三流読書人

毎日の新聞 書物 など主に活字メディアを読んだ感想意見など書いておきたい

ドングリ小屋住人 

「勝利が舞い込んだ」とはなんたる言いぐさか

2005年03月31日 11時21分33秒 | 読書
 まずは良かったバーレーン戦 
やっぱり私は中田ヒデが鍵を握っていると思う。
彼のあたりの強さ、倒すという気迫を、みんなが持てば大丈夫だと思う。
NHK・BSで見ていたが、NHKのアナウンサー、最後に「我慢に我慢を重ねた結果、勝利が舞い込んだ」と言った。
なにをぬかすか!
たとえ、最後にボールがバーレーンの選手に触れてゴールに入ったとしても、日本の怒濤の攻めが相手のクリアミスを呼び、日本がもぎ取った一点。
選手もサポーターも一丸となって勝ち取ったのだ。
勝利は、舞い込んだり、勝手に降ってきたり、飛び込んできたりするものではない。
気をつけてものを言え!!!

美ら島 八重山

2005年03月30日 09時17分11秒 | 教育 
 美ら島(ちゅらしま)八重山
小説家 高橋治氏によると(『慕情旅枕』から)

「石垣島を根拠地にして、近くの島々を経巡っていると、八重山とはいかにも巧みに名づけたりという気持ちにさせられる。
波照間島、与那国島は少々離れすぎているが、竹富、西表、小浜、新城、黒島などの諸島は、相互に関連を持ちつつ、重なって見える。そして重なるゆえに遠近感を増幅させ、濃淡の色合いが、まさに八重に重なる島々に見えるのだ。
いつ、誰が言い出したとも知れない。しかし、沖縄本島から西南をめざすにせよ、台湾の方向から北上したにせよ、この緑におおわれて点在する諸島は、船乗りたちにやすらぎと救いを与えるものに見えたことだろう。
極端なきめつけ方になってしまうかも知れないが、沖縄への旅は、この八重山も含めた呼び方の"先島"を訪問先に加えないと、中身が半分ほどに薄まってしまうほどである。
沖縄の人々はやさしい。それは誰もが感ずることだろう。だが、先島の人々はとりわけ心優しい。その優しさが、海山のつくり出す光景の彩りを一段と濃くしてくれる。」

たしかにこの表現のとおりだと思う。もう一度行きたい。
しかし、美ら島(ちゅらしま)が、いわゆる「戦争マラリア」という過酷な歴史をもつもう一つの戦場であったことを私は知らなかったし、知る人は少ないと思う。
八重山のいくつかの島は江戸時代以前よりマラリアの汚染地域であった。
石垣島、西表島は汚染地域であり、波照間は汚染されない住みやすい島であったようだ。
それでも島々には島民が住んでいて、マラリアの危険を避けつつ暮らしていた。
第二次世界大戦末期、日本軍は本土決戦の盾とするべく沖縄に基地をつくる。
八重山・波照間・与那国など離島にも「離島残置諜者」と呼ばれる陸軍中野学校で特殊な訓練を受けた特別任務要員を配置。飛行場をはじめとする用地の確保、物資の調達、島民を戦争に協力させるための軍の方針の徹底をはかるため、時には懐柔し、時には暴力をふるい、あるいは日本刀と拳銃で威嚇し、島民を屈服させていった。
波照間では、島民を西表に強制移住させる。島民はマラリアの感染および原生林のような移住地での生活で悲惨を極める。食糧不足による栄養失調などがマラリア禍を増大させ、大量の死者を出す。17人の家族で生き残ったのは一人という家もある。島民が波照間に放棄させられた牛、豚、山羊などの家畜は日本軍がし、燻製にし、軍の食料とされた。沖縄が米軍に占領された後、波照間に帰島した住民はすでにマラリアに感染しているものもいて、波照間にもマラリアは広がる。
こうして日本軍の戦略によるマラリア汚染による犠牲者は記録に残るだけで4337人におよぶ。
戦後、米軍の持ち込んだマラリアの特効薬によってマラリアは絶滅し、高橋氏のような表現になっていく。

これは一例である。

美ら島は日本軍による犠牲の島でもあった。

劇作家、演出家の栗原省氏が波照間に取材し、朗読劇「ハテルマ・ハテルマ」を作・演出。
第一回公演を2004年12月和歌山市で行い、反響を呼んだ。
沖縄各地での公演も予定されている。

栗原氏への連絡先は、
〒643-0811 和歌山県有田郡吉備町庄684-32 栗原 省
℡ 0737-52-5963  Fax0737-52-6099

一億円!!

