日月神示の研究と実践

日月神示を中心に、神道、密教などを研究、実践するブログです。農薬不使用栽培などについても述べたいと思います。

聖徳太子コードを読んでみました

2023-11-13 17:29:54 | 日月神示の研究

 

 

聖徳太子コード 地球未然紀[上巻]

預言者・聖徳太子が残した「ヤマトの黙示録」
「北極星」と「北斗七星」を背負い、ダース・ベイダーのような姿であらわれた聖徳太子が
現代人に向けて放ったメッセージとは。
著者が臨死体験でかいま見た日本の歴史と人類創生の秘密。
生還後、宇宙存在MANAKAから、地球人意識を反転させるよう教育を受け、
超越空間で伝えられた聖徳太子コードを紐解くため、日本、そして世界中に残された痕跡を辿っていく。
臨死体験でのビジョンと史実を照らし合わせ、博物学的知見と宇宙視座からコードを読み解いていく、
異色の聖徳太子本。
通説とはまったく違う、日本の隠された歴史を探る上でも興味深い一冊。

目次紹介
第1章 臨死体験で見た驚愕の日本史
第2章 地球創生から宇宙へ
第3章 異次元で見た聖徳太子と4世紀
第4章 聖徳太子が生きた飛鳥時代
第5章 聖徳太子の秘策を継ぐもの
第6章 山の智慧と海の智慧をつなぐ女神
第7章 大和に集結した世界の宗教と星信仰
第8章 神の使い「牛」に乗る摩多羅神
第9章 ミロクの世とは
第10章 預言を未然に防ぐ智慧

著者 中山康直

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月刊「玉響」で「聖徳太子コード」が紹介されていたので、読んでみました。

著者の中山さんは13歳のころ、池で溺れてしまったそうです。

それをきっかけに臨死体験をしました。

臨死体験ではプレアデス星団のアルシオーネという星座で過ごしたそうです。

アルシオーネで一万年の人生を過ごし、再び地球に戻ってきました。

不思議なことに、臨死体験中は地球での時間は10分だったとのことです。

 

様々なことが書かれていますが、以下をご紹介します。

・日本列島は、大地に輝く北斗七星にほかならず、「艮の金神」、すなわち「国が常に立つ」働きを持つ「国常立命」であり、「国と子たちの命」のこと。それが「常世」となるよう、聖徳太子は北斗七星を背中に背負い、日の本の未来を未然に知らしめていたのです。

・古代中国で北極星は「宇宙の中心」として神格化され、天皇大帝と呼ばれており、北斗七星はその乗り物であると考えられていました。これは道教思想がもとで、やがて北極北斗信仰が仏教における菩薩信仰と習合して妙見菩薩となり、妙見信仰として日本各地に溶け込んでいきます。天皇は北極星、皇太子は北斗七星であるとされてきたように、日本の精神性にも影響を与えたのです。古神道において、北極星は天之御中主紙、北斗七星は国常立命に対応しているとされます。国常立命は「艮の金神」にあたり、丑寅方向に位置する日本列島そのものを象徴しているので、北斗七星は日本を循環に導く星巡りであることを太子は意識していたのでしょう。北極星と北斗七星は天と人間の関係でもあり、分断されている宗教も星のもとでは統合せざるを得ないのです。だからこそ、太子は星祭りを復活させ、星信仰を取り戻すことをメッセージで伝えてきたのでしょう。

・聖徳太子の「ふたつをあわせ未来を未然に知らしめよ」というメッセージにある「ふたつをあわせ」とは、「相対するもの」を「一体」として結ぶ「ヤマト」となることです。そして、このメッセージには「ヤマトの未来を未然に知らしめよ」という真意が込められており、「ヤマトを体現していくことが、未来を未然に知らしめることになる」と伝えてきています。二元性の世界には、光があれば闇もあり、善があるなら悪もあるように、そもそも、どちらもあって当然で・・・・ というより、片方があることで、もう片方がなりたっているのです。つまりふたつがないと成立しません。いずれは統合するという確信に至り、二元性を超えた視座をもつ「ヤマトの体現」を成していく。これが地球新(真)時代のあたりまえの意識です。

・いまだに起こっていない「未然」と、まだきていない「未来」が「和ら(やわらぎ)の精神」という平和のもとに結ばれていくことは、過去と未来が「今」に、地球と宇宙が「ここ」で融合していくこととなり、それは、人知を超えた星の叡智により成就する「始まりと終わりの完成」なのです。自己満足が」暴走した自我満足というスケールの小さい無意味な競争や、マネーゲームはもう終わりです。地球人類が宇宙を完全に受け入れるという、宇宙全体が待ちに待った時代の到来は、「ヤマトの完成」を意味しているのです。

 

この書籍は日月神示とほぼ同じことを書かれています。読んでみて、大変気付きの多い書籍だと感心しました。知らなかったことも多く、とても学びの多い書籍でした。

 


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「アースチェンジ」を読んでみました

2023-08-25 18:29:22 | 日月神示の実践

230813榛名神社

 

230813榛名神社2

 

月刊「玉響」7月号より、洪(おおみず)正幸さんの「アースチェンジ」が連載されました。

「玉響」を発行されている中矢先生は、日月神示と似ている内容であると言われていたので、早速「アースチェンジ」を読んでみました。

 

「2020年から人類は、予言されてきた大患難の時代に突入しました。みなさまもご存知のように、同年から新型コロナのパンデミックが起こり、世界的な混乱を巻き起こしました。日本でも何度も感染の波が襲い、人々の生活も制限される時が続きました。ですが、「それももう終わりに近づいた」と、安堵している人々も多いことでしょう。

 しかし、人類の試練はこれから本番を迎えます。これで終わりではなく、これから本格的な厳しい時代に入っていくのです。

 それは単にコロナのことばかりではありません。疫病の次には大恐慌、そして核戦争に大天災と、数々の危機が人類に迫ってきます。

 おそらく大患難の時代は2037年に折り返し点を迎え、2050年まで続きます。それまで人類はさまざまな試練の時代を過ごします。

 私たちは混迷の時代を生きることになります。しかし、その時代を抜けると、新たな希望の時代を迎えるのです。この試練の時を乗り越えていくために、本当に必要なことを本書では皆様にお伝えできればと思います。」

 

 洪さんは、人生に行き詰まり「絶望の淵」を歩んでいる時、一瞬にして人生の気付きと世界に愛の波動を感じる不思議な体験をします。それにともない、数々の霊的体験を経て、自分に降りてくる真実のメッセージを世の中に伝えようとブログを開設しました。

 そのブログでは、東日本大震災やリーマンショックなども事前に予告しています。東日本大震災などが起こった後に、実は予言していたという人はいますが、洪さんは事前にブログに書かれていました。

