります。ただしそれによって創造性を失うことにもなります。

この認知的技能は一種の長期記憶であるためいったん技能を獲得した場合それを忘れることはほとんどなく、長期にわたって繰り返すたびに習熟していくと考えられています。(YM)

  

次のすみか

2007-04-10 | Weblog
今の家に住み始めて2年になる。
家は、すでに築20年経過
その間、空きやにしておいたので、
傷みはあまりない。
少なくとも、あと10年は大丈夫そう。
でも近隣で結構、建て替えがあるのを見ると、
やや不安でもまる。
屋根の瓦が痛んでいるとの診断もあるし。

家内と最近話す話題は、次はどうするかである
一番、可能性の高いのは、ケア付きマンション
と思って新聞などをみていると、
毎日広告が、あるはあるは
お金次第だなー

心理学研究法

2007-04-10 | 認知心理学

ここまで、12の研究法について学んできました。それぞれ個々ばらばらに紹介してきましたので、「心理学研究法は多彩だなー」という印象だけを持って本コースを終えることになってしまうのも、本意ではありません。
そこで、本章と15章とでは、心理学研究法に共通する基本的な考えや、多彩な研究方法論間の関係がわかるような話をしてみたいと思います。これによって、少しでもまとまりのある知識になればと期待しています。
さらに、これまでの話の中ではあからさまには出てこなかった心理学研究法にかかわるいくつの大事な問題についても考えてみたいと思います。

まず、もう一度、  
実証とは  どいうことかを考えてみたいと思います。
定義的に言うなら、心理学における実証的な方法とは、「一定のリテラシ(約束事)に基づいて収集されたデータによって心を語る方法」です。心理学研究法の多彩さは、このリテラシーの多彩さと語りの多彩さとに由来しています。