三流読書人

毎日の新聞 書物 など主に活字メディアを読んだ感想意見など書いておきたい

ドングリ小屋住人 

ピーコさん語る 高齢者問題

2008年10月31日 07時55分03秒 | 地球環境
 国家による虐待

《 変な国 優しくないのよ
 もうなんかね、変な国になっちゃったなって思うの。後期高齢者医療制度のこともそうだけど、もうお金のない年寄りはいなくていいですよって感じがするじゃない。そういうことをさせないために政治家がいるはずなのに。一生懸命働いて、税金だって払ってきて、歳をとったら国が相手にしてくれないなんてね。私もあと少しで六十五歳だけど」、強制的に年金から天引きして持っていっちゃうのは、どうも納得がいかないのね。社保庁は保険料の徴収率を上げたいために年金記録をごまかして。労働者をいじめているとしか思えない。優しくないのよ。
 若い人も、派遣労働を規制緩和したために安く使われて、お金がなくて年がら年中楽しみもなく働科なきゃいけないんじゃ、何のために働いているのかわからなくなるわよね。
 このごろは減税とかいったってお金持ちの減税でしょ。食べるもの、日常に使うものは消費税ゼロにすればいいのよ。皆から同じように取ろうとしないでお金持ちから取ればいいの。‥‥中略‥‥
 自民党は何をやっても破たんしているんじゃないかと思うわね。もうずっと長い間アメリカから命令されたありとあらゆることをやってきたでしょ。日本はアメリカがいなかったら世界でやっていけないと思われてるけど、アメリカのいまの資本主義、グローバリゼーションの経済路線は破たんしたと思うの。いつまでもアメリカに隷属していていいのかどうか、考える時期に来てるんじゃないかしら。‥‥以下略‥ 》
(10月26日付「赤旗}一面記事)

これは国家による虐待じゃないんだろうか



心が凍る 高齢者虐待

2008年10月30日 08時53分00秒 | くらし

 高齢者虐待
  「毎日新聞」10月26日付 社説より
 恐るべき時代と言えないか。高齢者虐待。根底にあるものは、かつての姥捨てとは違う。
 生活の重み、弱者切捨ての思想と政治、未来への展望のなさ、どうしようもない閉塞感、苛立ち、心身の疲れ、絶望感。幼児虐待・虐殺と軌を一にしているのではないか。
 以下「毎日新聞」の社説を引用させてもらう。
《 高齢者虐待が増えている。厚生労働省の調査で、07年度は1万3335件にも上り、前年より712件増加したことが分かった。 「これは氷山の一角」という指摘もある。今後、高齢化が進めば虐待も増える可能性が高い。社会保障費の抑制策が続き、世の中がぎくしゃくしてきたことが虐待を生め土壌となっている現実にも目を向けたい。 虐待の実態を見ると、今の日本が抱えているさまざまな問題の縮図が浮かび上がってくる。核家族化や近所付き合いの希薄化、家の中に人を入れたくないという風潮、隣人が何をしているの知らないような人間関係、さらには貧困の問題など、複雑な要因が虐待の背景にある。先進国の中で最も速いスピードで高齢化が進み、急増する高齢者を見守る仕組みづくりが間に合わなかったという現実もある。虐待の実態をみてみたい。大半は家庭内で起きている。被害者の8割が女性、年齢は80歳代が4割を占めている。虐待しているのは息子が一番多く41%、次いで夫が16%、娘が15%だった。虐待が起きている件数を世帯構成別にみると「未婚の子と同一世帯」35%で最も多かった。 虐待の種別・類型では、殴るなどの身体的虐待が64%で最も多く、暴言や無視などの心理的な虐待、介護の放棄や、経済的な虐待が上位を占めた。虐待による死亡事例は27件あった。うち殺人が13件、介護放棄による死亡7件、心中4件、介護放棄以外の虐待による死亡が3件だった。 06年に高齢者虐待防止法が施行された後、ほとんどの市町村の体制整備が進み、相談対応の窓口が設置された。しかし、窓口を作っただけで虐待を防ぐことはできない。厚労省は「地域における虐待に対応する関係機関の調整の取り組みが低調」と指摘しているが、それが現実なのだろう。 虐待は個別のケースによって理由が違う。そこで根絶するには国と各地域の総合力が問われる。自治体に加え介護施設関係者や民生委員、医療機関や警察、弁護士、さらには市民団体などがネットワークを作り個々のケースに応じて対応することが大事だ。虐待を回避するための一時的な避難所として介護施設などに空き室を常に用意しておくなど、支援体制の整備も必要だ。 相談通報するのは介護支援専門員が圧倒的に多いので、この人たちを増やして高齢者のいる家庭を見守ることも有効な防止手段となるだろう。 こうした対応策には費用がかかる。虐待防止の対策はますます重要度が高まってくる。国民的合意を作って必要な予算をつけて実行してほしい。 気がつくと、目の前には殺伐とした光景が広がっている。「高齢者虐待がない社会」を目ざしたい。 》


