三流読書人

毎日の新聞 書物 など主に活字メディアを読んだ感想意見など書いておきたい

ドングリ小屋住人 

この悪法通してなるものか

2013年11月28日 09時16分36秒 | 堪忍袋


特定秘密保護法案が参議院で審議入りした。これほどの悪法をあっという間に衆院を通し、12月6日までに成立させようとしている。日本中から何十万、何百万と東京へ集まり、すべの職場も空にしてゼネストをうてないか。成立したらおしまいである。なんとでも運用できる。憲法の精神すら踏みにじっても平気な連中である。コンビニで大手メディアの新聞を何紙も買って読み比べてみた。産経と読売は自民党のプロパガンダの役割を忠実に果たしている。日経は賛否を明確にしていないようだが、その他は明確にこの法律の危険性を繰り返し報道している。地方紙、海外メディアなども日本のこの法案とそのやり方を批判しているようだ。鳥越俊太郎、田原総一郎などマスコミ人も立ち上がった。
まったなしである。私に何ができるか。テレビと新聞をみながら歯ぎしり噛んで地団駄踏んでるだけではだめだ。だめだ。




立冬 心が寒い 

2013年11月07日 08時30分46秒 | 堪忍袋
立冬

甘鯛を焼いて燗せよ今朝の冬   小沢碧童

立冬の蒟蒻を喰べまた老いぬ   風三楼

白湯一椀しみじみと冬来りけり  草間時彦
                    (新撰俳句歳時記 明治書院) 

今日は立冬。それほど寒くもない。昼間は半そでTシャツということもあるこのごろ。
厳しい冬の感じではない。
しかしこれほど心が寒く感じられる時代もあまり経験がない。
秘密保護法案、NSC法案、集団自衛権の見直し、生活保護法改悪法案、消費税増税、難病対策医療費支援の改悪、おまけに軽自動車の自動車税の値上げも視野にあるという。数え上げればきりがない。
こうまで国民敵視、庶民敵視、弱者敵視するのはなぜか。
なぜこういう悪企みしか考えない政党に投票しちゃったんだろうなあ。
低所得を余儀なくされている労働者の皆さん、高齢者の皆さん生きていけますか。


