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2022年は客観的な予想を心がけます。

京都記念(G2)回顧

2012-02-12 23:09:33 | 回顧
12.6 - 11.7 - 12.0 - 12.0 - 12.0 - 12.2 - 12.4 - 12.0 - 11.3 - 11.8 - 12.4=2:12.4

(36.3-60.4-35.5)

厳寒期の淀。一度も緩むことのない一貫した流れを押し切ったのはトレイルブレイザーだった。3番枠から好発を決めると、スーッと馬任せで3番手に取り付く。前2頭が飛ばし、緩むことのない一貫した流れ。向こう正面では馬場のいい外めへ誘導する。3角で一旦はインに潜り込むが、4角からは外めへ持ち出して早めにスパートする。4角で堂々先頭に躍り出ると、直線は有力どころを置いて突き放す。ラスト1ハロンから2,3着馬が外から迫るが、ラスト100mから右手手前に替えてもうひと踏ん張り。ゴール前は2着馬よりも脚勢は上回っていた。鞍上としては、瞬発力勝負だけは避けたかったための早仕掛け。厳しい流れを正攻法で押し切ったのだから強いのひと言。底力勝負は望むところだ。天皇賞が楽しみになった。

 ダークシャドウにとっては先々が不安になる内容だった。1番枠からコーナーワークを利して1角からは4番手に取り付く。レースは2角からも緩むことなく縦長の淀みない流れ。実績のない距離だけに道中は手綱をがっちり抑えて控える競馬。そのため、勝ち馬が積極的に運ぶ3角手前でも手綱を抑えてポディションを落とす。4角からジワッと進出を開始させるが、外へ膨れ気味で右手綱を引きながらの誘導で馬場に脚を取られてトモを滑らせるシーンもあった。その分、直線は思ったほど弾けずゴール前は勝ち馬と同じ脚色になってしまった。折り合いに気を使う分、2000m以下のほうが競馬はしやすい。

 ヒルノダムールは久々を叩いて16キロ馬体を戻してきた。大外枠発走から馬任せ。1角から内に潜り込むことができず、道中はずっと外めを通らされた。最後方でジッと我慢し、仕掛けたのは4角から。直線入口で一旦は2着馬に馬体を併せ、ラスト1ハロンまでは競りかける。だが、そこから苦しくなって手前を替えてしまい、頭が高くなってしまった。58キロを背負っていた分もあるだろうが、物足りない内容。

 トーセンラーは久々で万全のデキとまではいかなかった。道中は馬任せで後方から。グンと重心を沈めた低い走りで脚をタメる。4角の下り坂からジワッと仕掛けを開始するが、バテた馬を捌くのに手間取り、手綱を引っ張るシーンがあった。そこで減速したのは痛かったし、直線も伸びずバテず。休み明けと不利はあったものの、物足りない内容。


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