三流読書人

毎日の新聞 書物 など主に活字メディアを読んだ感想意見など書いておきたい

ドングリ小屋住人 

政党とは何か

2005年07月11日 06時27分32秒 | 教育 
雑誌『世界と議会』(尾崎行雄記念財団刊)7月号に政治評論家宮崎吉政氏による「日本共産党の存在に明治の自由民権運動を想起する」と言う記事があるそうです。こんな雑誌見たこともないので、ある新聞に紹介されている記事の孫引きです。
          ◇

《 宮崎氏は、小泉政権の任期切れまで一年余にもかかわらず小泉首相の吹かす解散風に縮み上がる自民党内、野党第一党の民主党の郵政国会での対応が腰砕けに終始している状況を無気力政局だと批判。これらの政党を臆病にさせているのは政党助成金に一因があるといいます。
宮崎氏は「日本共産党ひとり『国の助成金などビタ一文受け取らぬ』と反対したが、与野党とも嬉々としてこれを受け取っている」と指摘。民主党は党財政収入の約80%、自民党も約60%を国民の税金である政党助成金に依存する”準国営政党”化の実態を議会制民主主義と政党政治の立場から憂いています。
宮崎氏は「我が国の政党は『憲法』の保障を持たない不羈独立を誇ってきたが彼らは今その面魂を捨て去ろうとしている。『政党助成金反対』を叫びつづけながら街頭演説に邁進する日本共産党にわれわれは、明治の自由民権運動を想起する」と述べて、二大政党政治づくりのなかで生まれている無気力政局の打破に向けて日本共産党の存在に注目を向けています。
自由民権運動は一八八〇年代に国会開設、税金軽減、言論抑圧反対を要求した民衆運動です。》

          ◇

皆さんはどう思われますか。