我々の憲法である 変える必要などない

2013年04月08日 13時21分06秒 | 堪忍袋


毎日新聞に「仲畑流万能川柳」(仲畑貴志選)という欄があり、投稿句を選んで載せています。4月3日、次のような句が選ばれて載っていた。
   九条を偲ぶ会にはならぬよう    奈良  平和党(柳名)
ドキッとしました。今、そういう危機にあるのだと改めて思い知ったのです。
仲畑氏はよくこの句をとってくれました。
「改憲」をいう人たちは96条をとりあえず変えて、「改憲」のハードルを下げようとしています。しかし、この人たちには99条を頭に叩き込ませたいと思います。
第96条 この憲法の改正は、各議院の総議員の3分の2以上の賛成で、国会が、これを発議し、国民に提案してその承認を経なければならない。この承認には、特別の国民投票又は国会の定める選挙の際行はれる投票において、その過半数の賛成を必要とする。
2 憲法改正について前項の承認を経たときは、天皇は、国民の名で、この憲法と一体を成すものとして、直ちにこれを公布する。
ここを変えたいのです。
3月末にすべて出そろった1票の格差是正訴訟の高裁判決は、昨年12月の総選挙結果について16件の判決は、違憲14(うち2件は選挙結果を無効)、2件は違憲状態である、とすべて違憲としました。
民主主義の根本である投票価値の平等が日本では今なお実現していないのです。
第99条 天皇又は摂政及び国務大臣、国会議員、裁判官その他の公務員は、この憲法を尊重し擁護する義務を負ふ。
国政を担う国会議員を選ぶ選挙が、憲法違反の状態にあることを是正することには取り組もうとはせず、ついに司法の厳しい判断が下されたのです。これを最高裁がくつがえして合憲とすることはありえないでしょう。
民意を反映させるにはすべて比例代表にすべきです。0増5減など噴飯ものです。
憲法を守ろうとしない人々が憲法を変えようというのです。断じて許すことはできません。
左は、昭和22年文部省が制作し、中学校の教科書として配布された「あたらしい憲法のはなし」(復刻版)です。この教科書のしめくくりに次のような文章があります。「この憲法できめられてあることにあわないものは法律でも、命令でも、なんでも、いっさい規則としての力がありません。これも憲法がはっきり決めています。このように大事な憲法は、天皇陛下もこれをお守りになりますし、國務大臣も、國会の議員も、裁判官もみなこれを守ってゆく義務があるのです」。選挙制度以外にも憲法違反の状態で放置されていることはさまざまあります。民主主義や国民の権利など憲法の精神を政治の中で実現すればいいのです。
先日、開かれた日本維新の会の党大会で配布された「綱領」のなかで「日本を孤立と軽蔑の対象に貶め、絶対平和という非現実な共同の幻想を押し付けた元凶である占領憲法を大幅に改正し、国家、民族を真の自立に導き、国家を蘇生させる。」と書いた部分があるそうです。どこが日本を孤立させ、軽蔑の対象としているのでしょうか。強いて言えばアメリカでしょうか。しかしそういうふうにしてきたのはひたすら隷属の道を歩んできた自民党あるいは自民党的政治でしょう。日本国憲法は今でも日本人の総意です。「占領憲法」この異様な憎悪はなんでしょう。石原慎太郎氏の筆によるものだそうです。最も「尊重し擁護する義務を負ふ」立場にありながら、自らの国の憲法をこれほどの言葉で罵るとは。彼もかつては「文学者」であったのです。もう人前へ出て来るべきではないと思います。

子供たちの未来に

2012年01月29日 18時36分14秒 | 堪忍袋


「兵卒」
理想的兵卒はいやしくも上官の命令には絶対に服従しなければならぬ。絶対に服従することは絶対に批判を加えぬことである。すなわち理想的兵卒はまず理性を失わなければならぬ。
「又」
理想的兵卒はいやしくも上官の命令には絶対に服従しなければならぬ。絶対に服従することは絶対に責任を負わぬことである。すなわち理想的兵卒はまず無責任を好まなければならぬ。

これは芥川龍之介の「侏儒の言葉」(岩波文庫)の中の一節。
こういう兵卒を育てるのは、生れ落ちてから兵卒にふさわしい年齢になるまで途切れることなく続けられる教育の営みである。
権力者が、あるいは「独裁者」が教育の目的を自らの手に握ろうとするとき、このことが念頭にあると言ってよいだろう。
まず、教師を「理想的兵卒」にしなければならぬ。そして親を「理想的兵卒」にしなければならぬ。それの実現する過程を我われは良く知っている。知らぬとは言わせぬ。
その反省から昭和22年「教育基本法」ができた。残念ながら改悪された。
もしこの芥川龍之介の箴言に反論することが可能なら試みてみればよい。
憲法九条を変えようという動きがある。
さらに、地方の行政から「教育基本条例」などという理解に苦しむような条例をつくろうという動きがある。
子供たちの未来はどうなる。

「核の傘からの離脱を」

2010年08月06日 22時34分55秒 | 堪忍袋
ばくちのことはおいといて、きょうは8月6日である。
広島に原爆が投下されて65年。

広島市の秋葉市長は、平和宣言の中で、
「核の傘からの離脱を」と言った。
当然である。それ以外言うことはない。

菅直人首相は、「大量破壊兵器や核兵器の拡散が危惧される中で核抑止力は必要」だと言った。

今日は、朝からテレビではなんども悲惨な、あまりに残酷な、
一瞬にして二十数万の人々の命を奪った原爆の惨禍が流された。
菅首相は、その兵器によって、それを持つアメリカによって日本の平和は守られるというのだ。