 洪さんが事前にブログに書かれていたことが実現した事例は、東日本大震災やリーマンショックの他にもたくさんあります。コロナパンデミック、ワクチンの危険性、ウクライナ紛争、金(ゴールド)の上昇、肥料の高騰、インフレの発生など多数あります。逆に言えば、洪さんのブログに載ったことは実現する可能性が高いということです。

 洪さんがブログで書かれていることは、主に以下になります。

・中国の不動産バブルの崩壊

・米国の株バブルの崩壊

・日本の国債バブルの崩壊から令和恐慌へ突入

・食糧危機

・ロシア・ウクライナ戦争で小型核が使われる

・中国の台湾・日本侵略

・中国の内部崩壊

・インド・パキスタン戦争勃発

・人類最終戦争 イスラエル対イラン

・日本に起こる大災害 

地震:北海道の東側の海、東北の太平洋側、神奈川沖(関東大震災)、琵琶湖、紀伊半島(南海地震)、日向灘、沖縄・鹿児島諸島

火山噴火:岐阜と長野の間、富士山

 

これから大変な患難が起こってきますが、その後は日本が世界をリードしていき、豊かで平和な世の中になるということです。

 

「アースチェンジ」はアマゾンで購入できます。

 

洪さんのブログ

 


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「BRICSによる 金(ゴールド)を裏打ちとする 新世界通貨が、8月22日に登場する」

2023-08-08 20:36:27 | 政治・社会

とても衝撃的な内容です。

 

<学問道場より転載>

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副島隆彦です。今日は、2023年7月11日(火)です。

この8月22日から、世界が変わる。
 この日をもって、米ドル(同じく米国債 ) の世界的な通用力が落ち始める。すなわち「ドルの暴落」 The Dollar  Falls 「ザ・ダラー・フォールズ」 の事態が急激に始まる。以下に載せる記事は、極めて重要である。

(転載貼り付け始め)

〇 「BRICSによる 金(ゴールド)を裏打ちとする 新通貨が、8月に登場する」
デイリー・レコニング 誌  2023年6月6日  筆者 ジム・リカーズ

ジム・リカーズ

〇  (原文) BRICS Gold-Backed Currency Coming in August
Tuesday,  6/13/2023   Daily Reckoning   by James G. Rickards
http://dailyreckoning.com/rickards-drops-bombshell/

(転載貼り付け終わり)

という記事である。この記事の日本語訳を、後ろに全文載せる。英文の原文も載せる。今日、私が、以下に載せる長文の記事 は、のちのち時代を先駆した金融評論文として、世界史で高く評価されるだろう。

BRICS(ブリックス)の新興5大国が、現在の米ドルによる世界一極支配を、この
新しい世界通貨の作成、誕生、導入によって、突き崩してゆくだろう。

この「金(きん)を保証(プレッジ)とするBRICS新通貨(ニュー・カレンシー new currency ) という世界通貨(ニュー・ワールド・カレンシー)」の出現によって、私たちが住む今の世界は、根底から変化する。
まさに、私、副島隆彦が、この17年間(2006年から)ずっと唱えて来た、
「ドル覇権(はけん)の崩壊」 “ The Collapse of US Dollar Hegemony “ 「 ザ・コラプス・オブ・ユーエス・ダラー・ヘジェモニー」 である。

  これは、この8月22日から24にまで、南アフリカの都市ダーバンで開かれる、BRICSの首脳会議の、今年の年次総会で決定され発表される。だから、この会議の開会の日で、ある、8月22日に、さっさと この「金(きん)で裏打ちされる 新世界通貨」すなわち、「BRICS 通貨(カレンシー)」の出現と開始である。
だから、この8月22日をもって、世界通貨体制(ワールド・カレンシー・オーダー)が変わる。

1971年8月15日の、“ニクソン・ドル・ショック” と 呼ばれる、「米ドル紙幣を、外国政府からの要求であっても、金の地金(じがね)に、アメリカ政府は交換しない(出来ない)」という 事態が起きた、今から52年前 のことだ。
それでも、このあと持続したのは、やっぱり米ドルを基軸通貨(key currency キー・カレンシー) とする 「修正IMF体制」( 別名、「ドル・石油通貨体制」)であった。米ドルは金(きん)との兌換(だかん。交換)を自ら拒否したのに、それでも、「ワシントン・リヤド密約」で、世界中の原油(クルード・オイル)の取引は米ドルで決済すること、を決定した。

 これは、IMF・世界銀行体制(ブレトンウッズ体制。WW2の終戦前の1944年7月から発足)への、約束違反だ。金との交換を停止した米ドルは、大きく信用をなくした筈(はず)なのに、その後もこの52年間、世界の貿易決済で支配的な通貨であり続けた。

 この米ドルによる世界支配が、遂に8月22日に、終焉(しゅうえん)を迎えるのである。 ドル覇権がこの日をもって終わり始める。

 米ドルの信用は、この日から、急激に衰退し、下落してゆく。このことは、ほぼ確実な事である。「ドルの暴落」が始まる。アメリカ合衆国国内では、激しいインフレ(ハイパーインフレ)が始まる。それに対応して、日本なども、新しい通貨を発行する緊急の準備態勢に入る。

私、副島隆彦は、この予測(予言)を、自分の毎年2冊出し続けた金融本で、ずっとこの16年間、書いてきた。だから、もう、これ以上、あれこれ言わない。

 米国務長官のトニー・ブリンケンに続いて、米財務長官のジャネット・イエレンが、この7日から9日まで、北京にいた。何を慌てて、この2人が、中国の首脳部に頭を下げて、これほど、中国叩(たた)き、虐(いじ)め、制裁による包囲網、そして、台湾での戦争の嗾(けしか)け をやってきたのに、なぜ、あんなに卑屈なまでの低姿勢で、中国に行ったのか。

 新聞記事どもの書くことは、すべて外(はず)れだ。何も本当のことを書いていない。私、副島隆彦が、はっきり書く。ブリンケン と イエレンは、「中国よ、もっと、米国債を買ってくれ。世界の秩序の為に、仲良くしようよ」と言いに行ったのではない。

 アメリカにはもうそんな余裕もない。真実は、「中国よ、その保有する米国債を、NYの市場で売る、ということをしないでくれ (それだと、ドルが世界中で暴落を始める)」 と、懇願(こんがん)しに行ったのだ。中国は、言を左右にして、相手にいい返事はしなかった。少しだけ相手の惨状に同情するふりだけをしただろう。

 アメリカ政府は、この8月22日の、「BRICS新世界通貨」の発表、誕生のことを事前に知っている。だから、大慌てで、その対策を立てているのである。

 以下に載せる 重要な、6月6日付けの、Daily Reckoning デイリー・レコニング誌の、有名な金融アナリストの James G. Rickards  ジム・リカーズによる の文を、私が、初めて読んだのは、6月23日である。 