2005年03月29日 10時16分29秒 | 教育 
一億円!
橋本元総理大臣、一億円受取の現場。
3月23日、元官房長官村岡兼造被告に対する公判が行われた。その公判での日本歯科医師連盟会計責任者内田祐丈被告の法廷証言。 (某紙3月29日号から引用)

2001年7月2日午後7時半頃。東京赤坂の料亭「口悦」の一階角部屋。
内田被告、臼田日本歯科医師連盟会長が着席、内田被告鞄から茶封筒に入れた一億円の小切手を取り出し、臼田被告が背広の内ポケットに入れる。まもなく野中広務元幹事長、橋本元首相が到着。テーブルは掘り炬燵式。橋本氏は床の間を背にテーブルの中央に、右に野中氏が着座。乾杯は、ビール。
「乾杯の前後」(内田被告)に臼田被告座ったまま橋本氏に小切手入り茶封筒を差し出す。テーブルが広かったため、臼田被告封筒を持った両手をさしのべ、橋本氏は手を伸ばして受け取る。「本日はお忙しいところ有り難うございました今後ともよろしくお願いします」と臼田被告。橋本氏は茶封筒から小切手を取り出して金額を確認し、小切手が封筒から半分ぐらいでたままの状態で、隣の野中氏に渡す。野中氏、金額を確認し、小切手を茶封筒に戻し、橋本氏に返そうとする。しかし橋本氏は手で水をすくうような動作をして野中氏に持たせようとする。すると、野中氏は「まあまあ」と小声で言いながら返し、橋本氏は封筒を背広の内ポケットに。橋本氏は「ありがとうございました。お預かりします」。野中氏も礼を述べる。そのあと、3万円のコース料理、酒、ビール、ウーロン茶、ミネラルウオーター、たばこは「チェリー」。30分たたないうちに青木氏が「いやいやどうも遅くなりまして」と橋本氏の左隣に着席。橋本氏は青木氏に体をよせ、小声で「歯科医師連盟から小切手で一億円の献金をいただいた」と話し、青木氏は「どうもありがとうございます」と述べた。

これが内田祐丈被告の公判での証言の内容の一部。目的は日本歯科医師連盟から立候補する中原氏への応援。

ふーん! 良く映画やテレビドラマで見るシーンである。本当だったんだ。こういうふうにやるのか。かくて自民党国会議員が一人誕生する。 こういう人たちが日本の政治を動かし、私たちから税金をふんだくるんだ。

しおり 栞 岩波新書

2005年03月28日 08時46分11秒 | 教育 
最近になって気がついて面白くて集めています。
岩波新書を買うと本に挟まれている栞です。もちろん他社の本にもついていますが、こういう遊びはいまのところ岩波新書だけのようです。
栞に、知っているようで知らない、なぜこういうふうに使うのか、語源は何か、最近のカタカナ語、死語になった言葉などなどを解説した短い文がついています。それが面白いのです。
例えば、「御払い箱」「顎足付き」「ビッグ・バン」「お仕着せ」「七輪」「山勘」「はすっぱ」「半畳を入れる」「さわり」などという言葉を解説しています。
「言葉の道草」シリーズ、「言葉散策」シリーズ、「言葉の寄り道」シリーズ、「言葉の玉手箱」シリーズがあって、現在は、「言葉の玉手箱」シリーズです。他にもあるのかもしれませんが、見つけていません。
≪本の知識≫シリーズというのもあります。「和文活字の書体」「欧文活字のライン構成」「本の背の三様式」「本の各部の名称」「欧文書体の8系統」などが知ることができます。
岩波ジュニア新書には、写真の中央部にある黄色いのがそうですが、パスカルとか、オウイディウスなどといった人のアフォリズム、箴言、警句が書かれています。
裏側には、『広辞苑』の新版や、新書の新刊の紹介が書かれています。
いままで、そのまま捨てていたのですが、惜しいことをしたと思っています。
いらない人は下さいね。
今あるのは全部買ったものか、もらったもので決して本屋の本の中から抜いてきたものではありませんよ。
興味のある方は一度見てみてください。