原爆で命を奪われ、生き残っても人生そのものを奪われた多くの人々、
65年もの間原爆をなくさねば世界に平和はないと運動をすすめてきた人々、
ごく特殊な考え方をする人々をのぞいて、殆どの日本人は原爆をなくせと思っている。
菅首相の発言は、犠牲者にたいする冒涜のみならず、日本人全体に対する侮辱、重大な裏切りではないか。

またも短命政権に終わる。
世界中の笑いものになる。

絶望感におそわれるのはこの菅首相を選んだのは結局はわれわれの仲間であること。
アメリカに原爆の投下を決意させたのも日本の権力層の姿勢であったこと。
アメリカが原爆の投下を正当化する理由もそこにあるということ。
アメリカが沖縄を蹂躙しつくす論理もそこにあるということ。
対米従属、奴隷根性、植民地支配、ここからの脱却しかない。
"新しい大和魂"を、というべきか。





日本よ 日本人よ どこへ行く

2008年10月05日 06時26分32秒 | 堪忍袋
  日本よ 日本人よ どこへ行く
日本には日本国という「国家」がある。日本人が住んでいる。敢えて「国民」などとは言わない。
その日本を牛耳ろうとしているどうしようもない奴らがいる。

麻生は、吉田茂の孫、衆院選に始めて出馬したときに、選挙演説の第一声で「下々の皆さん」と切り出したという話は有名。
現閣僚首相含め18人中国会議員の「2世」「3世」が12人。元首相の孫、子が4人いる。

彼らにとって我々「国民」は単なる民草。「生かさぬように殺さぬように」搾りるだけ搾る対象である。
歳をとって働けなくなれば病気の治療も無駄なことだという発想。

日本の平和が米軍によって守られているという嘘。アメリカはテロとの戦いだと、大量破壊兵器でもって世界にテロを仕掛ける国としてイラクを攻撃し、米軍の若者を4000人近く死なせている。

日本の「国家」をいま動かそうとしている連中は、この戦争に参加することがテロとの戦いだと肯定し、参加を合法化する法律まで成立させようとしている。
「米国家」にとって、これ以上アメリカの若者を死なせることは米国民が許さない。
今度は参加した各国の若者に死んでもらう番だ。
戦争への参加の費用も、殺される役割も肩代わりしてもらおうというわけだ。
搾れるだけ搾り取る対象から命まで差し出させることに。

そのための日本の憲法の改悪だ。
こいつらを当選させてきた我々民草も反省しよう。


国民は食うや食わず 税金の使い方にもっと厳しい監視を

2008年08月31日 20時23分39秒 | 堪忍袋
アメリカの軍がアメリカの領土に基地をつくる。
これは当たり前のこと。
しかし、その建設費をなぜ日本が払うの?

防衛省は29日の来年度予算の概算要求に、米軍のグアムへの基地建設費用を盛り込んだことが明らかになっている。
「在沖縄米海兵隊のグアム移転」が口実である。
もちろん日本国民の税金である。
世界で過去に例を見ない事態である。
・グアムでの米海兵隊の司令部棟などの施設建設費。
・米兵用家族住宅の建設と電力など基地内インフラ整備などである。

どう思います?
これでいいんだろうか。




やれやれ 終わった北京オリンピック

2008年08月23日 22時50分02秒 | 堪忍袋
8月22日付けの毎日新聞コラム[発信箱」面白いと思った。

「発信箱」:あと1435日=福本容子(経済部)
《・・・ 人、モノ、カネの総力をかけた、あの開会式を見て、ロンドン五輪の準備担当者はまいっただろうな、と演出家のテリー伊藤さんが心配していた。でも大丈夫。英紙コラムニストのジム・ホワイト氏によれば、ロンドンでは北京みたいに大勢の演者がいらない。おデブの英国人なら、わずか200人で、中国人1万4000人分のスペースが埋まる。ファストフード店に行けば200人などすぐ見つかるし「提供はマクドナルド」で完ぺきさ、というお話だ。

