模型と魚釣り

インドアはプラモデル。アウトドアなら海釣り。田舎暮らしのジジイの日記。
アイコンはボーダーの愛犬みぃちゃんです。

マローダーできた

2018年05月13日 | 四式重爆

人間ドックは午前中に帰れる予定だったので、午後から家の空調の工事に来てもらいました。
高気密住宅なので24時間換気が望ましいのですが、最近ダクトファンが大きな音を出して五月蠅いので止めていました。
交換して外した古い換気扇を触らせてもらいました。
羽根を、軽く手で回すだけでブーンって音がするくらい軸受けが摩耗してブレていました。
交換したら、回っているのがわからない位に静かになりました。
もともとその箇所から音が出るまでは、メインのロスナイ以外の場所にファンがあることを知らなかったほどだったので、元に戻ったということです。
20年も過ぎたので、色々なところが壊れてきますね。

B-26マローダーは一応完成となりました。パチパチパチ!
画像でチェックして、直すところがなければですが。

キットの出来があんまりひどいので、ぶん投げていましたが、雑でもなんでも作ってみるもんですね。
うまく作ろうなんて考えず、これ以上マイナスはない、と考えて手を動かせば、こんなキットでも完成するし、子供のように作るのは、なんだか自由で楽しかったです。

このキットのデカールは、写真の残っている有名な特定個体のもので、実物の塗り分けは下面が無塗装ジュラルミンのようです。
キットの組説の通り、「F」をやや上にオフセットさせて貼りましたが、組説が当てになりません。
日本のキットなら組説の図を見れば、パネルラインとモールドの位置関係で、デカールを貼る位置が正確にわかりますが、このキットなんかまったく一致しません。
なので、かなりテキトーです。でもフィクションなので構わないのです。

お姉ちゃんのノーズアートのデカール貼るのは初めてです。
初めてのお相手は、もう少し美人の方が良かった。
このデカール絵心が無さ過ぎ。
黙ってれば、なんちゃってダブルワスプにも気づかれない?

「Hard to get」を大分の女性モデラーさんは「高嶺の花」と上手に訳されていた。
「入手困難」とか「俺には無理」って意味にもとれるが、命を懸ける機体にそんなネガティブなことは書かないね。
敵戦闘機なら撃退できるかもしれないが、相手が高射砲じゃ運まかせ、ツキが大事ですもんね。

世傑B-26には、高射砲がヒットして墜落する瞬間のショッキングな写真が何枚も載っています。
高射砲なんか威嚇にしかならないと思っていたが、ドイツの88mmは当たるんですねえ。おそろしい。
昔読んだ松本零士の戦場マンガに、モスキートだったかが2機並んで飛んでいたら、突然片方を高射砲弾が貫いて、下に88mmがあるぞ、ってシーンがあったけど、本当なんだねえ。

画像処理の色調整で緑を減らして、赤を増やしたが、もう少し緑を減らしてもいい感じ。
コーションレターはほとんどありませんが、パイロットは誰々、コパイは誰々というデカールはご丁寧に両側ついてました。
キャノピーの下の赤い文字の小さなやつ。


ノーズアートは左右で違います。
キャノピーの枠は筆で描きました。何年ぶりだろう。
デカールは硬くて、最初はどうなることかと心配しましたが、大事に使っているモデラーズの軟化剤で密着できました。

デカールの上からつや消しクリアを吹いた。飛行機につや消しを吹いた覚えがないですねえ。
接着線の処理で消えてしまったリベットはそのままですが、全然気になりませんね。
消えたリベットは復活させなきゃだめだと、思い込んでました。

尾部銃座のクリアパーツが曇ったのは誤算だったけど、気にしない。
尾翼の白三角を横切るラダーの線は、コピックマーカーで。

今回、オリーブドラブという色の特徴が、いろいろわかって勉強になりました。
想像よりも隠ぺい力が弱いとか。
フィルターは上面はウエザリングカラーのグリーンとブラウンをムラに掛けました。下面は濃い目のグレイ。
上の画像だと、手前の左翼はグリーンを強めに残し、右の外翼や垂直尾翼ははブラウンを強くしました。
そのどちらでもオリーブドラブは破綻してないところがおもしろい。
けっこうムラムラに汚しましたが、オリーブドラブはしっかり受け止める包容力がありますなあ。
このオリーブドラブ経験は、B-17の時に役に立つはず。


この角度から見ると、日本の爆撃機とも似てますね。

プロペラの羽根の形状とかもおかしいですが、そのまま。

スピナーは円錐に尖がっていたので、さすがに丸めました。
アンテナはプラ棒から削り出し。両翼のピトー管は0.5mm真鍮線です。
さすがに子供でも、これくらいはするよ。
今更、プロペラ回転すれば良かったなんて思ってしまいます。

画像を見た感じでは付け忘れもなさそうなので、完成です。
思った以上に、記憶に残る作品になりました。
銘板はまた何かの折に。


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