 日本の金融アナリストで、やがてトップの地位と信用を持つであろう人から、送られてきた。その後、私は自分でも調べて、この記事の信頼性の高さを、多角的に確認した。

 ここでは、コモディティ・バスケット commodity basket 方式も、ずっと研究されたのだが、「まだ間に合わない」ということで、金(きん)だけを、評価して、それを担保、保証、裏打ちとする新通貨の発行に踏み切る、ことが、決定されたようである。と言うことは、金(きん)の世界値段は、今から、もっと、もっと上がる、ということだ。

政治の力(アメリカによる)で、徹底的に押さえつけられている 日本国内の金の価格も、屹度(きっと)跳ね上がる。 今の数倍の値段になる。これ以外には、私は考えようがない。

 以下のとおり、 元の 英文の原文を、自動翻訳機に掛けた。が、それでは、とても8割ぐらいしか、読めなかったので、それを私が、手直しするのに手間取った。 最後は、私の弟子の金融の専門家が、やってくれた。さらに、それに、私が、もっと分かり易くするために、手を加えた。
 
(転載貼り付け始め)

●「BRICSによる金(ゴールド)を裏打ちとする新通貨が、8月に登場する」

 デイリー・レコニング 誌  2023年6月6日   ジム・リカーズ 筆 
http://dailyreckoning.com/rickards-drops-bombshell/

 今日から約2ヶ月後の、8月22日に、国際金融で、1971年以来もっとも重要な進展が発表される、とジム・リカーズ氏は『デイリー・レコニング』誌に書いた。

 それは、世界的な決済でドルの役割を弱める。最終的には、現在の主要な決済通貨であり、基軸通貨としての地位を持つ、米ドルに、BRICS新通貨が、置き換わる可能性がある、新しい主要な世界通貨の登場である。それは、これから数年のうちに起こるだろう。

 この大変化が起こるプロセスは前例がない(アンプレシデンテッドである)。世界は、ここから起きる、地政学(ジオ・ポリティカル geo-political )的な巨大な衝撃波に対する備えをしていない。

 この金融ショックは、BRICS(ブリックス)と呼ばれるグループによってもたらされる。BRICSは、ブラジル、ロシア、インド、中国、南アフリカの頭文字をとったものだ。

 BRICSによる世界基軸通貨(ワールド・キー・カレンシー)の地位獲得の劇は、世界貿易、海外直接投資、投資家のポートフォリオに、劇的で予期せぬ影響を与えるだろう。

 現在のBRICSシステムの発展で、最も重要なことは、今もBRICS加盟国数が拡大していることだ。拡大した組織は、非公式に BRICS+(プラス) という名称で呼ばれている。

 現在、BRICSに正式に加盟を申請しているのは8カ国だ。その他に17カ国が加盟希望を表明している。正式に加盟申請している国は以下の8カ国、 アルジェリア、アルゼンチン、バーレーン、エジプト、インドネシア、イラン、サウジアラビア、アラブ首長国連邦である。

 それ以外で関心を表明している17カ国は以下の通り。アフガニスタン、バングラデシュ、ベラルーシ、カザフスタン、メキシコ、ニカラグア、ナイジェリア、パキスタン、セネガル、スーダン、シリア、タイ、チュニジア、トルコ、ウルグアイ、ベネズエラ、ジンバブエ。
このリストには、今後のBRICS会議への参加人数を増やす、という以上の意味がある。

 サウジアラビアとロシアは、世界3大エネルギー生産国のうちの2カ国だ(エネルギー・ビッグスリーのもう1カ国は米国だ)。 ロシア、中国、ブラジル、インドの4カ国は、国土面積で、地球の陸地の30%を占め、同じく埋蔵する天然資源を保有する。

 世界の小麦と米の生産量のほぼ50%、世界の金(きん)埋蔵量の15%(公表されている分だけだ)が、BRICSのなかに入る。一方、中国、インド、ブラジル、ロシアは、地球上で最も人口の多い9カ国のうちの4カ国である。合計の人口は32億人(世界人口80億人のうちの)だ。BRICSが、地球の人口の40%を占める。

 中国、インド、ブラジル、ロシア、サウジアラビアのGDPは合計29兆ドルで、名目上の世界GDPの28%を占めている。しかし、購買力平価(こうばいりょくへいか。 purchase-power parity パーチェス・パウワ・パリティ) で、GDPを換算すれば、BRICSのシェアは、世界の54%を超える。
また、ロシアと中国は世界3大核兵器保有国のうちの2ヶ国である(もう1つは米国)。

 人口、国土、エネルギー生産高、GDP、食糧生産高、核兵器など、あらゆる指標から見ても、BRICSは、単なる多国間の討論会ではない。BRICSは、欧米の覇権主義に対する、実質的で確実な見込みの高い選択肢だ。BRICSは共同で行動することで、新たな多極化、あるいは二極化する世界の一極となる。

 この8月22日に発行が発表されるその新通貨は、何もない場所に生み落とされるわけではない。ブリックス新通貨は、すでに資本と流通・通信が洗練されている、現在の新興大国の国際ネットワークに投入される。この新興大国のネットワークが、新ブリックス通貨が成功するチャンスを、さらに大きく高めるだろう。

 BRICS諸国はまた、加盟国を結ぶ光ファイバーの海底通信システムの開発も進めている。これは「BRICSケーブル」という名称で開発されている。 BRICSケーブルを開発し始めた理由のひとつが、米国家安全保障局(NSA)による、既存のケーブルネットワークを経由するメッセージ通信へのスパイ行為を阻止することにある。

 このブリックス新通貨で、ドルを捨てようとする試みの背景には、いったい何があるのか。その答えの主な部分は、米国が経済制裁という手段を使って、ドルを武器化(weaponization、ウエポナイゼイション)している現実にある。

 2007年から2014年にかけて、私は何度も財務省、国防総省、情報機関の米政府高官たちに、「ドル制裁(サンクション sanctions )の乱用は、敵対国が制裁の影響を避けるためにドルを放棄することにつながる」と警告してきた。

 制裁を受けた国が米ドルを放棄することは、アメリカによる制裁の効力を弱める。米国に予期せぬコストを課し、最終的には、ドルそのものの信頼を崩壊させることになる。この私の警告はほとんど無視された。 私たちは今、私のこの予測の第1段階と第2段階にすでに到達しており、第3段階に危険なほど近づいている。

 長年にわたり、米国はイランのような国々を罰するために制裁を行ってきた。しかし昨年のウクライナ侵攻後、米国とその同盟国(西側同盟 the West ザ・ウエスト)が、ロシアに課した制裁は、これまでの制裁体制をはるかに超えていた。前例のない大きさだった。

 他の多くの国々は、この事態を見て、ある問題でアメリカの逆鱗(げきりん)に触れれば、次は自分たちの番だ、という結論に達した。そしてその恐怖は、ドル体制から完全に脱却しようとする動きを大きく加速させた。

 この願望は、ロシアなど現在のターゲット国に限ったことではない。中国、イラン、トルコ、サウジアラビア、アルゼンチンなど、潜在的なアメリカによる経済制裁のターゲット国にも共有されている。

