子年という年(戦後)
さて今年はどうなる。高齢者医療制度改悪ますますひどく、現在の姥捨て山政策ここに極まれりといった状況ではあるが、さらに消費税増税、狂乱物価の到来の予感等々。どうやって生き延びるか。
『毎日新聞』1月8日付経済欄コラム「経済観測」より
◇戦後子(ね)年縁起
昭和23年
日本初の片山社会党政権。左右分裂のため破綻(はたん)。後継者指名は衆院は芦田均、参院は吉田茂と早くもねじれ。規定により芦田政権発足するも昭和電工事件で動揺。吉田内閣へ。マッカーサーは経済安定の原則を提示、ドッジ・ラインの前触れ。
物故・ベーブ・ルース、太宰治。
昭和35年
日米安保の年。岸首相は訪米調印するも、その答礼のためアイゼンハワーの来日は強硬な反対デモのため延期。エスカレートしたデモは国会乱入。樺美智子さん死亡。岸内閣退陣し、高度成長を唱える池田内閣へ。石原裕次郎・北原三枝結婚。
物故・和辻哲郎、クラーク・ゲーブル。
昭和47年
キッシンジャーの暗躍でニクソン訪中、米国・中国の正式国交。沖縄返還。連合赤軍浅間山荘事件。横井庄一さんグアム島より帰還。
物故・モーリス・シュバリエ、平林たい子、東海林太郎。
昭和59年
民営化政策、NTT株式会社化法案成立。トヨタ、GM小型車の合弁工場をカリフォルニアへ。
物故・長谷川一夫、有吉佐和子、リリアン・ヘルマン。
平成8年
第2次橋本内閣に小泉厚生大臣就任。米国の対中赤字はついに対日赤字を超える。 ペルー日本大使公邸占拠事件。クリントン米大統領来日。日本シリーズ、オリックス4勝1敗で巨人に勝つ。
物故・遠藤周作、渥美清、金丸信、マルチェロ・マストロヤンニ、司馬遼太郎、丸山真男、マルセル・カルネ。
(三連星)