 イギリス人特有のユーモアだが、ロンドン五輪組織委員会のセバスチャン・コー会長も次の五輪を「巨大なパーティーにする」と宣言している。お金はできるだけ使わず、みんなを楽しませる知恵で勝負、である。レーザー・レーサーだけじゃつまらないから、背広・ズボン着用の競泳もやろうなどと言って喜んでいる人もいる。楽しんで、太っちょの子供たちをスポーツ好きに変えるのが最大の目標だ。

 あと1435日。気が早いけれど、ミスター・ビーンの国が何をやらかすか、わくわくする。その次を東京が狙うが、北京の直後より案外、大変かもしれません、石原さん。・・・》

と、昨日の「発信箱」。

人、モノ、カネの総力をかけて 中国北京のオリンピックは明日終わる。
もう辟易しました。
1964年日本は東京オリンピックを国の総力を挙げてやった。メダルもそれなりに取った。
北京のオリンピックのニュースを見て、そうだったよな、日本も。と思った。すさまじい経済格差、空気を汚し、水を汚染し、土を汚し、毒薬入りの食べ物を食べていた。中国はこれからどうするんだろうと思う。
メダル争いなどは発展途上国にまかせて、冷静に国民の幸せや、世界の平和を考える国であってほしいと思う。

よく考えてみればアメリカもロシアもまた巨大な人殺し武器を大量に持つ発展途上国と言えなくもない。






川柳 大分県教員採用ネタ

2008年07月28日 09時12分06秒 | 堪忍袋
  

 大分県だけではないと皆思う      稲城  やんぬる哉
 無一文だから校長あきらめる       都城  西 博隆
 先生も裏口入学するんだね        西尾  新美直美
 大分の最大被害者生徒だよ        伊賀  頓馬天狗
 もしかして僕先生になれたかも      仙台  もりつぐ
 腐敗かな 教室へんなにおいする     神戸  港 千風
 先生はいくらでなったと子に聞かれ    行田  ひろちゃん
 校長はいなくったって子は育ち      川口  寿  坊

 いずれも『毎日新聞』「仲畑流万能川柳」(仲畑貴志選)より。
 みんなあたってます。
 『毎日新聞』の携帯電話アンケート「日本のスイッチ」では、新規採用、昇進人  事に関して「他の自治体でもある気がする」という回答が92%に達したとい  う。多くの市民が「やっぱりな」と思っている。教育界への決定的な不信。
 さてどうする。
 
 それにしても先生、そんなに美味しい仕事かな。
 安月給とりの代表のように言われていたのに。
 教師は少しハングリーなのが良い。
 なり立ての半人前の教師が高級車に乗り回すなんざ良くない!
 また校長も地に落ちたものだ。
 


一国皆私欲世界となりぬ 

2008年03月21日 08時04分53秒 | 堪忍袋

 「衣食足りて礼節を知る」という。
 足るということを知らない。だから、礼節など知るはずもない。際限もない私欲の追求。
 それが今の高級官僚の姿か。財源は税金。
 3月18日の『毎日新聞』の「発信箱」