 BRICS+は、世界の決済、ひいては世界の外貨準備を脱ドル化( de-Dollarization ディー・ダラーライゼイション)させる、現実的な取り組みを実行しているのである。

 私は、何年も前から、多くの人が考えているよりも長い間、ドルは世界の主要基軸通貨であり続けると主張してきた。

 だが、私は(大きく考えを変えて)この記事では、「 BRICS+(プラス)の新通貨が、世界の新しい主要基軸通貨になって、ドルの終焉を大きく加速させる可能性がある」と書いている。その理由を紹介する。

 私が以前まで考えていたよりも、なぜ、脱ドル化がこれほど早く実現できるのか。国際貿易で、モノやサービスの決済通貨(ペイメント・カレンシー)としてのドルから脱却したい、という世界的な(多くの国の)願望は、決して、今に始まったことではない。

 今日では、このドル回避の動きは、新たな機軸を必要とする議論ではなく、短期間で出現しつつある、現実そのものである。

 ドバイと中国は最近、ドバイからの石油輸出の支払いに中国人民元(レンミンビ)を受け入れる、という取り決めを結んだ。ドバイは、その人民元を使って、中国から半導体や製造品を購入することができる。

 サウジアラビアと中国は、石油と人民元の交換について同様の協議をしている。まだ決定的な結論には至っていない。サウジアラビアは、長年にわたってアメリカと石油・ドル協定を結んでいる。そのため、こうした話し合いは複雑になっている。しかしながら、この方向に向けての進展が大いに期待されている。

 中国とブラジルは最近、貿易において各国が相手国の通貨を受け入れるという、広範な2国間通貨協定に合意した。一方、中国とロシアの間には、2つの超(ちょう)大国が、共同で米国に立ち向かうという、戦略的関係を広げている。

 両国間の貿易では、ロシアは、中国の製造品やその他の輸出品に対してルーブルで支払うことができる。いっぽう中国は、ロシアからのエネルギー、戦略金属、兵器システムに対して、人民元で支払っている。

 しかし、こうした取り決めもすべて、8月22〜24日に、南アフリカのダーバンで開催されるブリックス(BRICS)首脳会議で発表される、BRICS+(プラス)の新通貨に引き継がれ、取って代わられることになるだろう。

 このブリックス+(プラス)の新通貨は、加盟国間の貿易で、実際に取り引きされる商品(コモディティ)のバスケットにペグ(連動)される。最初の議論では、BRICS+(プラス)新通貨のためのコモディティ・バスケットには、石油、小麦、銅、そのほかに、世界的に一定の量が取引されている必需品が、含まれた。

 おそらく、BRICS+(プラス)の新通貨は、日常的な取引に使用する紙幣のような形では、利用できないだろう。新しいBRICS+(プラス)の金融組織が管理する、許可制の、台帳(レジャー、ledger 勘定元帳) 上のデジタル通貨となる。

 暗号化された情報伝達網によって、参加する当事者(国)が支払い、支払われるべき取引が記録される。しかし、これは暗号通貨(クリプト・カレンシー)ではない。非(ひ)中央集権的(すなわち分散型)でもなく、ブロック・チェーン上で管理されるのでもなく、承認の無いすべての参加者に開示されている訳でもない。

 BRICS新通貨の作業グループから(私にもたらされる)最新情報では、この商品(コモディティ)バスケットの価値の評価方法について、1944年の、ブレトンウッズ会議で、ジョン・メイナード・ケインズ卿(きょう)が、遭遇したのと同じ問題に遭遇しているという。

 ケインズ卿は、当初、バンコール( bank-all )と呼ばれる世界通貨のために、商品バスケット方式を提案した。しかし、バスケットに含まれる国際的な商品(コモディティ)も、完全に代替可能(同価値とする)ではない。例えば、原油には、粘度(ねんど)や硫黄分などの属性によって70以上の細かい等級分けがある。

 最終的にケインズ卿 は、商品(コモディティ)バスケットは必要なく、利便性と統一性の理由から、単一商品である金(ゴールド)(だけに依る)の方が、通貨を固定する目的に適していると考えた。

 統一的な価値を評価・維持する基準として、コモディティ(商品)バスケットは非現実的であることから、今回のBRICS+の新通貨は、金(ゴールド)の重さだけに連動することになりそうだ。

 これは、BRICSのメンバーであるロシアと中国の強みを生かす。ロシアと中国は、世界の2大金(きん)産出国であり、金準備高の上位100ヶ国の中で、それぞれ6位と7位にランクされている。

 こうした動きや関連する動きは、しばしば「基軸通貨としてのドルの終焉 」
The end of the dollar as a reserve currency. 「ジ・エンド・オフ・ザ・ダラー・アズ・ア・リザーブ・カレンシー」 と 喧伝(けんでん)される。このようなコメントには、国際通貨や為替のシステムが、実際にどのように機能しているのかについて、その理解不足が表れている。

 このような分析のほとんどに見られる重要な間違いは、決済通貨(payment currency)と基軸通貨(reserve currency リザーブ・カレンシー )のそれぞれの役割を、区別していないことである。決済通貨は財とサービスの取引に使われる。各国は自分の好きな法定通貨(リーガル・テンダー legal tender  ある国の貨幣 )で取引することができ、米ドルである必要はない。

 いわゆる「基軸通貨」は違う。基軸通貨は、国家にとっては、貿易黒字によって獲得した余剰利益の「貯蓄口座」なのである。この残高は、通貨ではなく証券(国債)の形で保有される。

 金融アナリストたちが、「 米ドルが主要な準備通貨である」 と言うとき、彼らが実際に意味するのは、「各国がその通貨建ての証券(債券、bond ボンド)を保有している」ということだ。世界の外貨準備(フォーリン・リザーブ)の60%は、ドル建ての米国債(べいこくさい)である。外貨準備とは、実際には米ドル通貨ではなく、(ドル建て)証券(債券)なのだ。

 その結果、大規模に発達した国債取引市場 がなければ、基軸通貨にはなれない。規模、多様な満期、流動性、決済、デリバティブ、その他の必要な機能において、米国債の市場に匹敵する国は、今のところ世界中どこにもない。

 つまり、ある国の通貨を「基軸通貨」にしようとするとき、本当の障害は、その通貨を投じるだけの規模がある、各国政府が発行する国債(ナショナル・ボンド)の取引市場が存在しないことなのだ。

 そのため、準備資産として、その国の通貨を、国債に置き換えることは、望んでも難しいのである。この点では、世界のどこの国も、まだアメリカの足元におよばない。

 しかし、ここからが面白い。この点にこそ、米ドルが、主要な準備通貨(リザーブ・カレンシー)としての地位を、考えられていたよりも、ずっと早く失う、その理由がある。

 BRICS+(プラス)の新通貨は、NY(ニューヨーク)の米国債市場を飛び越えて、世界の舞台で、国債に対抗できるほど深くて、流動性のある新しい債券市場(ボンド・マーケット)を、ほとんど何もないところから作り出す機会を提供するからである。

