三流読書人

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ドングリ小屋住人 

TPPとはなにか

2013年03月25日 11時40分02秒 | これは許せない


米国NGO「パブリック・シチズン」の世界貿易監視担当のロリ・ワラックさんという人がYUOTUBEで語っている。

 <日本政府がTPPに参加しようとしていると聞き、大変心配しています。ルールづくりに参加する権利も、何に合意するするのかを知る権利もないのに、参加しようとしているからです。私たちの理解は、日本はこれまでのすべての合意を受け入れると言ったのです。それは900ページもあるルールに、日本は既存の、また未来におけるすべての法制度を合わさなければならないということです。
 貿易だけでなく、医薬品の価格、食の安全や食品表示、郵便の規制、エネルギーや輸送サービス、銀行、消費者の権利保障などの分野においてです。何が書かれているか見ることもできず、たった1文字の変更も許されないままに、このルールを受け入れることが、日本がTPPに参加する際に要求されます。
なぜ安倍政権が、日本にとって、こんなにも無礼で危険なプロセスに合意しようとしているのか、とても不可解でなりません。>


 あらためて安倍内閣のやろうとしていることに慄然とする。
危険だと思っていたがどこに問題があるのか漠然としていたのです。
22日、衆院政治倫理委員会で昨年の総選挙の「死票」を総務省が明らかにしました。
一番多かったのは長野3区の72・23%だそうです。これが自民党の4割台の得票で8割の議席を占めた原因です。まさに違憲状態です。こういう政府の政策が民意を反映したものであるはずもないでしょう。7月の参院選でひっくり返しましょう。

「日展」を見る

2013年03月13日 10時55分18秒 | 徒然なるままに

昨日、久しぶりに「日展」を見ようと配偶者とともに大阪市立美術館に行った。
特別の業界なのですね「日展」というのは。会長以下、理事長、審査委員長、審査員、理事、常務理事、評議員、顧問、参事、参与、監事、会員などなど。とまあ思わず笑ってしまうような肩書きの付いた人々が運営しているようです。それぞれの分野にいるのでしょうね。そして並べられているのは殆どがこうした人たちの作品です。肩書きのない人の作品はほんの少しです。洋画などは何十年も時間が止まっているように思えます。日本画の方がまだ気合が入っているように感じました。彫刻も良かったように思いました。工芸の陶芸などは大きくなければだめのようです。金魚か鯉でも飼うのでしょう。
別室の「楽しい根付」という展示が面白かった。神戸に住んだスイス人U.A.カザールという人が大正初年から戦前にかけて集めた根付を展示していましたが、これが大変面白く感動しました。手のひらに乗るほどの小さな世界に多彩な発想と精緻な細工、見事なものでした。よく日本に残してくれました。
午後、大阪城公園に梅の花を見にゆきました。花はもう終わりに近くさびしい木もありましたが見事なものです。素晴らしい青空です。桜の花見のような宴会がなくてよかったです。







ひなまつり

2013年03月04日 07時57分40秒 | 平和
 昨日はひな祭り。
 我が家のひな祭りは、ミニおひな様を飾るのがメインです。
 下の段の真ん中に小さな小さな内裏雛が一対あるのが分かるでしょうか。これが一番小さいものです。
 このケース以外にも十対以上あるのですが、家のあちこちにおいています。
 三月三日の節句は啓蟄を前にして春の予感が本物になってくる明るさを感じさせてくれます。
 五月五日の飾りは鎧やら刀、槍など戦争のにおいです。鯉のぼりは別ですが。
 四月四日はオカマの節句だとカルーセル麻紀さんなどが主張していました。
 なるほどなと思っていましたが、国民的祝日にはまだなっていません。
 いつまでも平和であってほしいと思わせる行事ではないでしょうか。
 

        手のひらにかざって見るや市の雛    一茶