【  発信箱:万里をおもう=玉木研二(論説室)
 「一国皆私欲世界となりぬれば、勘定も帳面も名のみにて、何の用にも立たぬなり」と警世の書「東潜夫論(とうせんぷろん)」(岩波文庫所収)に記したのは帆足万里(ほあしばんり)である。江戸後期、豊後(大分県)日出(ひじ)の学者。儒学から独学の蘭学まで広く修め、教えた。「一国」とは幕藩体制の役人世界を指す。
 社会保険庁、国土交通省、防衛省と、つい重ねて読みたくなる。確かに、これが机上論や観念的な説教ではないのは、彼自身、ガタガタにむしばまれた日出藩の財政立て直しを命じられ、3年間苦闘したからに違いない。
 その筆鋒(ひっぽう)描くところ、リアルである。例えば、江戸の留守居や大坂蔵屋敷に派遣された者たちの不届きぶり。遊興のために「九十両の払ひには百両と請取をかゝせて十両を私(わたくし)し、八十銭の米は七十九銭と入札させて、千石売れば一貫目の銀を盗む」。町の金貸しからの借金は元利とも踏み倒し、それが手柄になる。
 万里は社会経済の視点から田畑荒廃も憂える。村単位にあるはずの土地台帳「水帳」が現実の変化と一致せぬまま放置され、用をなさない。水帳と実際の田地を引き合わせるチェックを「坪押し」(何だか「名寄せ」を想起させる)というが、長年ほったらかしではままならない。
 「利口になりて、骨折りて利少き事はせず、薪(まき)を売り、日傭(ひやとひ)をとり、米を買つて食ふ方勝手よき」ゆえ辺地のやせた土地は次々に放棄され、人々は城下町へ流れた。
 万里はペリー来航の前に没し、幕末の動乱や新社会を見ることはなかった。だが、その先哲の目、今の世まで見通していたかのようである。
毎日新聞 2008年3月18日 0時04分  】


またもばくち公認の企み

2008年03月15日 09時07分01秒 | 堪忍袋

 またもカジノを合法化しようとする動きがあるようだ。いままで幾度も噂になるが良識の力に押されて立ち消えになってきたが。
 国民からあぶく銭をむしり取ろうという企み。誰が儲けて誰が泣くのか。そのことをよく考えないと。これには絶対にのせられてはいけない。
 そんな企みのお先棒を担ぐのはいつも何処かに飼われている政治家。
 以下『毎日新聞』3月14日付 経済欄コラムより

【 「カジノ合法化反対」
 日本でも法律でカジノを公認させようとする動きが強まっている。
 パチンコの年間売り上げ30兆円強が大幅に減少し、消費者金融に対する規制強化と相まって、ギャンブル業界は厳しい景況感に沈んでいる。
 そのお陰で、家庭崩壊が減り、いかがわしい商売が不振を極めているとか言われる。断片的な情報ではあるが、“堅気”な人間の目から見ると、「世の中は少し良くなった」との感がしないでもない。
 しかし、ギャンブル業界は、起死回生の策に打って出ているようだ。中国のマカオがカジノで一気に活気を取り戻したのを見て、日本にもカジノを取り込もうと動き出している。
 これに、新しいリゾートの活気に押されて客足の落ち込みに悩んでいる温泉地の有志たちが呼応して、政界などに働きかけているとも聞く。
 それあってか、自民党には「カジノ・エンターテイメント検討小委員会」が、民主党には「娯楽産業健全育成研究会」ができて、カジノ合法化への動きが始まっている。
 日本人の倫理観が問われ、この国は何に向かって進むのか。政治家や指導者に、それをハッキリ言えと求められている現時点で、こんな動きが始まっているのは見るに堪えないし、放ってはおけない。
 筆者の結論は、カジノ合法化絶対反対だ。
 日本の将来にとって、カジノがプラスになるかマイナスになるか。自民党と民主党は、カネには目もくれず、冷静に明快に判断してもらいたいものだ。(大三)

毎日新聞 2008年3月14日 (大三) 】

 

 

 


地デジのためにテレビを買いかえるべきか

2008年03月11日 11時55分31秒 | 堪忍袋
行政からの広報で、このあたりも地上デジタル放送がはじまったようだ。
知らせによれば届く範囲だ。迷うなあ。欲しいとは思う。
店頭に並ぶテレビを見ると、画像はまことにきれいだ。
全面的に切り代えるのは2011年からと聞いているが、それまで待てばこっちの方が先にくたばるかも知れない。
しかし、今の番組を見てると嫌になる。
高画質、高音質、大画面、おまけに高価格、で見る番組がこれではねえ。
毎日繰り返される番組は最悪、最低のものが殆ど。
今はない大宅壮一がテレビ番組を称して「一億総白痴化の時代」(不適切な言葉と思うが)と言ったが、今はもっとひどいのではないか。
お笑いタレントと本人たちは思っているようだが、芸のない馬鹿タレント、食うしか能のない奴らの番組と保険の勧誘と食いもの、ダイエット・シェイプアップのための物、などのコマーシャルをえんえんとを見せられると思うと気が重くなる。
画面がきれいなだけに余計そう思う。
おまけに地上デジタルにしてしまうと視聴できなくなる地域も新たにできるという。弱者切り捨ての発想がここにもある。