八重山の旅

2005年03月27日 08時51分43秒 | 教育 
3月はじめ、石垣島、西表島、竹富島、由布島へ行ってきました。
全く普通の観光コース。
紺碧の空と海、強くイメージが残っています。
パソコンで描いた絵です。ご笑覧下さい。
タブレットで手描きです。自分ではいわゆるCGではないと思っています。
面白いですよ。いろんな可能性があります。

もったいない

2005年03月26日 10時33分43秒 | 教育 
「もったいない」
愛知万博の開会式が開かれた。
ここで、小泉首相は挨拶の中で「環境保護と経済発展の両立には、ものを大切にする『もったいない』という心が科学技術と結びついた時に、大きな力を発揮する。この日本語を大事にしたい」と言ったそうである。
ちかごろ「もったいない」という言葉を使うことがはやっている。この言葉、ノーベル平和賞を受賞したケニア副環境相、ワンガリー・マータイさんが、先月来日した際、「もったいない」という日本語に深く共鳴したという。
それが伝わって様々なメディアが取り上げるようになった。
しかし、小泉さんよ。その言葉あんたには言ってもらいたくないよな、国民にそんなことを言う前に取りあえず社保庁とか無駄な公共事業を見直して、国民からむしり取ったお金の「あまりにももったいない」使い方にメスを入れたらどうなんだ。

「使い捨て」という言葉にずっと違和感をいだいて生きてきた。
いまさら「もったいない」などと言わなくとも、ものを大事にし、一切の無駄を省いて生活しなければ生きていけないのだ。

ほんとにおもろない大相撲

2005年03月25日 08時59分32秒 | 教育 
朝青龍だけの大相撲になってしまいました
大関、関脇、小結といった役力士がみんなダメ
特に千代大海のだらしなさ 目をおおうばかり

25日付毎日新聞の見出し
「存在の耐え難い軽さ」 大海6敗「おれだって一生懸命」 
小見出し「なんじの名は大関」 とボロクソ
記事中のコメント
「おれだって手抜かずに一生懸命やっているんだ。仕方がないだろ」
カメラマンに向かって
「心配しなくても辞めないから、そんなに撮らないでよ」

師匠の千代の富士情けないでしょうなあ

「心配しなくても辞めないから」というセリフは、この人、辞めることを意識してますね
周りの人にはずいぶん迷惑をかけることになるんだろうけど さっさと辞めなさい
その蚤の心臓では相撲は務まらないでしょう 心の問題です 弱すぎます
辞めて新しい格闘技の世界が似合うかもしれない
K-1、PRIDE、UFCなどというものが人気出てます
空手とか柔道もやってたらしいし、けんかも強かったそうですから、いけるかもね
そしてすでに、表参道とかいうところにちゃんこ料理の店とパブを同時にオープンしたのだそうです 
将来のことを考えて守りに入ってます 
彼の相撲人生は終わり

大相撲はどうなるのか



高齢者は早くくたばりなさい

2005年03月24日 09時13分41秒 | 教育 
2005年度予算は異例の速さで成立。
小泉内閣の大増税路線のレールがしかれました。

高齢者いじめ大計画のタイムテーブル
2005年
 6月 住民税配偶者特別控除の廃止(専業主婦がいる世帯は増税)
10月 介護保険に「居住費」「食費」の自己負担導入

2006年
 1月 所得税の定率減税半減(年金から源泉徴収される所得税が12.5%増税に)
 4月 介護保険料の見直しで年金からの天引き増額
 6月 年金生活者への増税
    ・住民税の定率減税半減
    ・住民税の高齢者の非課税限度額の廃止
    ・公的年金等控除縮小の住民税への適用
    ・住民税の老年者控除の廃止
    ・所得税の高齢者への増税(住民税)
2007年
 1月 所得税の定率減税廃止(年金から源泉徴収される所得税が11%増税)

かくて 「高齢者は早よ死ね計画」は完成!!!!!!     