麻生首相 金銭感覚PARTⅢ かばう陣笠・茶坊主大臣

2008年10月29日 08時18分23秒 | 政治 
 
24日には閣僚の資産公開、それに関する記者会見で各閣僚から、4億5千万超の資産を持つ麻生太郎首相についての意見が出されたそうである。
まずは保有資産トップの鳩山邦夫総務相「私も兄〔鳩山由紀夫民主党幹事長)も庶民の気持ちを理解する政治家だ。首相も同様ではいか」、ホテルのバーでの飲酒は「喫茶店でお茶を飲むのに毛が生えたような話」。斉藤鉄夫環境相は「資産家だから庶民感覚がないということではない」、森栄介法相は「資産家でも能力があれば全然かまわない」。苦言を呈したのは河村建夫官房長官「一国の首相は国民から注視されている。そのことだけは絶えず頭に入れておいてほしい」。
と言ったという。

言っておくが、資産を持っているということ自体を誰も非難しているわけではない。また、森英介法相のいう能力とは何か。
喫茶店でお茶を飲むのに毛が生えたような話というが、もうすぐ、ホテルのバーで飲むのに毛が生えたような話、高級料亭で酒を飲むのに毛が生えたような話というようにエスカレートしていく。そしてその中で国民の生活、生命にかかわる様な政策が話されるんだろうな。

言われているのは要するにけじめの話である。そのことを理解しているのか。


麻生首相の金銭感覚 PARTⅡ

2008年10月28日 08時56分35秒 | やめてくれ
ホテルのバーで一杯 高いか安いか
23日付「毎日新聞」社説「首相の夜会合」は言う。

《麻生太郎首相の夜の日程に違和感を覚える。連日のようにホテルのバーやレストランで秘書官や側近議員などと懇談を続けている。ここ一ヶ月間で公務を終え、私邸に直行したのはわずか四回だけだ。
ホテルは密談には格好な場所だ。出入り口がたくさんあり、密会相手を特定することもむずかしい。首相日程の中で公表される懇談相手とは別に、表ざたにしたくない他のメンバーと会合していることも少なからずあるはずだ。最高権力者である首相の動向には、特に機密を保持しなくてはならないケースもある。
それでも違和感は消えない。その典型が19日の日程だ。麻生首相は午後3時過ぎ東京西早稲田のスーパーを約15分間視察、買い物客とも話を交わした。JR高田馬場駅前では客待ちの運転手に商売の様子を聞いていた。その後、首相は6時過ぎからいつものようにホテルで食事。その夜も、バーで秘書官と打ち合わせし、帰宅したのは午後10時46分だった。
‥‥中略‥‥夜の日程に関して麻生首相は、「ホテルのバーというのは安全で安いところという意識が僕にはあります」と、答えている。高いか安いかは、各人によって異なるはずだ。だが、物価高、金融危機に直面している一般国民の生活に配慮する姿勢は、トップには欠かせない要件だ。
安全な場所というなら、首相官邸脇の首相公邸が一番のはずだ。「次の選挙までは入居しない」と首相は公言するが、旧官邸を改装しただけに広さも十分だ。警備陣の移動も必要ない。殺到するマスコミ陣で麻生首相が心配する店側からの「営業妨害だ」というクレームもつかない。‥以下略‥》