 重要なのは、一度に20ヶ国以上で、個人投資家たちに自国通貨で、BRICS+(プラス)の新規国債を買ってもらえることだ。

 BRICS+(プラス)債 は、銀行や郵便局などのリーテイル(小売りの)金融機関を通じて販売される。このブリックス債 は、BRICS+通貨建てである。しかし、個々の投資家は、自国の通貨建てでこの債券を購入できる。それを通貨市場の為替レートで換算できる。

 BRICS+の新通貨は、金(ゴールド)に裏付けられているため、ブラジルやアルゼンチンのようなインフレや債務不履行(さいむふりこう。default デフォールト)に陥りやすい国の通貨に比べ、魅力的な価値の貯蔵手段となる。

 とくに、中国人は、これまで海外市場への投資をほとんど禁止されており、中国国内の不動産や株式に過剰投資してきた。だから、このような新しい投資先に魅力を感じるだろう。

 この新らしい市場が、魅力的な運用先として機関投資家に受け入れられるには、時間がかかるだろう。しかし、BRICS+(プラス)の新通貨建ての投資対象に、インド、中国、ブラジル、ロシアなどの、すさまじい規模の個人投資家の資金が投資される。だから、BRICS加盟国の間での、貿易で積み上がる貿易黒字の余剰資金を、吸収することができる。

 つまり、即席の「基軸通貨」を作る方法は、自国民を買い手として、即席の「債券市場」を作ることだ。

 アメリカは、1917年に、同じようなことをした。1790年から1917年まで、アメリカの債券市場(ボンド・マーケット)は、専門家たちだけのものだった。小売(こうり。retail リーテイル)の金融 市場は存在しなかった。
それが変わったのは、第一次世界大戦中にウドロウ・ウィルソン大統領が、戦費調達のために自由国債(Liberty Bonds、リバティ債。戦時公債 )を発行したときだ。

 アメリカのすべての主要都市で、債券購入促進集会や、リバティ債のパレードが行われた。リバティ・ボンドを買うことが、愛国者の義務になったのだ。
この努力は功を奏し、金融市場 を一変させた。アメリカ国民が、個人投資家として、株式や債券、証券を購入するようになった。

 BRICS+(プラス)が、リバティ債のような愛国心を盛り上げるモデルを採用すれば、(欧米)先進国の金融市場の支援がなくても、BRICS+(プラス)の新通貨建ての世界準備資産 を作ることができるだろう。

 金(ゴールド)で裏打ちされたブリックス新通貨の導入、その「決済通貨」としての急速な利用、さらに、「準備資産=基軸通貨」としての段階的な使用という、この一連の流れは、これまでの数年間の開発期間を経て、来たる2023年8月22日から始まるのである。

 BRICS+(プラス)の直接の加盟国を除いて、世界は、この見通しをこれまでほとんど無視してきた。その結果が、これから数週間のうちにおとずれる。それが国際通貨システムの大変動なのである。

 筆者のジェームズ・リカーズ氏について。 弁護士、エコノミスト、投資銀行家、金融作家。ジェームズ・G・リッカーズは、現在、アメリカとイギリスの投資家向けに発行されている、「アゴラ・ファイナンシャル」 の主要ニューズレター「ストラテジック・インテリジェンス」の編集者である。
 ニューヨーク・タイムズ紙でベストセラーに入った “ Currency Wars(通貨戦争、つうかせんそう)」(2011年刊)、 「The Death of Money(ドル消滅 ザ・デス・オブ・マネー)」(2014年刊)、 The Road to Ruin(ザ・ロウド・トゥ・ルイ―ン)」(2016年刊 ) を、ペンギン・ランダムハウスから出版している。

 

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<転載終わり>

8月22日に「ブリックス+」という新通貨が発表されるそうです。

この新通貨は、加盟国間の貿易で、実際に取り引きされる商品のバスケットに連動します。

コモディティ・バスケットには、主に石油、小麦、銅になります。ただ、追加の可能性もあります。

また、新通貨はデジタル通貨になります。

「これは暗号通貨(クリプト・カレンシー)ではない。非(ひ)中央集権的(すなわち分散型)でもなく、ブロック・チェーン上で管理されるのでもなく、承認の無いすべての参加者に開示されている訳でもない。」

暗号通貨でもなく、分散型でもなく、ブロックチェーンでもない新通貨とは、とのようなシステムなのか全く分かりませんね (^-^;

8月22日はもうすぐです。

最初はメディアでは全く取り上げられないと思います。

2020年から始まった大峠の大きな柱の一つですね。

 

230627夏の雲

 

 

230728寿司1

230728つまみ

 

 

 

学問道場

 

 


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一朝一夕にはいかない身魂磨き

2023-08-06 17:08:54 | 日月神示の実践

230803雲

 

230618応援隊8

 

身魂磨きとは、滝に打たれたり断食をしたりすることなどではなく、日常生活の中で身

体と魂を浄化することです。自分が積んできたカルマの清算です。

 メグリとはカルマのことです。日月神示では、何度も生まれ変わる中で、積んでしまったカルマのことをメグリと呼んでいます。

日月神示では身魂磨きの実践として、以下のように述べています。

 

「臣民に判るように言うなれば、身も心も神のものざから、毎日毎日神から頂いたものと思えばよいのであるぞ、それでその身体をどんなにしたらよいかということ判るであろうが。夜になれば眠った時は神にお返ししているのざと思え。それでよく判るであろうが。身魂磨くと申すことは、神の容(い)れものとして、神からお預かりしている、神の最も尊いとことしてお扱いすることぞ」

自分の身体を神の容れものとして、大事に扱うということになります。暴飲暴食や不摂生などをしないということです。また、身だしなみをきちんとすることです。ただ、これらは戒律ではなく、あくまで自分の本心からの行動でないと意味がありません。

 

「洗濯と申すのは何事によらん、人間心捨ててしもうて、智恵や学に頼らずに、神の申すこと一つも疑わず、生まれ赤子の心のうぶ心になりて、神の道守ることぞ。身魂磨きと申すのは、神から授かっている御霊の命令に従うて、肉体心捨ててしもうて、神の申すことは背かんようにすることぞ。学や智を力と頼むうちは、身魂磨けんのざ」

理論理屈ではなく、生まれ赤子の心になることが大事だとあります。「生まれ赤子」は日月神示に何度も出てきますので、重要なキーワードであるといえます。生まれ赤子のように、素直に日月神示の道を歩むことが大事だということです。

 

「進むには、それ相当の苦労と努力要るぞ。あぐらかいて、懐手していては出来ん。時も要るぞ、金も要るぞ。汗も要るぞ。血も要るぞ。涙も要るぞ。善いものほど値が高い」

 