土筆(つくし)を食べましたか

2005年03月23日 08時21分47秒 | 教育 
姿は可愛いですが、食べても美味しいんですよ
箸休め程度でたくさん食べなくてもいいけれど、これも春の味です
お酒のおつまみにも最高です

「炒り土筆」
はかま(節目のところについているさやのようなもの)をとって良く洗う
水を切る
フライパンに少量の油でよく炒める
みりんと醤油で味を付け さらに炒りつけてできあがり

輝くわが名ぞ阪神タイガース

2005年03月22日 08時06分53秒 | 教育 
今年はどうかな
スポーツの試合で勝つには、新しい戦術、戦略、技術の開発より、新しい練習方法を開発することだと思うのです。そういう意味で昨年、一年目の中日落合監督、やるなと思わせられたことがあります。まず一つは、1軍・2軍合同でキャンプを張ったこと。入団したての選手、高校、大学を出てすぐの選手にとってスーパースターや一流選手といっしょに練習ができ、そばにいられるだけで興奮し、緊張し、気合いが入るに違いないでしょう。ちょっと身体を触らせてやって欲しいと思うくらいです。優れたレギュラークラスの選手にとっても、若い人たちの素質はすぐ見抜くだろうし、うかうかしてられない、自分も実は2軍予備軍だと気づかされ、本気になるでしょう。
別のグランドで、2軍のコーチに理屈を聞かされたり、叱られたりするより、凄い本物を身近に見せた方がいいと思うんだけど。
落合のやったこと、もう一つは、ディフェンス面でのミスを徹底的になくす訓練をしたことです。
守備練習で今更、捕球の練習を千本ノックだなどとやってるようでは馬鹿げてます。無駄もいいところ。捕球のへたくそな野手など、いれたのが間違い。ディフェンスというのは次の場面がどうなるという予知能力や何をしなければならないかという事を的確に判断する能力だと思う。そのイメージとかメンタリティを集団で高めていくのがチームとしてのしなければならない練習だと思う。
考える能力です。
阪神が勝つためのキーポイントは岡田監督の求心力にあります。彼が何を考え、どう選手に徹底させるか、にかかっています。
再び、中日落合監督にええかっこさせたくない。見たくない。

アメリカの牛肉食べますか

2005年03月21日 16時25分00秒 | 教育 
18日、ライス米国務長官が日本に乗り込んで、アメリカの牛肉の輸入再開にむけて日本政府に圧力をかけました。03年12月アメリカではBSE(牛海綿状脳症)が発生しました。日本のみならず、世界で40カ国が輸入を禁止しています(1月農水省調べ)。しかし、日本にだけ今、猛烈に圧力をかけてきているのです。忠実な番犬小泉以下、日本政府を突破口にしようとしているのです。アメリカでは、BSE発生国カナダ産牛肉の輸入再開を拒否する決議を上院で可決しています。ところが、おなじBSE発生国である自国の牛肉を日本がすぐ輸入すべきだという決議案を下院の一部の議員が提出しているのです。驚いた国ですよね。日本が早期に輸入再開しなければ報復するといい、その内容はトヨタなどの対米輸出品の関税を上げるというものです。
何でもかんでもアメリカの言いなり、自国民の健康などほったらかしにして言うことを聞くかもわかりませんよ。日本の政府は。だから、私たちは万一、アメリカ産の牛肉の輸入が再開されたとしても食べなければいいのです。我慢しましょう。全頭検査あるのみです。その間に、日本の畜産農業を育てるのです。
根底には、アメリカという国の、アジア人や有色人種にたいする差別があると思うのです。
原爆をはじめ、朝鮮戦争で、ベトナムで、湾岸戦争で、イラクで使われたアメリカが開発した残虐な、人間を殺すことのみを目的にした兵器はすべてアジアで使われたのです。
アジア人、有色人種は昆虫ぐらいにしか思っていないのではないでしょうか。
WASPという言葉があります。ホワイト・アングロサクソン・プロテスタントを意味します。
米国におけるヒエラルキーはWASPを頂点としてできあがっています。白人優位の思想でなりたっています。たまにはライス氏のようにカラードを政府高官に登用することもありますが、意図的にやっているのでしょう。
日本人の健康など犠牲にして自国の利益を優先させることなど当たり前でしょう。思想がそうなのだと思います。
それと断固闘えない日本の政府が悔しい。