この人、お酒がないと話ができないたちの人らしい。





バカ丸出し 麻生首相の金銭感覚

2008年10月27日 20時30分34秒 | 地球環境
22日昼、記者会見
この中で、連日高級飲食店、ホテルのバーなどでの会合、庶民感覚とかけ離れている。高い金を払って食事をするということについて批判的に記者に質問された麻生首相は、
「僕はこれまでもずっと、あのー、少なくともホテルというところは安いところだと思っていますね。たくさんの人と会うというのは、ホテルのバーというのは安全で安いところだという意識が僕にはあります。だけどちょっと聞きますけど例えば安いとこ行ったとしますよ。周りに30人からの新聞記者いるのよ。あなた含めて。警察官もいるのよ。営業妨害って言われたらなんて答える?「あなたのおかげで営業妨害です」って言われたら、新聞記者として「私たちの権利です」って言ってずーっと立って店の営業妨害して平気ですか。まあ聞いてんだよ。答えろよ。ふっふっふっふっふ。」
お金について政治献金や政党助成金という形でお金を出すことについて質問され、
「自分のお金だから。政党助成金もしくは私のその種の金。幸いにして自分でお金がありますから自分で払っています。はい。]
   
へー、そうなんだ。結局政党助成金は高級な店での食事代なんだ。その種のお金とはどんな金だ。
それにしてもこの人「ええしのぼん」でありながら、おそらく品がない。どんな教育を受けたのか。品格に欠けるのは外国出身の相撲取りの比ではない。この記者会見の様子すべて引用すれば(毎日新聞23日付に詳しい)良くわかる。吉田茂氏泣くだろうな。長くなるので割愛するが。




男の花道 岡田よ

2008年10月22日 10時04分50秒 | 阪神タイガース
岡田よ
男の花道 
負けた監督に華やかなセレモニーなど潔しとしないという思いか。
一人去ろうとした。
しかし、ファンは花道を用意した。
それでいいではないか。
無骨で無口でかっこよくは無いが 
そういうものにファンは惚れた。
どこかビリケンに似た岡田よ また戻って来い

選手はひたむきにひたすらにあまりにまじめに取り組みすぎた。
144試合もたなかった。力尽きた。

外野フライを打つことの巧みな選手を30億でとって勝った巨人より
阪神の戦いぶりを俺たちは買う。
 
真弓はいい。
平田も木戸もいい、が少し華にかける、まだ早い。
真弓にまかそう。
しかし真弓には汗を流し、泥にまみれて、選手とともに涙を流し、
グランドを這いずり回る闘将であってほしい。
かっこよさはいらない。
掛布に、の声が無いのが気味がいい。こいつは嫌い。関東の千葉の男だ。
あの声で語り口で選手に話しかけても胸に落ちるものはない。

同志よ 来年も熱く燃えて もりあげよう。


美味!秋は美味しい

2008年10月21日 20時26分40秒 | Nature Photo



秋の味覚。むかごの実です。
から揚げか、炒って塩をパラリ。絶妙のおつまみです。
晩酌を飲むことをやめてから食べていない。

根を掘ると山芋が出てくるんだろうけどたいへんな作業です。
炊き込みご飯にしよう。

先日の優曇華の華は大変な凶の兆しでありました。
洗い流すか、焼き捨てましょう。
株価は大暴落、阪神は負けるし、その他いろいろ。

秋は美味しいものがいっぱいある。凶から吉へ気持ちを切り替えて。





優曇華の華(うどんげのはな)

2008年10月16日 13時43分03秒 | Photo


優曇華の華(うどんげのはな)というのをご存知だろうか。
広辞苑、新選国語辞典などでみると吉兆とも凶兆とも書いてある。
私は吉兆であると思いこんでいた。
凶兆の場合もつかうというので少しがっかりしている。
作業用の服の洗濯機の洗濯はさみである。
植物ではなくこれはカゲロウ(脈翅目クサカゲロウ)の卵のようだ。

植物にも優曇華というのがあるらしいがそれはしらない。 
「インドの想像上の植物で、三千年に一度花を開き、その華の開く時金輪王が出現する。又如来が世に出現すると伝える」(広辞苑)それから吉兆であるということになったらしい。
なんだか大変なものだ。

