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2022年は客観的な予想を心がけます。

朝日杯FS(GI)回顧

2005-12-13 00:17:56 | 回顧
【馬場状態】A→Aコース。開幕週は速いと感じたが、例年より時計の掛かる馬場状態となっている。野芝約8cm・洋芝約10~14cm。

12.8-11.5-11.6-11.5-11.6-11.8-11.1-11.8
S (35.9-34.7)(47.4-46.3)(59.0-57.8) 1:33.7

【展開】レソナルがハナへ立ち、テン3ハロン35秒9、4ハロン47秒4とマイル戦では遅いペース。2番人気フサイチリシャールが2番手で折り合いに専念。後半の瞬発力勝負。

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勝ったフサイチリシャールは出負け気味の発馬。二の脚で2番手へ。若干、行きたがる面を見せたものの、何とか折り合う。抜群の手応えで4角を回ると、素早い加速力で後続を突き放す。最後は2着馬に詰め寄られたものの、ギリギリ凌いだ。テンに行けるスピードに加えて終いも切れる脚を使える馬。マイルの速い流れよりは、2000㍍あたりでゆったり追走して終いを生かす競馬が合っているだろう。馬場と流れを考えれば勝ち時計は優秀。

2着のスーパーホーネットは道中、中団のインを追走。発馬後は若干行きたがったものの、その後はスムーズ。終始、経済コースを通って末脚を温存すると、直線で外目へ持ち出す。そこから一完歩ごとに鋭い末脚で勝ち馬を急追するも、クビ差届かず。ただ、終いの切れ味は一線級相手でも通用することが分かったし、見通しは明るい。

1番人気のジャリスコライトは残念ながら3着に敗れた。発馬後、鞍上が制御し切れずに行きたがる。4角で勝ち馬が動いたと同時に、同馬も進出。一旦は並びかけるシーンもあったが、ステッキを落とすアクシデントも重なり、最後は脚が上がってしまった。今回はキャリア2戦の〝若さ〟が出てしまった。

ショウナンタキオンは今日も出負け気味の発馬。後方のインを追走し、直線もロスなく内目を突く。直線入り口では2着馬と同じ位置取りだったが、アッという間に突き放されてしまった。久々の実践と急坂、速い時計決着が影響したのか。成長力が疑問視されているアグネスタキオン産駒だが、そこイメージを払拭させるためにも、同馬には頑張ってもらいたい。

5着は唯一のSS産駒ダイヤモンドヘッド。道中は最内枠を利して好位のインをロスなく追走。だが、勝負どころで勝ち馬がスッと反応して前へ進出したのに対し、同馬は手綱が動いて置かれ気味に。それでも、直線で粘り腰を発揮してジリジリ伸びるも、決め手の差を見せ付けられた。鞍上によれば「経験の差」とのこと。期待の馬ということもあり、今後の成長力を見守りたい。

ディープエアーは勝負どころで置かれ気味になりながら、直線でジワジワと差を詰めた。時計の掛かる馬場状態のほうが向く。

ダノンブエリは発馬後に躓き、最後方からの競馬。普通の若駒ならそこで戦意を喪失してしまうが、同馬は直線で最内を突いて最後まで伸びた。キャリア1戦を考えれば頑張っている。今後が楽しみ。

アポロノサトリは出負け気味の発馬で後方の位置取り。勝負どころで大外を通って進出。直線も大外だが、伸び切れなかった。鞍上によれば「外へ逃げ気味だった」とのこと。前走の直線でも、そのような場面があった。今後は精神面の強化が課題となる。現状では広いコース向きか。

予想は、◎→○→▲的中

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