「目が覚めたらその日の生命お預かりしたことを神に感謝し、その生命を神の御心のままに弥栄に仕えまつることに祈れよ。神はその日その時に何すべきかについて教えるぞ。明日のことに心使うなよ。心は配れよ。取り越し苦労するなよ。心配りはせなならんぞ。何もかも神に任せよ。神の生命、神の肉体になり切れよ。何もかも捨て切らねばならんぞ。天地みな神のものぞ。天地みな己のものぞ。」

 

「これと信じたらまかせ切れよ。損もよいぞ。病気もよいぞ。怪我もよいぞ。それによってメグリ取って頂くのぞ。」

損をしたり、病気、怪我をしたりすると、普通は悪いことだと判断しますが、深い観点からみれば、カルマを取ってもらっているので、良いことになります。

 

「信仰を得て霊的に病気を治すのは、一瞬には治らんぞ。奇跡的に治るとみるのは間違い、迷信ぞ。時間も要り手間も要る。物も金も要る。大き努力要るのであるぞ。」

 

「メグリと申すのは、自分のしたことが自分にめぐって来ることであるぞ。メグリは自分でつくるのであるぞ。他を恨んではならん」

 

「自分の中にあるから近寄ってくるのであるぞ。嫌なこと起こってくるのは、嫌なことが自分の中にあるからぢゃ」

 

「仕事は行であるから、務め務めた上にも精出してくれよ。それがマコトの行であるぞ。滝に打たれ、断食するような行は幽界の行ぞ。」

 

「この世に生まれて、この世の行せねば、生まれた時より悪くなるぞ。草木より役に立たんものとなるぞ。草木に変えると申してあろう。神が変えるのではない。自分で成り下がるのであるぞ。」

自分が望んで現世に生まれてきたからには、自分で描いた魂の計画を実行しなければならないのです。自分で決めてきたことを実行しないと、草木に変わることもあります。実際に手や足が木のように変質してしまった人がいます。インターネット百科事典のウィキペディアによると、「手や足などに木の皮のようなイボが生じる、遺伝性の皮膚疾患。ツリーマン症候群ともいう。」とあります。自分から草木に変わると日月神示では言っています。

 

「苦労、苦労と申しても、悪い苦労気の毒ざぞ。善き苦労花咲くぞ。花咲いて実結ぶのざぞ。人民苦しみさえすればよいように早合点しているなれど、それは大間違いざぞ。神の道無理ないと、くどう申してあろがな」

 

「苦しむと曲がるぞ。楽しむと伸びるぞ。この方苦しむこと嫌いぢゃ。苦を楽しみて下されよ」

この方とは、日月神示を下した国常立尊のことです。神様も苦しむことは嫌いだと言っています。ただ、苦を楽しむというのは、一朝一夕にはできないと思います。

 

「何事が起こってきても、そなたはまず喜べよ。それが苦しいことでも、悲しいことでも、喜んで迎えよ。喜ぶ心は喜び生むぞ。人民喜べば、神喜ぶと申してあろが。」

 


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体術、養生は生きる基本

2023-05-16 17:29:20 | 日月神示の実践

230507トマト活着


 <自然身法より転載>

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大江戸健康法

 現代日本は科学や医療が発達してきましたが、様々な病気やストレス、老後の不安が社会をおおっています。江戸が養生・健康法が盛んで、長寿の時代であったことは案外知られていません。江戸の人々は日常の起居動作、行住坐臥で心身を鍛えていました。江戸には健康の知恵が詰まっているのです。日々の健康に役立ててみましょう。

    

体術、養生は生きる基本

 江戸人は生活の起居振る舞いを通じ、仕事の技を通じて体を練っていました。また体を練ることを楽しんでいました。庶民から武士に至るまで踊りや謡の一つや二つできて当たり前でした。剣術、柔術などは、武士は言うに及ばず、庶民、百姓、女、子供まで愛好する人が多かったのです。
 また、今以上に養生に関心が高く、様々な健康術も流行していました。数多くの健康法の本も出版されています。本家本元であった中国の養生法は早くから輸入され、元禄の頃のベストセラーであった貝原益軒の「養生訓」には自我按摩、導引、調息などのし方も説かれているのです。江戸初期に出た喜多村利且の「導引体要」には導引術、五禽戯、八段錦などが紹介してあるのです。つまり江戸では、既に気功の源流である五禽戯が行われていた可能性もあるわけです。
 江戸を短命な不健康な世界と思っている方も多いと思いますが、むしろ実際には、長寿者はとても多いのです。家康の師であった天海僧正は108歳、富士信仰の開祖、角行は106歳、浮世絵師、葛飾北斎は90歳、剣聖でヘビースモーカーだった柳生宗矩76歳、伊能忠敬74歳、養生法の大家、貝原益軒も85歳という長寿でした。江戸は享楽的な文化でしたが、自堕落な社会ではなく、体術を基本にした養生社会でした。自然を変えるのではなく、人を自然に合していくという江戸世界では、体が健康でなければ生きていけない世界でした。ですから皆養生に強い関心を持ったのでしょう。

はるかな江戸、失われた世界

 私たちは自然と共に生き、体としぐさを大切にしていた江戸人からだいぶ遠くに来てしまったようです。自然身法研究会では従来より、会員は江戸人を目指そうと唱えてきました。自然身法とは、自然の法則に調和した身体、身のこなしを呼び戻すということですが、江戸はまさに自然と調和した体としぐさを基本とした社会だったようです。ですから、はるか遠くの江戸を今再び感じてみることが必要な気がするのです。
 出口主宰の場合はもともと浮世絵が好きで、学生の頃より見たり模写したりと江戸には関心がありました。その後日本の古武道を始めたり、風水の研究で富士や日光のことを調べるにつけ、しだいに江戸というものが、とてつもなく深くまたエネルギーに満ちた世界であることに気づいたのでした。今、江戸文化が注目されているのは、単なる懐古趣味ではなく、平和なエコロジー文明、合議性の民主的な社会、ボランティアとネットワークの広がり、簡素ながらも粋でおしゃれな文化など、政治、経済、芸術、宗教、食事、養生などのあらゆる面で私たち現代人が学ぶべきものがあるからです。
 江戸を見直すことは、日本人としてのアイデンティティを取り戻すことであり、落ち込んでいる今の日本の再生に多くのヒントを与えてくれると思います。忘れられた江戸を振り返ってみましょう。