「オバさんの逆襲」2007年オヤジの乱

2005年03月19日 10時36分29秒 | 教育 
毎日新聞の生活家庭欄に小林洋子さんという人の「オバさんの逆襲」というコラムがある。
小気味よくて痛快なので良く読む。本日のコラム次のような内容である。

「2007年オヤジの乱」というタイトル
[「2000年問題」ではコンピューターが誤作動すると大騒ぎしたのを覚えているが、「2007年問題」で反乱を起こすのは機械ではない。機械のように働き続けたオヤジたちである。
この年から3年間、団塊世代が定年を迎え、大きな影響が出ると言われる。例えばベテラン技術者がみな引退するのでIT(情報技術)の基幹システム保守ができなくなる、年金負担や地域福祉コストが増大する、オフィスの入居者が激減して不動産賃貸業が破たんする、など。
しかし、それ以上に企業や役所が恐れているのが「苦情の増大」である。リタイアした団塊世代は暇になるが、女房からは相手にされず、持て余した知性と労力のはけ口を「お客様相談窓口」に求め苦情マニアになるという予測である。
身近にも、はや兆候が。・・中略・・
(たとえば元番組制作者のM氏は)
時間ができたら膨大な苦言書をしたためテレビ局に送ることを計画している。オソロシヤ・・・。
オヤジの苦情は理屈が通っていて手強い。本欄も2007年には「オヤジの鉄槌」にかわっている・・かも。]

どうです。皆さん。やったろやないですか。
持て余した知性と労力を駆使し、理屈とスジの通った苦情、苦言を企業や役所に徹底的に突きつけたろやないですか。

小林洋子さん、無断引用すみません。

いよいよ春

2005年03月18日 08時03分15秒 | 教育 
今年は少し春が遅いような気がします
でも、花は咲き始めました
梅は落下盛ん アンズ、こぶし、木蓮など蕾がふくらんでくました
トップを切ってサクランボが開花
在来種のサクランボです
実は美味しいですが ほとんど野鳥のえさとなります
春が来はじめたというこの瞬間が好きです

馬鹿が考える恐ろしい犯罪

2005年03月16日 08時41分01秒 | 教育 
頭脳構造の単純な馬鹿ほど、時には並の人間には思いつかない恐ろしい犯罪を犯すということは良くあります。
与党の自民党・公明党が今国会に提出しようとしている憲法改定に向けた「日本国憲法改正投票法案」というものは、その馬鹿どもが考えた最悪の犯罪計画です。
ちょっと辛抱して読んでね。
憲法の改正というのは、憲法第9章、第96条「この憲法の改正は、各議院の総議員の三分の二以上の賛成で、国会が、これを発議し、国民に提案してその承認を経なければならない。この承認には、特別の国民投票又は国会の定める選挙の際行はれる投票において、その過半数の賛成を必要とする」と定められています。
民主党も日本国憲法の改悪には賛成のようだから、総議員の三分の二以上をしめ、国民に提案するという可能性はある。そうすれば国民投票ということになります。
その国民投票のやり方を決める必要があります。その自民党・公明党案が「日本国憲法改正投票法案」なのです。この中身がひどいのです。
万一、国民投票ということになった場合、当然、賛否両論が国民の間で自由に、活発に論議されなければなりません。それを大幅に規制しようとする意図を持った法案なのです。
国の、最高法規たる日本国憲法を、変える必要がないか、なぜ変えるのかという論議には最大限の表現の自由が保障されることが必要なのは当たり前ではないですか。
この与党の「法案」は、新聞、雑誌、テレビその他報道機関による独自の見解の発表や、世論調査、予測報道、意見広告などに対し、過度に広範な、規制・制限を盛りこんでいるのです。
国民に様々な情報も、他の意見を知って考えるチャンスも与えず、投票だけしなさいという姿勢なのです。国民としてはごく少数の国会議員たちの粗雑な頭で考えたこんな法案は絶対撤回させなければなりません。
選挙権を持っている皆さん。どうしてこんな議員を選ぶのですか。
未来を託しているのだぞ!日本の。