中央競馬徹底研究!

2022年は客観的な予想を心がけます。

競馬セミナー!

2006-09-04 23:44:15 | Weblog
 皆さんお久しぶりです。約2週間、更新を滞らせたことをお詫び申し上げまず。中京開催の今週から復活したいと思います。
 さて、今日は中日スポーツ主催の「競馬セミナー」へ参加してきました。
 これは中スポの競馬記者と普段は話せない紙面や馬に関する質疑応答などをする懇親会で、3月に続き2回目の開催でした。
 前回が落選しているだけに、当選ハガキが届いた時は〝ぶっ飛ぶ〟くらいうれしかったのを覚えています。
 参加者の方々は皆、熱心な競馬ファンで質問の内容も濃かったですが、さすがは腕利きの記者の方々。親切丁寧に答えられておりました。
そのなかで勉強になったのが、武田記者の言われた
〝逃げ馬は絶対落ち着いているほうが良い〟
でした。逃げ馬の場合、イレ込んでガーッと行ってしまうよりも、落ち着いていて一息入れられるほうが良い、とのことでした。
 これまでとは違った馬の見方を教えていただき、幅が広がりました。また、記者と関係者の方々の交友関係など、紙面では知りえない情報もたくさんあって、有意義な時間を過ごすことができました。
 そして、最後はお楽しみの抽選会。目玉は何と言ってもメイショウサムソンの日本ダービー最終追い切り時の調教ゼッケンです。
 そのほかにも、アドマイヤマックス、ニシノフジムスメなど、GI出走時の調教ゼッケンが出され、抽選番号を待つ身としてはドキドキもんでした。
 残念ながら調教ゼッケンは当たりませんでしたが、その後に行われた9月9日(土)中京競馬場特別来賓室ツインハット5階「鈴鹿」が見事当選しました!
 当日はGⅢの朝日チャレンジCが行われますし、普段は絶対立ち入ることの出ない空間なので、思う存分楽しんできたいと思います。

新潟記念(GⅢ)回顧

2006-09-04 23:24:08 | 回顧
2006/08/27 3回 新潟 6日目 晴(良)
11R サラ系3歳以上 農林水産省賞典新潟記念(G3) ○国際○特指(ハンデ) 芝2000
【馬場状態】Aコース。連続開催の7週目。さすがに内の馬場は荒れて外差し馬場。

12.6-10.9-11.5-11.5-11.8-12.3-11.9-11.7-10.6-12.4

【展開】軽量のシャーディーナイスが果敢にハナへ。2ハロン目から10秒9-11秒5-11秒5-11秒8と淀みない流れで新潟外回りにしては速い流れ。直線は横に広がっての追い比べ。

灼熱の太陽の元、充実期を迎えたトップガンジョーが重賞連覇を飾った。道中は11秒台が続く淀みない流れを後方で脚をタメる作戦。懸念された折り合いもピタリと付き、4角で馬場のいい大外へ。そこから追い出されると、ビュッと鋭い脚を繰り出して残り400㍍地点で堂々先頭へ。鞍上の左ステッキに応えて懸命に脚を伸ばす。早めの仕掛け分、最後は苦しくなったが、57㌔を背負って強い競馬だった。新潟、東京はこれで5勝目。直線の長い左回りは滅法強いし、淀みない流れでスピードの持続性を生かせたのも良かった。

51㌔の軽量牝馬サンレイジャスパーは懸命な追い込みを見せるも、僅かに届かず2着。道中は平均ペースの縦長の展開を中団から追走。4角で勝ち馬と同様にうまく外目へ持ち出す。スッと反応できず、勝ち馬に出し抜けされてしまうが、この馬もジワジワな長く脚を使って追い込んだ。直線の長い新潟で末脚を生かす形が好結果を生んだ。

3着はトップハンデ58㌔を背負ったヴィータローザ。道中は外枠から軽くアクションを起こして好位へ。これは鞍上が気を抜かせないことと、斤量を意識してのもの。厳しい展開をよく踏ん張っている。折り合いと馬込みに揉まれなければGⅢでは力上位。

1番人気に推されたスウィフトカレントは4着だったが、「サマー2000シリーズ」で同点のエリモハリアーを上位着順回数で上回り、初代王者に輝いた。道中は大外枠発走からスッと最後方で控える。懸念された折り合いだが、速い流れが幸いして何とかクリア。だが、予想以上に馬群から離れたために4角で外へ持ち出すことができず、馬群の内へ。そこからビュッと反応して先団へ取り付くも最後は筒一杯に。大外枠発走のため、下手に道中、動くことができないのは痛かった。

昨年の覇者ヤマニンアラバスタは5着。道中は速い流れを中団追走。4角で外目へ持ち出し、直線入り口では痺れる手応え。一旦は突き抜けるかの反応だったが、最後は伸びあぐねた。本調子には今一歩だったし、昨年から3㌔増の55㌔と苦手な速い流れと厳しい条件が揃ってしまった。

オースミグラスワンは大型馬の久々。今回は中団からの追走。直線で大外へ持ち出すも、伸びは今ひとつだった。大型馬だけに叩いての公算か。中途半端に行くよりも、タメて新潟大賞典などの競馬が合っている。

ヤマニンメルベイユは予想以上の速いペースに戸惑い、勝負どころで他馬に早めに進出される苦しい競馬。直線で伸びあぐねた。高速決着に実績にない点が出てしまったし。

トリリオンカットは見せ場を作った。シャーディーナイスの作る淀みない流れを2番手から積極的に追走。直線で一旦は先頭へ立つ。最後はさすがに止まってしまったが、展開を考えれば見所の多い内容であった。自己条件なら。

キーンランドC回顧(GⅢ)

2006-09-04 23:22:57 | 回顧
12.1-10.4-11.0-11.5-11.6-11.8
(33.5-34.9)

混迷を呈するスプリント界に新たなプリンスが誕生した。その名はチアフルスマイル。道中は淡々とした流れを、中団から気合いをつけながらの追走。1600~1800㍍を使われた後とだけにペースの戸惑いが懸念されたが、それは皆無だった。4角で前を射程圏に入れると、粘るシーイズトウショウを寸前で捕らえて差し切った。元々、定評のあった切れ味が、距離短縮で更に磨きがかかった。1ヵ月後のGI決戦へ向けて楽しみな伏兵馬が出てきた。あとは中山の急坂だけ。

実績、実力NO.1のシーイズトウショウ。道中は平均ペースの流れを3番手から余裕のある追走。勝負どころで2番手のGアローが脱落し、2番手へ。直線入り口で堂々先頭へ躍り出ると、そのまま押し切るかの勢い。だが、ゴール寸前で勝ち馬の切れ味に飲み込まれてしまった。勝負どころで絶好の手応えだっただけに、やや不満の残る内容。GIへ向けては輸送の問題が。

重賞連勝を狙ったビーナスライン。最後方でタメた前走と打って変わって、追っ付けながら中団を進む道中。決していい手応えではなかったが、4角では持ち直す。だが、内枠で馬群が固まったためにうまく外目へ持ち出せず、やむなく内を突く。スムーズな競馬ができず、正味ラスト1ハロンだけの競馬。そこから脅威的な伸び脚で急追するも、届かず。完全に脚を余した印象だ。それでも、函館SSで見せた切れ味がフロックではなかったことが証明できた。輸送、坂などの難材料は多いが、GIでも侮れない存在になる。