自然の営みに身体を合す

 江戸期の人々が寒い冬を、なぜ着物と足袋、草鞋ぐらいで過ごすことができたのかは謎です。日本の家屋は、夏向きに出来ており、広く開放された戸窓は障子で仕切られているだけで、暖房も火鉢程度だったわけです。食生活もほとんど菜食に近く時々食べる魚以外に動物性の蛋白や脂肪は少なく、熱量の高い肉や乳製品はほとんど採っていないわけです。訪れた外国人は日本の冬は寒くてたまらないとこぼしています。
 これまでこのような問題には、江戸時代は貧しかったからと簡単に片付けられてきましたが、見当違いもはなはだしいのです。当時の江戸時代の産業、技術の発達からすれば、様々な防寒衣類や家屋の暖房装置を生み出すことなど十分可能だったと思われます。しかし、暖かい部屋にぬくぬくとしていることは、簡素を旨とする江戸人には粋でなかったのかもしれません。自然環境を人工的に変えるのではなく、体の方を自然に合せるのが江戸人の心意気だったのです。世界でも最高レベルの産業の発達をしながら、高度な車や機械を作らず、人力にほとんどの仕事を頼るのが江戸文明の特徴でした。庶民はどこへ行くのも、自分の足を使い、足を丈夫に保たねば生活できませんでした。正座という、ひざが悪くてはとても出来ない姿勢で食事をし、茶を飲みました。着物の畳み方、ハタキのかけ方、布団の上げ下ろし、剣の扱い方まで幼い頃より体の作法をしつけられたわけです。江戸は「体術」の時代であったのです。江戸人は、体を最大限に活用し、自在に操り、自然のリズムに適合させる方法を選んだのです。一見厳しい文化のようですが、機械設備に頼ることは結局からだの免疫力を弱め、自然治癒力を弱め病弱な体になることをわかっていたのでしょう。自然を変えるのではなく、自分を自然に合わしていくわけです。そのことが日本人を冬にたいした防寒暖房なしでもいられるような心身にさせたのではないでしょうか。

<転載終わり>

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 江戸時代の人々は長寿だったと、森教授は言われています。そして自然身法さんのサイトでも江戸の人々が長生きだったと言われています。五穀・野菜を主体にした食事が長寿の秘訣だったわけです。これは以前ご紹介した第二のマクガバン報告でも証明されています。

 私たちは江戸時代は封建的で、短命な時代だと教わって来ましたが、真実はどうも真逆のようです。封建的な江戸時代を終焉させた明治維新こそ素晴らしいと教わってきました。実際は江戸に、日本人が幸せに生きるための大きな秘密が隠されているということになります。

 江戸の人口は当時100万人を超えており、世界一でした。上下水道が完備されていたため、とても衛生的だったと来日した外国人が驚いています。同じころ、フランスでは上下水道がなかったので、糞尿を家から道路に捨てていたそうです。あまりにパリの街が汚いので、ハイヒールが開発されたそうです。また、男性が家に近い側を歩くというのは、窓から捨てられる汚物から女性を守るためだったそうです。ずいぶんパリは汚かったのですね。日本は封建的で、遅れた国だと学校で教わって来ましたが、実際は逆だったわけです。こういうことが本当に多いですね。

 

・自然身法

 


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リーマン級「金融危機」がやってくる

2023-04-19 05:11:32 | 政治・社会

<Yahooニュースより>



令和の金融恐慌

 

Photo by gettyimages

ドイツ銀行にまで飛び火

 

Photo by gettyimages

深刻な金利問題

 

Photo by gettyimages

もはや「切り札」はない

 

Photo by gettyimages

yahooニュース


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忍び寄る金融危機

2023-03-27 19:44:44 | 日月神示関連の情報

<週刊現代より転載>

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100年に一度といわれた金融危機だったリーマンショックから15年。ついに新たなる波乱の芽が見え始めた。

米国のシリコンバレー銀行、シグネチャー銀行などの破綻に続いて、3月19日には経営不安が高まっていたクレディ・スイス・グループが、同じくスイスの金融最大手UBSに買収されることが決まった。これに伴いクレディ・スイスが発行していた「AT1債」と呼ばれる社債(日本円にして約2兆2000億円)が無価値になると発表された。経済産業研究所コンサルティング・フェローの藤和彦氏が解説する。

「金融危機はまだ序の口だと見ています。長期の金融緩和から一転して、米国は政策金利を1年で4%も上昇させました。この影響が出ないと考えるほうが不自然です。 

クレディ・スイスはもともと乱脈経営が知られていましたが、金利上昇で債券などの保有資産が下落し、財務状況の悪化が懸念されて経営危機に陥ったのです」 

金融コンサルティング会社インフィニティの田代秀敏氏も、リーマンショック時の既視感があるという。

「どこかから火が出て、政府が慌てて鎮めるが、最後は手に負えず破綻させてしまう状態になってリセッションに入るという流れです。しかも現在は、あの当時よりもマグマがはるかに大きい。リーマンショック以降、世界は金融緩和をずっとやってきた上に、パンデミックやウクライナ戦争でマネーは膨れ上がっていますからね」 

重要になるのは、今後の米国の金利動向だ。3月は0・25%の利上げが確定しているが、問題は次の5月。インフレが収まらず、さらなる利上げが必要となれば、銀行の破綻は連鎖するだろう。 「米国以上に不動産市場が活況を呈していたカナダ経済では、すでに住宅価格が大きく下落しています。もし米国でも不動産市況が悪化すれば、さらに多くの金融機関が破綻するでしょう」(藤氏) 

5月はただでさえ「セル・イン・メイ(「5月に株を売って夏のバカンスに出かけよう」の意)」といわれ、相場が弱い時期。春の嵐が近いようだ。 

「週刊現代」2023年4月1・8日号より

 

<転載終わり>

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『完訳 日月神示』の「黄金の巻 第五十九帖」の神示はとても有名です。

 『金で世を治めて、金で潰して、地固めしてみろくの世と致すのぢゃ。』

 これは、お金が不要であるという意味ではなく、強欲な資本主義の終焉をさしているのではないかと思います。15年前のリーマンショックで資本主義は大きな打撃を受けましたが、崩壊することはありませんでした。

 資本主義末期になるとバブル発生と崩壊を繰り返すため、近年はその間隔が短くなってきています。2012年頃は第2のリーマンショックが起こり、日本は大不況に陥るという本が多く出ていましたし、ネットの記事でもよく見かけました。最近は不況に陥るという本もあまり見かけなくなりました。

 地震などの天災も忘れた頃にやってくるので、経済危機も皆が意識していない時に来るように思います。リーマンショックのように突然来るのかも知れませんし、ゆっくりと変化するのかも知れません。経済危機は突然来る可能性がありますが、資本主義の崩壊は30年、50年というスパンで変化していくのだと思います。では資本主義の後にはどのような社会になるのでしょうか。それは中矢代表の著書「ミロクの経済学」に書かれていますので、関心のある方は読んでみるとよいと思います。

 

 

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「不成功の法則」を読んでみました

2023-03-26 04:38:23 | その他の情報

<ワンダーパブリッシング社サイトより転載>

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  不成功の法則~共同幻想と思い込みからの救済~/大岩かおる
スピリチュアル・自己啓発・ビジネス本…
色々頑張って学んでいるけどなぜか人生上手くいかない!
そんなあなたへ送る一冊。




色んな成功法則を学んで実践しているのに、なぜか人生上手くいかない。

健康、人間関係、仕事、お金…
どうして、こんなにトラブル続きなのか?
なぜ、こんなに敵が多いのか?