さてどうしよう。

東京大空襲 今の私たち

2008年03月10日 09時51分24秒 | 堪忍袋
今日は、3月10日(1945.3.10)、東京大空襲の日です。ゆえなく焼き殺された10万人の人々に対し、こころより哀悼の意をささげます。

お詫び
先日このブログで、東京湾に架けられている橋アクアラインの建設に4兆円のお金がかけられたと書きましたが、昨日の某紙には1兆4千4百億円、1メートル当たり1億円かかっているという報道がありました。私はバスのガイドさんに4兆円と聞いたように思うのですが、一応お詫びして訂正致します。
不確かな情報を載せてすみませんでした。

それでも税金の無駄も無駄、「大むだ遣い」であることには変わりありません。
道路特定財源の議論の中でふたたび浮かび上がってきた恐るべき際限のない道路造りの計画は、概ね次のようなものです。
東京湾口道路(二本目の東京湾横断道路)、伊勢湾口道路、紀淡連絡道路、豊後伊予連絡道路、関門海峡道路、島原天草長嶋連絡道路の海峡横断道路計画がその中心です。
1998年に橋本内閣が閣議決定した5全総(第5次全国総合開発計画)が出発点です。
5全総のこの計画自体は、アメリカ資本参入を視野に入れたアメリカ政府の要求によって自民党政府が決めた公共投資計画(総額6百30兆円)がもとになっているといわれます。
繰り返しますが、私たちの税金ですよ。

道路特定財源は、車に乗ることに伴う燃料や、車の取得、重量税などに、道路を整備するために必要となる財源確保を名目とした特別に上乗せされた税金です。
打ち出の小槌のようにお金が入ってくるように思っているわけです。それを他の用途にも無駄使いしていますが。

一般庶民は重税、低所得で生活は苦しくなる一方。さらにCO2削減の問題もあり、次第に車離れが進むと思われる中、道ばかりにこんなに税金をつぎ込んでどうする気なのでしょうか。トヨタをはじめとする自動車産業はふくれあがるばかりですが、あまり大企業は税金を払っていません。大企業優遇税制のおかげです。しかし、労働者には還元されていません。
車に乗れない人を作ってるが道は造り続けるというこのパラドックスをどう解決するんですかね。



