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2022年は客観的な予想を心がけます。

ローズS(GⅡ)展望

2006-09-15 22:21:06 | 見解
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【ステラマドレード】
前走のラジオたんぱ賞3着は道悪でボコボコした荒れ馬場。道中は中団のインを追走。向こう正面で少しずつポディションを上げて行き、3~4角で一気に仕掛ける。直線入り口では勝ち馬と共に早めに抜け出す。最後は筒一杯となって差されたが、積極的な競馬と馬場の悪い内を通ったことを考えれば高く評価できる内容。前々走の前走の500万戦1着は開幕週だが、雨の影響で緩い馬場。慌てることなくジックリ中団で乗られると、ワンテンポ遅らせた仕掛けでズブズブの展開を制した。400㌔そこそこの小柄な牝馬だが、タフさと勝負根性を兼ね備えている。久々の一戦となるが、帰厩後は坂路で順調に乗られている。時計は元々、地味な方。大注目。

【アドマイヤキッス】
前走の優駿牝馬4着は14㌔減った桜花賞から増減なし。道中は後方で折り合いに専念。おっとりした気性でスムーズな追走。3~4角で2着馬とともにポディションを押し上げ、直線入り口では並びかける勢いだったが、そこからはジワジワとしか伸びず。4着を確保するのが精一杯だった。Yファビルの作る暴走ペースで距離のごまかしが利かなかった。前々走の桜花賞2着は叩き2戦目でマイナス14㌔。幾分、スッキリ見せていた。道中は後方で脚をタメる。チューリップ賞1着時と同じように勝負どころで馬7頭分、外目を通って進出。早めに前を捕らえると、一旦は先頭へ立つ。だが、ジワジワ伸びたところを勝ち馬にスッと差されてしまった。3歳牝馬では上位の力の持ち主であることは間違いない。
2ハロンの距離短縮はプラスで、あとは高速馬場への適性。

【フサイチパンドラ】
金曜日輸送の効果でプラス14㌔とフックラした馬体。下見所では落ち着いていたが、スタンド前発走のためイレ込む。これでは懸念された折り合いが難しいと思ったが、Yファビルの作った暴走ペースで、中団で折り合うことに成功。向こう正面まで併走していた勝ち馬より仕掛けを遅らせ、直線入り口の坂を上り切ったところでは鼻っ面を合わせるも、ラスト1ハロンで突き放されてしまった。レース前のイレ込みが悔やまれる。前々走の桜花賞14着は煽り気味の発馬。外枠だったため、焦った鞍上がテンに仕掛けて馬が掛かってしまった。これでかなり脚を使ったし、勝負どころでコイウタに被されては万事休す。緩むよりも持続ある流れで力を発揮するタイプ。その意味では小回りはいいはず。蓄膿の手術の影響はどこまで。

【ニシノフジムスメ】
前走の優駿牝馬5着は煽り気味の発馬。道中は掛かり気味の追走で向こう正面では前をカットされる不利。それもあって直線ではジリジリとしか脚を使うことができず。前々走の忘れな草賞1着は道中、超スローの流れを引っ張り切りの手応えで好位追走。上がり3ハロン勝負の流れを差し切った。行きっぷりのいい馬で、2000㍍はプラス。仕上がり良し。

【ソリッドプラチナム】
前走のマーメイドS1着は49㌔の軽量。開幕週ながら降雨の影響で下の緩い馬場。それを後方から一頭だけ違う凄まじい末脚で一気に差し切った。斤量に恵まれたとはいえ、古馬を一蹴した決め手は驚異的。前々走の白百合S2着は追い込み馬故に大外を通る不利。ラスト1ハロンの切れ味は光っていた。決め手ではNO.1の存在。平坦の中京もいい。あとは馬群を捌くことと、高速馬場で追い込みきれるかという点。

【シェルズレイ】
前走の関東オークスはダート戦で度外視。前々走の優駿牝馬7着は発馬直後に積極的に前へ。切れる脚が使えないことを考えれば最善策。3番手でしっかり流れに乗って、一旦は2番手まで追い上げて見せ場を作ったが、そこからジリ脚になった。中団からの追い比べでは見劣りする。中距離ならスッと先手を奪えて、そこから粘れる。小回り中京向き。時計の速い決着はどうかも、トリリオンカットの再現を期待。

【ヤマトマリオン】
前走の優駿牝馬13着は地下馬道から本馬場へ出る際に激しくイレ込み、馬が硬直して走れる状態ではなかった。前々走のフローラS1着は好位馬群を追走。スローということでギュッと馬群が密集しての追い比べ。直線入り口では前が詰まって追い出しを迷ったが、残り300㍍地点で前が開くとジワジワ伸びてゴール前で突き抜けた。その意味では小回り中京はどうかも、落ち着きがあればやれていい。

【サンヴィクトワール】
前走のFR12着は道中、中団の追走から勝負どころで外目を通って進出するも、そこから見せ場すら作れなかった。前々走のエルフィンS1着は締まった流れを後方からゆったり追走。大外から豪快な末脚で差し切った。好走と凡走を繰り返している。連続が利かず、気難しさがある。ただ、エルフィンS、未勝利戦を見ても分かるとおり、潜在能力の高さは疑いようがない。ゆったり追走できる2000㍍はいいだろうし、リフレッシュされたここなら。

【シークレットコード】
前走のオークスは半年ぶりの実践。しかも、Yファビルの作るHペースの流れでは、ガソリン切れして当然。前々走の阪神JF2着は中団馬群のなかを引っ張りきりの手応えで追走。直線で馬場のいい外目へ持ち出されると、鋭い伸び脚を使って2着へ押し上げた。デビュー戦は上がり3ハロンの切れ味勝負を中団から差し切っている。
 
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※写真はEコースで調教を終えたソリッドプラチナム号。