それはもしかしたら、「不成功の法則」に陥っているからかも知れません?!


こんなことはありませんか?

〇口を開けば、愚痴や不満を言う
〇現状維持が一番だと思っている
〇同じレベルの人同士で集まると居心地が良い
〇カリスマや組織のトップの座に強く惹かれる
〇人を批判していると気持ちが良い
〇「ありのままで」「委ねる」という言葉が好き
〇いつか一旗上げたい
〇霊能力や特殊能力に憧れる


…などなど、こんな思いがもしあるのなら
もしかしたら「不成功の法則」に近づいているのかも知れません。


これからの時代、過去の固定概念や成功法則があてはまらない時代に突入します!

「不成功の法則」この本を見ると、必ず「俺はヤバい」と思うはず。
この一冊が自分自身の在り方を知り、自分自身を見直すチャンスになるかも知れません。

これからは、一人一人が「自分の人生の創造者」として生きていく時代になります。

不成功の法則とは何か?
不成功の法則の、何がマズイのか?
人生の創造者として生きていくとは、どういうことなのか?

これからの時代を生き抜くための、大事なエッセンスが詰まった一冊です。



著者・大岩かおる
風水師・運命鑑定士。
師事する横田和典先生と出会い、宇宙の法理法則、魂とは、本当の豊かさとは、人が生きていく上で何が重要なのか日々学び、全力実践中。
不思議の会で長年学ぶ傍ら、人はなぜ転落していくのか「不成功の法則」を研究している。
趣味は書道、世界中の美しい男と景色と芸術を見ること。
身長、体重、体形はミランダカーとほぼ同じ。


全284ページ
出版元: ワンダーパブリッシング
発行日: 2019/10/8

 <転載終わり>

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 「不成功の法則」という書籍を読みました。
 
 世の中に「成功の法則」という本はたくさんありますが、
 「不成功の法則」という本は見たことありません。
 私も外資系の企業にいたころは、上司の勧めで成功の法則の類の本を
 数冊読みましたが、あまり役に立ちませんでした。
 
 この「不成功の法則」は、不成功に至る法則性を
 客観的に分析しているので、とても良い本だと思いました。

 このサイトにも書かれていますが、以下のようなことは
 よくありますね。
 
〇口を開けば、愚痴や不満を言う
〇現状維持が一番だと思っている
〇同じレベルの人同士で集まると居心地が良い
〇カリスマや組織のトップの座に強く惹かれる
〇人を批判していると気持ちが良い
〇「ありのままで」「委ねる」という言葉が好き
〇いつか一旗上げたい
〇霊能力や特殊能力に憧れる



 自分のことを言われているようで、ハッとすることも
 ありました。
 「謙虚」な姿勢が失われると、不成功の法則にはまるのだと思いました。
 
 独特のタッチで書かれていて、笑えるので
 一気に読んでしまいました。
 私の座右の書の一冊です。


 ・「不成功の法則」


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日月神示における「欲」とは

2023-03-25 18:23:31 | 日月神示の実践

230318あんず

 

今までの宗教は禁欲が基本でしたが、日月神示では欲自体はいいも悪いもないとあります。むしろ欲を浄化して、大深欲になることを薦めています。

 

「禁欲は神の御旨でないぞ。欲を浄化して、生めよ、産めよ。今の人民、欲の聖化を忘れて御座るぞ。欲は無限に拡がり、次々に新しきもの生み出すぞ。欲を導けよ。自分だけなら五尺の身体、五十年の生命であるが、霊を知り、宇宙の意思を知り、神に融け入ったならば、無限大の身体、無限の生命となるぞ。マコトの嬉し嬉しの喜びとなるのであるぞ」

欲を聖化し、宇宙の意思を知り、神に融け入れば、大きな喜びを得ることができるとあります。欲がなければ何事も始まらないので、浄化された欲は必要です。自分の理論理屈から出る欲ではなく、魂の発現としての欲が大事です。それが宇宙の意思と合致します。

 

「そなたはまだ欲があるぞ。欲を、小さい自分ばかりの欲を捨てなされ。そしてマコトの大深欲になりなされよ。その気持ちさえ動いてくれば、何事も見事成就するぞ」

 

「それはそなたの自己欲から出ているぞ。自己欲もなくてはならんが、段々浄化して行かねばならん。浄化して大き自己の欲とせよ。自己のみの欲となるから弥栄えんのぢゃ。弥栄えんもの神の御心に逆行」

 

 

 


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一神 多神 汎神

2023-02-25 19:27:22 | 日月神示の実践

2008年に日月神示に出合い衝撃を受けました。以前はキリスト教の信徒であったため、「生まれ変わり」については、腑に落ちませんでした。キリスト教では地上界と霊界、天国の三階層を説いています。この世で良いことをすれば、天国に行けるが、悪いことをすれば、地獄(低い次元の霊界)に行くと教わりました。「生まれ変わり」は無く、現世が終われば霊界に行くという教義ですので、地上界を体験できるのは1回きりということになります。日月神示をはじめ神道でいう輪廻転生について納得するまでには、一年くらいの期間を要しました。

 ただ、ユダヤ教、キリスト教、イスラム教などの一神教同士は、常に争いが絶えず、戦争まで引き起こしている現実を見て、一神教に対して疑問を持っていた時期なので、多神教を受け入れやすかったのだと思います(日月神示では、一神、多神、汎神といわれています。「この方一柱であるが無限柱ぞ。すべてが神であるぞ。一神ぢゃ。多神ぢゃ。汎神ぢゃ。すべてが神ぢゃ、喜びぢゃ」(「春の巻」第二十一帖)」)。

 中矢先生の著書「日月神示 この世と霊界の最高機密」から以下を引用させていただきます。『「天国は霊人のみの住む処ではないぞ。そなたたちも今住んでいるでないか。霊人も現界に住んでいるでないか。現界を離れて天国のみの天国はないのであるぞ。故にこそ、現界で天国を生み出し、天国に住めんものが、死んで天国へ住める道理はないのぢゃ」(「白金の巻」第三帖) 霊界とは、現界と切り離された、遠い空の彼方に位置しているのではなく、今ここに、現界において、われわれと共に存在しているという意味が、おわかり頂けただろうか。現界に肉体を持っている時でも、人は同時に霊界にも生きている。また死後に霊界に赴いても、現界との関係は切れない。』

 キリスト教では、現界が苦しいものであっても、良いことをすれば天国に行けると教えられましたが、上記の日月神示を読むと、現界で天国に住んでいなければ、死んでも天国へ住むことはできないことが分ります。現状が不平不満だらけで、不幸だと感じているのであれば、天国へは行けないということになります。このことも私にとって大きな転換点となりました。


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