「私はあなたの意見には反対だ、だがあなたがそれを主張する権利は命をかけて守る」とはヴォルテール(仏・18世紀)が言ったとされる有名な言葉である。
厳しい議論をたたかわせつつ、相手の論理にも誠実に耳を傾ける。論議をする時に良く引用される。
先日、百田尚樹氏を講師として行ったという自民党若手議員の勉強会、その名も「文化芸術懇談会」、文化・芸術が、あきれるが、その中で語られた内容はおよそ無知蒙昧、厚顔無恥、傲岸不遜というか、要するに基礎学力が不足なんだろう。
若手議員というからには若いんだろうが、彼らの受けた戦後教育の中で、反対意見のものは抹殺せよ、つぶしてしまえと教わったんだろうか。
地方議員のお粗末極まる言動が報じられ、うんざりしていたが、国会議員の方がもっとひどかったのだ。
戦争法案を企み、労働者いじめ、国民いじめの法案を何が何でも成立させてしまおうとする動きに大反対運動をすすめ、命がけで闘うのはもちろんだが、彼らに議席を与えてしまったのは我々の仲間だ。これからは友人や近隣の人々ともっと誠実にこの国の未来について話し合わねばと思う。