こっちは昆虫の卵だから凶兆か。
少しぐらいその大変なものにあやかりたい。



紀伊上臈ホトトギス

2008年10月15日 16時31分21秒 | Photo





紀伊上臈ホトトギス。
レッドデータブックによる絶滅危惧種。
誰にもらったものだったか、忘れたが。
生育に適した山野があれば戻したほうがいいんだろうな。

上臈、身分の高い女官のこと。
優雅な花であると思う。
上臈というよびかた、さまざまなつかい方をされている。
江戸時代には女性のみの呼び方でもなかったようである。
上席、上位のものの意でもあったようだ。

今年も何とか咲いた。
草姿はあまり良くない。
日当たりの加減が生育を左右するのかな。


「…男気あふれたいばら道」 時津風親方断髪式

2008年10月07日 10時02分45秒 | 事件
元幕内力士時津海、現時津風親方の断髪式が5日行われた。
力士暴行死事件で先代親方は逮捕起訴されている。そのため師匠不在の断髪式となった。

そして年寄り襲名。
年寄襲名を祝う相撲甚句
「これから三役というときに/突然起こった大変事/十字架背負って引退も/
やむなし涙の決断は/男気あふれたいばら道」
と、なるほどよくできている。
しかし能天気なものである。

殺された力士の父親のコメント

「自分たちで『いばら道』を作ったのに、英雄を気取っているという印象を受けた。『男気あふれる』というなら、きちんと誠意をみせてほしい」と語った。〔毎日新聞」10月6日付け)とある。




ほととぎす 咲く

2008年10月06日 20時06分05秒 | Nature Photo
  ほととぎす

赤塚不二夫:
鳴かぬなら それでいいのだ ホトトギス

というのもあるらしい。

有名な信長、秀吉、家康の名を冠した句。

   ほととぎす平安城を筋違に   与謝蕪村

   隆々と阿蘇は霧ぬぐほととぎす 林 翔

   紳将像なべて火を負ふほととぎす  望月たかし

などなどほととぎすの句はスケールが大きいようだ。
夏場の鳴く声はうるさいだけだけど。
とここまで鳥のほととぎすのこと。

季語は夏であるが、花は秋に咲く。

花はまずまず鄙びた感じでよろしい。好きです。


日本よ 日本人よ どこへ行く

2008年10月05日 06時26分32秒 | 堪忍袋
  日本よ 日本人よ どこへ行く
日本には日本国という「国家」がある。日本人が住んでいる。敢えて「国民」などとは言わない。
その日本を牛耳ろうとしているどうしようもない奴らがいる。

麻生は、吉田茂の孫、衆院選に始めて出馬したときに、選挙演説の第一声で「下々の皆さん」と切り出したという話は有名。
現閣僚首相含め18人中国会議員の「2世」「3世」が12人。元首相の孫、子が4人いる。

彼らにとって我々「国民」は単なる民草。「生かさぬように殺さぬように」搾りるだけ搾る対象である。
歳をとって働けなくなれば病気の治療も無駄なことだという発想。

日本の平和が米軍によって守られているという嘘。アメリカはテロとの戦いだと、大量破壊兵器でもって世界にテロを仕掛ける国としてイラクを攻撃し、米軍の若者を4000人近く死なせている。

日本の「国家」をいま動かそうとしている連中は、この戦争に参加することがテロとの戦いだと肯定し、参加を合法化する法律まで成立させようとしている。
「米国家」にとって、これ以上アメリカの若者を死なせることは米国民が許さない。
今度は参加した各国の若者に死んでもらう番だ。
戦争への参加の費用も、殺される役割も肩代わりしてもらおうというわけだ。
搾れるだけ搾り取る対象から命まで差し出させることに。

そのための日本の憲法の改悪だ。
こいつらを当選させてきた我々民草も反省しよう。


鶏頭

2008年10月02日 08時35分46秒 | Photo
  稲刈りもすんで秋らしくなって鶏頭の花が咲いている。



鶏頭の花の赤はあまり好きになれない。
ほんとににわとりのとさかに似ています。
血のにおいがするような気がする。

   鶏頭の十四 五本もありぬべし    正岡子規

   人の如く鶏頭立てり二三本     前田普羅

   わが佇てる鶏頭佇てる間かな    池上浩山人

   をとろへてより鶏頭のおそろしき  谷野予志