長生きは迷惑? 後期高齢者医療制度

2008年03月09日 08時07分52秒 | 堪忍袋
誰が作り出したのか知らないが、後期高齢者というような言葉。
75歳以上の人はみんな「後期高齢者医療制度」に入ります(生活保護を受けている人は除きます)。
これらの人の多くは国民健康保険に入っています。子供が入っている健康保険や共済組合の扶養家族になっている人もいます。現役で働く、健康保険の本人もいます。
しかしどの保険に入っていても75歳以上になると強制的に抜けさせられ、「後期高齢者医療制度」に入ることになるのです。
このように、年齢で高齢者を切り離して格差をつけるというのは、国民全体が公的保険に入る国民皆保険制度の国では、世界で日本だけです。
また、65歳~74歳でも、寝たきり老人や一定の障害のある人は、「後期高齢者医療制度」に入るかどうかを選びます。自治体によっては、入らないと障害者の医療費助成を受けられないという問題もおこってきます。
政府は、後期高齢者には三つの特性があると強調しています。
①治療が長びき複数の病気にかかっている。
②認知症が多い。
③いずれ死ぬ。
だそうです。
75歳以上の人はどうせ直らないし、いずれ死ぬと決めつけて、医療費を削減しようとしているのです。
そのため、医療費のかかる入院患者を減らそうとしています。余命の短い「終末期」の患者も、75歳以上に限っては延命治療の希望の有無などもビデオや文書で記録しておいて、過剰な治療が行われないようにします。(どうせ死ぬんだからお金のかかる治療はしない)。
38万床あった長期療養患者のベッドを2012年には15万~20万床まで減らす計画です。病院から追い出すという計画です。
「後期高齢者医療制度」は、収入がゼロの人も含め、全員が保険料を払います。
年金収入が月1万5千円以上の人は、保険料が天引きされます。
保険料には所得に応じた所得割と全員が払う均等割があります。所得が低い人は均等割を軽くするという制度があります。しかし、低所得かどうかは世帯全体で判断します。だから本人の所得が低くても家族に一定の所得があれば均等割も軽くなりません。
さらに、これまで40歳以上の人全員に検診が行われていました。自治体は「実施義務」を負っていました。しかし、4月から、「努力義務」になります。必ずやらなければならないということではなくなったのです。「受けなくてもよい方が受けると結果として費用がかさむ、保険料の値上げにつながる」という理由です。
とにかく、国民の健康を守るための費用を減らしたいということばかりです。
なぜ、我々の健康がそんなに粗末に考えられなければならないのか。よくわかりません。
日本を支え、今日の「豊かな日本」を作り上げてきたのは我々労働者ではないですか。
これでも腹が立たない、しゃあない、というような奴隷根性は捨てようやないですか。
これだけ別のところでは税金がむだ遣いされているというのに。

日本は亡ぶでほんま。これだけ老後に夢も希望も持てない国で、若い者も真面目に働く気になりますかいな。


ええかげんにせい! おれの金無駄に使うな 

2008年03月07日 17時05分57秒 | 堪忍袋
道路特定財源とはなんじゃい、ということは、ようするに自動車関連の燃料とか車に乗ることに付随して支払ってる税金のことであるというぐらいにしといて。
この税金が何に使われているかを考えるとほとんど発狂します。
これからどうするか。「道路中期計画」というものがあります。
向こう10年間で59兆円の税金をつぎ込んで道路を作り続けるという計画です。
1万4㎞の「高規格幹線道路」7千㎞近い「地域高規格道路」などだそうです。
どんなことを考えているのでしょうか。
東京湾を千葉県側と結ぶアクアラインというところを通ったことがありますか、がらがらに空いています。料金が高いのでみんなが敬遠して通らないのです。おおかた4兆円のお金がかかっていると言います。
ここにもう一つ橋を架けるというのです。東京湾口に近いところです。
紀伊水道に橋を架けて四国と紀伊半島を結ぶという計画もあります。無茶です。お遍路さんは船で充分です。(私も歩き遍路の一人です。)
そんなあほらしくなってくるような計画が六つほどあります。

ここに自動車道があったらいいのになと思うところはあります。しかしそんな住民の願いや採算性を度外視した計画が殆どです。東京湾アクアラインを見れば明らかです。
もっと生活に密着した道路を望んでいます。
誰がこういうプロジェクトを望んでいるのでしょうか。
これでお金儲けができる奴らです。

59兆円というお金どんなものかわかりますか。
1万円札を1兆円分積み上げていくと富士山よりはるかに高くなるのです。
こんなのが59本。
気が遠くなります。
私たちの税金ですよ。
 
間違っても道路特定財源を現在のまま据え置き、国に使い放題にさせておいて、うちの近所の道が良くなるとか、地域が便利になると思ってはいけません。(一部の自治体の馬鹿な首長などが騙されていますが)。
「財界の男妾」(今の政治を牛耳っている政治家…青島幸男)どもが大資本に媚びを売るために国民から税金を取る算段をしているのだということを見失ってはいけません。